2010年2月に父がおかしい、と気がついた。
数分前にした同じ質問を繰り返す。
一日中探し物をしている。
2ヶ月後物忘れ外来でアルツハイマーと診断される。
この時も父は自分で電車に乗り、降りた駅で病院までのシャトルバスに乗り換えて行ったのだ。
足腰は強く杖も必要なかった。
この頃は探し物ばかりしているので家族はかなり振り回されたが、他の面では生活に殆ど支障はなかった。
5月頃から顔が火照る、じっとしていられないほど暑い、と不安症状が出始める。
8月末母が入院。
父はまだ自分でタクシーに乗って病院に通っていた。
1ヶ月後母が亡くなる。
このことで42年間続けて来た介護、という大きな仕事が突然なくなったのだ。
森先生にすぐデイサービスに通い始めることを薦められる。
10月からデイサービスに通う。
慣れて来た頃週2回から3回に増やしたが、父はそれなりに楽しんでいたようだ。
食事は配食サービスを使っていた。
日中は一人。
姉が夕方仕事帰りに家に寄る。
2012年4月、父が肺炎にかかる。
人工呼吸器をつけるかどうか、医者に決断を迫られるが奇跡的に回復し退院した。
在宅でヘルパーさんの助けを借りながら一人暮らしをしていた。
が、父の病気に対する不安は以前よりも大きく、病院に戻りたいと言い続ける。
肺炎で入院していた病院の認知症病棟に3ヶ月近く入院。
この時点で父の要介護度は4になる。
そして7月に介護老人保健施設に移る。
ここは看護師が患者を言葉で虐待する(認知症患者を大声で怒鳴りつける)所で、施設自体の理念も考えられないようなお粗末さだった。
すぐに新しい施設を探し始め、10月には2件目の介護老人保健施設に移る。
この施設はすばらしい所だったが、場所がどの駅からも余りにも遠い。
その上、車でも道が凍結する冬には通えないところで、また新しい保健施設を探し始める。
数軒の施設を見学に行き受け入れられるのを待った。
ラッキーにも2012年12月に今のホームに入所。
翌年4月頃から幻覚症状が現われ、2階の4人部屋から3階の個室に移る。
幻覚症状がひどくなり、6月には森先生から抗不安剤が処方される。
この時点で他の医者からの薬のリストが、ホームから森先生には送られてなかった。
実は父はカユミ止めとして安定剤を2種類処方されていて、森先生から処方された薬と合わせて3種類、その上夜はデパスという抗不安剤を飲んでいた。
せん妄状態に陥りホームのスタッフが自分を殺そうとしている、と思い込む。
カユミ止めの服用をやめたあと、せん妄状態はなくなるが、しばらくは幻覚症状が続く。
この頃から身体機能が低下し始める。
これが抗不安剤によるものか、それともアルツハイマーの進行によるものなのか、両方なのかわからない。
今のホームのスタッフには、すばらしい女性職員が数人いる。
特に40代と20代の二人は安心して任せられる。
この二人は、心の底から入居者のことを考えていてくれるのがわかる。
あとの職員も親切だ。
園長さんも賢いし有能だ。
父のところにも毎日声をかけに来てくれる。
自宅ではとてもここまでのケアはしてあげられなかっただろう。
それでも、父が死んだら一生自分を責め続けるんだろうなあ。
9月のフライト。高いけどやっぱりまた戻って来ることにしよう。
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