2020年1月28日火曜日

追突されたレクサスはリースした車で、3年後にはレクサスのディーラーに返すことになっている。買った車であろうとリースした車であろうと、私は自分の車に全く愛着がないし、加害者に同情はしても怒りは感じない。

が、『ったくもう面倒なことよ。』と日々思う。

結局修理費は$9300!
(一応加害者の保険が会社が支払ってくれるようだが、まだいざこざは続きそう)

保険会社に電話しても、担当者の留守電にメッセージを録音するだけ。折り返しなんてかかってこない。

メールを出しても返事はこない。とても態度が悪い。アメリカで大手と言えるアルファベットを3つ並べたこの保険会社に、日々ムカついている。が、アメリカはそんな国だ。会社のイメージを落とすようなことをしてはいけない、なんて殊勝な気持ちを持ちつつ仕事をしている人なんてあまりいないだろう。

サンフランシスコのマンションだって、内覧の時ガラスに傷があることに気がつき、交換してもらうことになったが、最終的に正しいガラスが入るまで、業者は8回来た。7回間違ったサイズのガラスを持ってきたのだ。正しいガラスが入ったのは2年後だった。

こんなのアメリカでは日常茶飯事のことで、怒るだけ損だ。月曜日に家具が配達されます、と言われて仕事を休んで待っていたのに結局家具は届かなかった、というようなことは何度も経験した。

私の保険会社は全く連絡してこないが、加害者の保険会社からは毎日のように電話がかかってきたり、FaceTimeまでしたり、とこれも面倒なことだ。

などなど、ネガティブな感情ばかり書いてしまったが、このところ空をよく仰ぎ見てため息をつくことが多い。

カリフォルニアは空が大きいので、層になった雲を見て色々考える

ふうむ。雲ってこんなにおもしろいものなんか。

そういえば、12月には富士山の横になんともユーモラスな雲が浮かんでいた。こんなに低い位置にある雲なんて見たことない。

これは東海道新幹線の窓から見た富士山のすぐ右横


一生に一度見られるかどうか、というようなおもしろい雲でシャッターを切りまくった。

小田原付近のまるで手の届きそうな雲


この地域で車がない生活はやはり無理で、結局トヨタカムリをレンタルしているのだが、せっかくSUVを3年契約でリースしているのに、修理期間中は使えないことにイラつく。今は引越しの荷物を移動することが多い時で、SUVは必要なのだ。

が、加害者の女の子の車はボンネット部分が完全に壊れてしまっていたので、多分新しい車に買い替えになるだろうし、それに比べたらまあ仕方ないか、と我慢できる。それにしても、彼女の保険は来年どこまで値上がりするんだろう、と他人事ながら心配になる。

両親の介護をしていた頃、いつも橋から加茂川を見て真っ暗な気持ちになっていた


心配事はまだまだある。サンフランシスコのマンションは無事売れるのだろうか、次男たちはいつ自分の家が買えるのだろうか(我が家を出て行くのだろうか・・・)。


サンフランシスコに今不動産物件は少ないということだが・・・

少なくとも長男はサキとサキ母の家に3人で住めるから良かった。長男の住んでいる街は2019年カリフォルニア州安全な街第1位に選ばれている。

来週は長男の住む家でスーパーボールをテレビ観戦する予定

長男とサキの仕事に関しては色々気になるが、二人とも健康なのだからそれだけでもありがたいと思うべきだろう。

長男がハワイ出張の折撮ったという写真(この空はハ♬ワ♬イ♬!!という感じ)

下の雲を見たのは、今朝修理工場から来たメールを読んだ直後だった。メールは『約束通り車の修理は2月10日に終わりますよ!』という内容。いや、約束は2月3日だったはず。

1週間延びるわけ?

