2020年10月18日日曜日

コロナ禍の中での妊娠

マリーの妊娠は波乱含みだった。


妊娠8週目に、目の激痛を訴えるマリーを私が救急に連れて行った。


その頃イタリアでは『目の激痛』をググる人が激増したそうで、コロナの初期症状ではないかとも言われている。


実際マリーのそれがコロナの症状だったのかどうかはわからない。



その翌週私は空咳が始まり、その後それまで経験したことのないほどのひどい咳が続いたあと、嗅覚と味覚を失った。


私が一番心配したのは、私が感染したことから一緒に住んでいたマリーを通して、胎児になんらかの影響を与えたかもしれない、ということだった。


妊娠22週の時に、エコー検査でいくつかの問題点が指摘された。

  • 胎児の心臓に白い点が見える。
  • 腎臓が小さい。
  • 単一臍帯動脈、つまりへその緒の中に2本あるはずの動脈が1本しかない。
  • 胎児が小さい。


この症状がマリーから胎児への垂直感染だったら、と不安だった。



が、今のところ同時期のヒロよりはずっと小さいが健康に見える。




ナパバレーやサンタクルーズマウンテンの火事からの煙の影響で、
家族4人で散歩に出かけられる日が限られている


託児所からヒロがコロナウイルスを家に持ち帰る可能性もある、と考えヒロは9月9日で託児所をやめた。


アキが6ヶ月になるまでヒロは託児所に帰らない。


そして先週までは次男たちの家をリフォームしていて、業者が出入りする間家族4人でうちに避難していた。


なので私が子守をする時間も多かったが、これが疲れるの何の。



精神的なストレスも多い。


家で仕事をする夫。


孫#2妊娠のことを、7ヶ月まで義家族に知らせていなかったことに対する義家族の怒り(このことに関してはじっくり書きたい)。


お金のこと、などなど。



が、孫#2を含め家族全員とりあえず健康だし、何もかもポジティブに考えたい。


と事あるごとに考えようとするのに、なぜすぐネガティブな気持ちになってしまうのか。


ロックダウンのせいで、皆が色々と我慢しているせいだろう。


その家族のイライラ気分も原因の一つなのだろうか。

裏庭に出るのが好きなヒロ


夜になるとやっと自分の時間ができる。その時間には刺繍をする。


マリーのクリスマスストッキングはあと名前を入れるだけで完成
本当は白い布を使うべきなのだが、グレーしかなかった
名前部分は説明書ではブルーとなっているが、全体が地味なので黄色にする予定

アキのストッキングは4月に始めたが、目が疲れて進まない
余白がまだこんなに・・・


できあがりはこうなる予定
気が遠くなる・・・


ヒロのトラック愛はすさまじい。そして我が家に来ると裏庭に出たがる。


裏庭の東部分は野菜畑にしたいのだが、なぜかここを好むヒロに踏み荒らされる


私の息子たちも男子向け玩具が好きだったが、ヒロのトラック愛はすさまじい


一緒に裏庭に出ると、この2台のトラックが私に与えられる。




ショベルトラックで土を掘り起こし、ダンプトラックに積んで土を運べ、と言われ少しでも休むとKeep digging.(掘り続けろ)と言われる。



矢印の場所まで土を運べと命令される。何かの目的があるわけでもなく、ただただ土を掘ってダンプカーに積み込んで、それを5メートルほど移動するだけだ。


それを延々と繰り返さないといけない。


こんな強制収容所の労働の中にも、ポジティブなものを見つけたい

2020年10月2日金曜日

次男とマリーに第二子

半年ちょっと前、3月下旬に初めて鍼治療に行ってみた。

鍼灸師マイク(台湾人)のカウンセリングを受けたあと施術をしてもらうためだ。

カウンセリングには問診、舌診、脈診、腹部の触診が含まれる。

コロナ感染から回復した後だったので、万が一まだウイルスが体内に残っているとマイクにも感染の危険性があるかもしれない、と伝えた。

が、大丈夫マスクをして手の消毒をすれば問題ない、とマイクには言われていたのだった。


診察のあと言われたのは以下のこと。

  • 婦人科系癌はない。
  • 脳の問題もない。
  • 心臓と肝臓が少し弱っている。今後改めてほしいのは、オリーブオイルとカノーラオイルを高温にして使わないこと。オリーブオイルは低温でのみ使っても良い。それから心臓がバクバクするような運動をすること。
  • 冷たいお水を飲まないこと。
  • 肺に古傷が残っている。肺炎の後遺症と思われる。
マイクの説明は図も描いてくれてわかりやすかった


今後も体温を朝晩同じ時刻に測り報告してほしい、と言われたが、その後の治療には通わなくても良い、と言われた。

マイクのことは同じ台湾人で青山に鍼灸院を持つ方のブログで知り、仕事のストレスなどを抱えた次男に薦めた。次男は1年ほど通っていたが、コロナが流行り始めてからは行けなくなりがっかりしている。

そのマイクのところに腹痛を訴えるマリーが緊急で治療をしてもらいに行った。

実はマリーは1月に第二子を妊娠したのだ。

妊娠4週間のマリーの脈診から、マイクは胎児の脈も感じ取ることができ、『赤ちゃんの性別を知りたい?』とマリーに聞いた。

4週間の胎児の性別がわかるものなのかしら、と半信半疑のままマリーは知りたい、と答えた。

『男の子ですよ。』と言うマイク。


その話を聞いた私は思った。

ひえええええ〜。ヒロ#2が生まれる?

あのすさまじく活発で、ヒックリ返って泣き叫び、本当に手のかかった(まだ少し癇癪を起こすことはある)ヒロ。

そんなヒロと同じような子が、ヒロ#2が生まれる可能性があるわけ?





私の息子たちの幼少時よりも数倍(もしかして数百倍?)活動的なヒロ

いや、男の子でも穏やかな子の可能性もあるだろう、と考えることにした。

それに妊娠4週間の脈診では確実ではないし、もしかすると手のかからない女の子かもしれないではないかとも思ったりする。





そして早回し・・・⇨⇨⇨⇨⇨





母の命日に生まれたアキ
男児!!