2024年5月21日火曜日

京都で納骨

京都の日々は青々と(?)過ぎて行った。


毎年1度は行く大原


毎日姉の作る鍋を食べたり(姉のところでは鍋を作ってもらうことが多い)、内科を受診する合間に、せっせと観光地を廻る。


両親の納骨も無事終わり、建仁寺をゆっくりと歩いた。

祇園は外国人で混雑しているが、裏道は人通りが少ない


今までに京都の神社仏閣の多くを訪れたが、建仁寺は祇園にあるので敬遠していた。


が、訪れてみると建仁寺は素晴らしい寺だった。






建仁寺に入るには拝観料が必要だが、両足院には木戸を開けて、いつでも自由に出入りできる。



落ち着いた雰囲気の両足院



姉が両親を土に還した。


午前中は雨が降っていたのに、直前に止んだのだった。


お供えの花は芍薬にした(が、暑さですぐ萎れた)

母没後14年、父没後8年。



泣かずにお別れができた。



私もいつかはここに入るのだろうか。



それとも、カリフォルニア?



もしかしてコロラド?



アメリカにおける散骨は州ごとに異なるが、ほとんどの地域において散骨を制限する法令が定められてない。



もしかして息子たちが相談して、「親のお墓のこと考えるの面倒だから、ここでえんちゃう?」と次男の家の裏庭になる可能性もある。



大いにあるな。

「散骨した場所がわからなくなった〜」と言いそうだが


その次男は、またまた新しい殺処分寸前の白猫を引き取って来たらしい。



現在人間4人、犬1匹(秋には2匹)、猫5匹😱



そのうち、豚や鶏や他の動物も飼いたいそうだ。



ま、いいか。

私はコロラドのムツゴロウ王国に葬られても

2024年5月16日木曜日

青もみじと息子の家に新たに来たモノ

5月の京都は青もみじが美しい。


どこが一番美しいのだろう、と心の中で順番をつけたくなるが、なかなか難しい。


妙心寺にも行ってみたが(2度目)、イマイチ私にはピンとこなかった


南禅寺の青もみじが一番好きだ。


古い三門は高さが22㍍あり、三門の下から望むもみじが美しい。


夕方5時に行くと人がほとんどいなかった


毎年5月に京都に来たくなるのは、この青もみじを見たいから、かもしれない。


普段なら観光客が多いこの水路閣も人がいなかった


京都で青もみじ狩りをしている間、次男のビジネスが気になる。


去年辞めた会社でしていたことは、自分が得意な分野ではあるが、大企業の末端で働くことで自分は幸せにはなれないと感じ続けた。


自分が幸せだと感じること、ひいてはそれが家族の幸せにつながる、と次男は前々から言っていた。


なので起業した。


そして2日前勝負に出た。


丁か半か。


見守るしかない。


経過については尋ねないことにした。


助けを求められた時だけ応じる。


が、第一歩を踏み出して力が湧いて来たのか、今朝来たメッセージには驚いた。


「シェルターに行って猫を2匹引き取ってきた」だそうだ。



「人間には今後も懐かない可能性が高い」と言われたらしい


2匹は共に1歳になったところで、引き取り手がいず殺処分になるところだった。


アメリカでは黒猫は嫌われがちで、処分されることが多い。


寝ている時、目がどこにあるかわからないのでかわいくない、と思われるからだそうだ。


この2匹はワーキングキャットと呼ばれ、人間には懐かない可能性もあるそうだが、次男は動物好きなので、関係は今後変わっていくかもしれない。


「ワーキングキャット」とは、文字通り「働く猫」という意味で、ネズミの被害はもちろん、その他にも鳥や害虫から人間の食糧を守るために働く猫のことです。今も農家などで飼われることが多く、アメリカンショートヘアやメインクーンなどが挙げられます。対照的に、観賞用に作られたのがペルシャ猫に代表される「サロンキャット」と言われる猫で、その優美な姿は「生きている宝石」と称され、ヨーロッパの貴族たちに愛されました。(出典はこちら