ムクムクムク(黒い感情)

2020年1月23日木曜日

ステージング

このところサンフランシスコのマンションを売りに出す準備で、1日10時間ぐらいの労働を続けている。

まず、ペンキ塗り。

3年半ほど前にマンションのリビングルームと書斎をパウダーブルーがかったグレーにしたいと考えた。ペンキの色見本(小さな紙製のしおりのようなもの)をあちこちのお店でもらってきて壁に当てて試してみたが、一番気に入ったのがHome DepotというDIYのお店で扱っているラルフローレンのペンキだった。ところが、もうラルフローレンのペンキはお店で扱うのをやめたところだということ(あっても高い)。が、同じ色のペンキをHome Depotのペンキを数色混ぜて作ってくれる、というのでサンプルサイズで4分の1ガロンを作ってもらった。

サンプルが気に入ったので、もう少しクオリティの高いKelly Mooreというペンキ専門店にサンプルのペンキを持って行き、同じ色のペンキを作ってもらって塗った。そしてその色は私の好みにぴったりで、見るたびにこの色を選んだ自分を自画自賛していたのだった。それもDIY店で作ってもらったペンキなのでずっとずっと安くできた。

ところが、マンションは北向きで暗い。売りに出す前に少しでも明るくする必要があり、白く塗ることを不動産業者(エージェント)から提案された。




ペンキ塗りが終わったあとは、マンションを見に来る人に『自分ならこの部屋をこんなインテリアにして住みたいなあ。』とイメージしてもらうために、リネン類やシルクプラントなどを買った。これはStagingステージングと呼ばれる。ステージングのために、クローゼットは空にすること、暗い家具は置かない、キッチンの食品庫なども床部分には何も置かないこと、などなどしないといけないことはエンドレス。

床にペンキがつかないようにカバーしてはいたが、それでも少しついてしまう
爪楊枝を買ってきてほじくる作業の所要時間が2時間以上

空の状態の部屋に、家具を含む一切合切の物を運び入れてするステージングは$8000から$10000以上。つまり80万円から100万円!私たちは最低限に近いステージングを頼むことにした。

ペンキ塗りがすんだあとの書斎は現在こんな感じ
少しでもスペースがあるように見せるためにデスクは小さな物に換えた


そのステージング費用の見積もりが昨日届いた。不動産業者がデザイナーと共に部屋に来て見積もりをしてくれたのだ。2ヶ月で$2250ということ。2ヶ月で売れない場合、その後追加料金が毎月$450。

さて、そのステージングリストは下記の通り。

Kitchen

.  Artwork
.  Towels
.  Accessories

Living Room

.  Side Tables
.  Lamps
.  Artwork
.  Throws/pillows
.  Accessories

Owner provides:
.  Sofa
.  TV
.  Coffee Table
.  Arm Chair
.  Mirror
.  Plant

Dining Room

.  Dining Chairs (4)
.  Table Runner
.  Accessories

Owner provides:
.  Dining Table
.  Bar Stools

Study(書斎)

.  Bench
.  Artwork
.  Tall Plant
.  Lamp

Owner provides:
.  Desk
.  Chair
.  Plant

Master Bedroom

.  Pillows/Throws
.  Artwork above the bed and above the dresser
.  Accessories
.  Plant
.  Lamps

Owner provides:
.  Bed & Frame
.  Bedding/Sheets/Coverlet
.  Dresser
.  Nightstands
.  Bedside Lamps

Guest Bedroom

.  Nightstands
.  Headboard
.  Lamps
.  Pillows/Throw
.  Artwork
.  Accessories

Owner provides:
.  Queen Bed & Frame
.  Dresser
.  Sheets/Pillowcases


Outdoor(ベランダ)

.  Plant
.  Rug
.  Pillow

Owner provides:
.  Chair
.  Table

Bathroom

Bathrooms will be kept minimal and clutter free.
Fresh Towels
Bathroom accessories
Artwork


つまり、Owner provides:が私たちの置いておく家具類で、あとの家具、ラグ、タオル、クッション類、絵、照明などのアクセサリー類をデザイナー(この場合stagerステージャーと呼ばれる)が持ち込んで飾ってくれるということだ。

キッチンのカウンターの上には何も置いてはいけないというお達しが出た

2LDKプラス書斎で120㎡のこの部屋は、日本の基準からするとまあスペースがある方かもしれないが、少しでも広く見せるためにステージャーがどうデザインしてくれるのか、ステージャーの腕の見せ所。

とても興味深い。


サンノゼの家のステージングもお願いします

2020年1月14日火曜日

・・・

追突事故のあと自分で運転して出かける気力がなくなってしまった。とにかく平穏な毎日が過ごせたらそれでいいのに、災害は向こうからやってくる。

なんつ〜か、雲まで心をザワザワさせる


年をとったせいか自分の中で感情の起伏が乏しくなってきたなと感じていた。追突された時も、心の中が煮えくりかえったと書いたが、考えてみるとそれは嘘だ。はあああああ〜、面倒なことになったとは思ったが、煮えくりかえったわけではない。

さすがに加害者に『あんたのせいよ!』と食ってかかられた時は腹も立ったが、そのあとは、とにかくこの場から逃れたい、という気持ちしかなかった。

だから、保険会社からもし腰痛があるようでしたら、加害者の保険会社と交渉して医療費を出してもらうようにします、と言われた時も『もういい。』と思っただけだ。別に医療費をもらってマッサージや鍼に行きたいわけではない。加害者の車は廃車になるのだ。その上私の車の修理費や医療費で21歳の女の子の保険額を増やしてしまうのはかわいそうだ。

こういうことは因果応報で、私がここで『うまくやった』と友人Y子のように数千ドルの医療費をだましとったりすることは、あとで自分につけが廻ってきて痛い思いをすると信じている。

車が修理工場に入っている間のレンタカー料金ももういい。外出しないで、家の中を片付けることに専念しよう。

両親の介護があった頃は、悲しみや絶望や怒りや焦燥感など、毎日心の中のアップ&ダウンが激しかった。が、今の私は大きな感情の起伏が減ったようだと書いた。四六時中『・・・』という状態になっているような気がする。『!』という状態がもうなくなった?

これは認知症の初期症状なのだろうか。そういえば、最近人との会話が面倒と感じることも増えた。こうして黙々と毎日が過ぎて行き、認知症は進行していくのだろうか。

2月に売りに出すサンフランシスコのマンションはpresentableつまり、人に見せることができるような状態にしないといけない。土日2泊でトラックを借りて家具をサンノゼの家に動かした。少しだけ残しておいて、あとはstagerと呼ばれるデザイナーに入ってもらって、部屋を少しでも魅力的に見せるためにデコレーションしてもらう。

自分でできるデコレーションは自分ですることで、デザイナー料金を節約したいが、これがなかなか難しい。それでも近所のディスカウントのホームストアで毛布やタオルなどを買ってくる。デザイナーに全て任せると$8000(90万円ほど?)だそうだ。

DKNYの布団セット、タオル、UGGの毛布、りんごを入れるお皿、
ブルーのクッション、蘭の花3鉢で$240


バスルームはこういう殺風景な状態から

蘭の花とタオルだけで雰囲気が変わる

ゲスト用バスルームにもTrader Joe'sで$10しない蘭を買う


トラック3往復で移動したものは、シングルサイズのベッドマットレス2つ、長さ2メートル強のソファ1台、ダイニングチェアー5脚、本棚、デスク、大きな額縁、高さ2メートル以上の鏡、ワインラック、おもちゃ、寝具、などなど。


鏡をトラックに運ぶ夫と次男

鏡もソファも2メートル以上の長さがあるので、荷台に収まらない

まだまだ家具も荷物もある。特にクローゼットは空にした方が、家を見に来てくれる人への印象がいいそうだ。

クローゼットも空にしないと収納が少ないという印象を与えるそうだ


毎日毎日ペンキ塗りや引越しや車のことで気が重い。でも、マンションが売れて次男たちの家が見つかるまでだ。もしかしたら掘り出し物の家が突然売りに出てきて、夏までに決着がつくかもしれない。それまでの我慢だ。

いつも通り淡々と・・・淡々と・・・生活していくのだ。

せっかく時間をかけて塗ったラルフ・ローレンのスモーキーブルーのペンキも
上から白で塗り直す


サンフランシスコには生活必需品がどんどんなくなっていくので、次男、マリー、ヒロもこれからは毎日サンノゼの我が家で暮らすことになるが、夏まで・・・夏まで・・・と自分に言い聞かせる。家中が家具とおもちゃだらけだし、ヒロから隠すためにピアノはダンボールとフェイクプラントで囲まれている。

この家に平穏『・・・』はもうなくなった。

ファミリールームはソファ3台、ヒロのテーブルセットなどで満杯


が、マリーが言う。

「私たちが家を買って引っ越したとしても、毎日ご飯はここに食べに来ていい?そのあといつ家に帰ることになるのかしら。夕食のあと私たちは自分の家に帰るわけ?それともヒロはここでお風呂に入れて、そのあと帰ることになるのかしら?」

次男が言う。

「ってことは、家を買う必要ある?いっそのことここで同居すればいいんじゃない?」

マリー「あ、ホント、そうよね〜。」


!!!!!