次男は、先月シェルターで犬を引き取ったので、以前から飼っていた猫2匹を合わせると、家には5匹の動物がいることになる。


11月には仔犬が来る。


つまり、今年の秋には犬2匹、猫4匹がウロウロしていることになるわけだ。



まあ、今はとにかく日本を楽しもう。


日々青もみじを見たあとは、日本の美味しい食事を楽しむ。


京都にある三条商店街。


ここをゆっくり歩いてみたかった。



レトロなお店が多いこの商店街。


何もかもがなんとも言えず「古い庶民の京都」である。


高校時代を思い出した


レトロなお店で食べたタコライスは意外にもおいしくて、レタスもシャキシャキで目に染みる。


ここにも「The 京都」がある!


青レタス

2024年5月6日月曜日

息子の家に犬が来た

東京の青もみじを愛でる毎日である。


小石川植物園


そんなある日、突然次男からメッセージが来た。


北の丸公園


「シェルターに行って成犬を引き取って来た、家や家族を守る犬が必要だから。」


11月にそのための仔犬をブリーダーから買う予約をした、という話は聞いていた。


11月に迎える予定の超大型犬は、
家族を守るために作られた犬種らしい


自分のビジネスを始めます、と宣言し無収入になって7ヶ月目(と今書いてびっくり)。


息子のビジネスは成功するだろう、と確信している(ようにしている)。


とはいえ、現在健康保険だけでも毎月$2800を支払っている次男一家。


その今、犬のトレーニング費用だけでも出費が多いだろうに・・・とまずネガティブに考えてしまった。


が、迎え入れた雑種犬のこの顔。


この表情を見て、ちょっとやられてしまった。


いい顔してるではないか!

3歳ぐらいらしい


なんでも、シェルターにはたくさんの犬がいるが、この犬は子供に対して一番優しい犬だ、というお墨付きをもらったらしい。


そりゃ甲子園球場サイズの裏庭では、番犬は必要だろう。


もう30代の息子の心配をするより、自分の心配をしなければならない時だ。


最近何かを咀嚼する時、下唇の内側を噛むようになった。


毎日こういうお弁当を食っとります


これは、咀嚼機能の低下によるものらしい。


つまり、喉に何かを詰まらせないように気をつけなくなってきたわけだ。


身体もかゆい。


腕なんか掻き傷だらけである。

こういう掻き傷が増えて来た


新しい洋服やハンドバッグにも興味がなくなってしまったが、これは老化で物欲が減ったせいだろう。


それはいいことなのか、悪いことなのか考えものだな、と思い始めた。


物欲はあるうちが華なのだ。


食欲も、ね

2024年5月1日水曜日

心の中がザワザワする

今年前半の6ヶ月間、自宅にいるのは66日間だけのようだ。


今計算してみてわかった。


つまり183日のうちの121日は東京、京都、コロラド、のうちのどこかにいる。

コロラド上空

サンノゼ上空

成田上空


4月末日本に到着した時驚いた。


成田空港で、朝ご飯用のサンドイッチとお茶を買ったのだ。


なにしろZIP AIRでは、朝食が出ない。


夕食は$12であらかじめ注文できる。

機内ではスマホで食べ物を注文することはできる
値段もリーズナブル


夕食は前日までに注文しないといけない($12)




さて、成田空港で買ったこのサンドイッチとペットボトルのお茶。


あとで、カード明細を見たら、なんと両方で$2.50ではないか❗


これが問題のサンドイッチ


それまではドル高の恩恵を享受していたのだが、このカード明細を見た途端、それはなんとも言えない不安に変わった。


「大丈夫か?ニッポン・・・」

$4.38

$2.45

$4.54


これ以上の円安になったら、日本の若者、誰も子供なんか産まないぞ、と考えてしまう。

大手町では、どんどん新しいビルが建設されているが・・・


とにかく、こういうジプシー生活ができるのは、家族ともオンラインでいつでも話せるからだ。


が、自分がもうあと何年このジプシー生活ができるのかもわからない。


なんとも言えない色んな不安を感じながらも、春だけ食べられる桜餅ういろを、販売最終日だからと2本買ってくる自分。


12時間後には、この状態↓

「大丈夫か?ワシ」