2020年1月10日金曜日

性善説・性悪説

12月。日比谷ミッドタウン。林家新兵衛。

京都の甘味処らしい


Mささんと話す。日本人は性善説、つまり基本的に善が本性だが、アメリカ人は性悪説、つまり悪が本性だ。だから、他人を信頼できない。お店でも店員さんを信用できない。何かが壊れて修理してほしくても、修理屋さんは基本的に約束を守らない、修理はしてもらえない。こちらもお店の人と話す時は店員さんに信頼感を持てない。などなど。

いや、すばらしい人はたくさんいる。アメリカ人はフレンドリーな人が多いから、全くの他人同士でもお店や病院などでお互いににっこりと微笑み合い、袖振り合うも他生の縁、よりももっと親しく話す機会も多い。ほとんどのアメリカ人も本性は善であると信じたい。

が、アメリカで何かが起きた場合相手に負けてはいけない、と無意識に心を鎧兜で固め自分を守ろうとする。

今日そんな場面があった。

11時15分前、友人との待ち合わせ場所に向かっていた。高速道路に乗る直前のいつも渋滞している道路で、後ろの車に追突された。私は追突した車のドライバーに路肩に車を寄せましょう、と合図しながらiPhoneを取り出す。路肩に車を寄せるふりををしながら逃げるドライバーが多い国だから。

追突してきたドライバーはちゃんと路肩に車を停めたが、私は自分の車を降りて彼女の方に向かって歩きながら、心の中が煮えくり返っていた。新車を傷つけられたこと、これからの保険会社との連絡、修理に伴う煩雑な手続きの数々。

バンパーが落ち、衝撃で後部が損傷しているだろう私の車


が、追突ドライバー(推定20代)は私に向かってギャンギャン叫び始める。

「急停車したでしょ!あんたが急停車したからぶつかったのよ!!(英語)」だそうだ。

この人は感情的、もしかして暴力をふるうかもしれない、と私の中で『アメリカ人性悪説』赤信号が点滅し始める。だから、まずは追突車の写真を撮ることにした。そのことに追突女性激怒。

私に写真を撮らせまい、とiPhoneを取り上げようとする追突ドライバー
彼女の2013年トヨタは廃車になるだろう

私は説明する。「あのねえ、事故った場合お互いの車や状況の写真と車両保険の情報は必要でしょ?今回の場合あなたが有責だと言うのはもうはっきりしてるんだから、まずは写真を撮りますね。」

が、追突ドライバーは感情的にこの事故は私の責任であり、自分に落ち度はないとわめきまくる。そして、泣きながら母親に電話をかけ始める。

私もここは状況を見ておく人がいる方がいいと判断し、警察(311)に電話するが怪我人がいない場合、警察の出動はもちろんない。お互いの情報を交換して二次災害に合わないように気をつけてね〜と明るく電話を切られる。

ではこんな時はボーイズの出番だ。職場が超フレックスな次男に電話するが、職場のジムでエクササイズをしているらしく、出ない。長男に電話する。『保険と免許証の情報をちゃんと交換するように。』というアドバイス。おお、そうか。確かに免許証の写真は必要だ。そのうち次男から電話があり、職場からすぐ駆けつけるからハザードライトを点滅させて待つように、ということ。

数分後、追突ドライバー母が到着。母はリーズナブルな人らしく、ちゃんと挨拶して自分から保険の情報を呈示してくれる。次男とマリー到着。次男がすぐに保険会社に連絡し手続き終了。私に「救急病院に行っておいた方が良くない?多分今はアドレナリンが出てるから感じないと思うけど、もしかしたらどこか怪我をしているかも。」と言う。

ふむ。そう言われれば腰が少し痛いような気がする。が、これはインフルエンザのあと怠け癖がついてほとんど歩かない生活をしていたのが原因ではなかろうか。日本から帰ってすぐ家中を掃除して疲れすぎたのだ、もっとゆっくりするべきなのだ、としばらく怠けていた。

日本から帰ってくると家中埃だった

調理台は全てこんな感じ

が、と考える。

ここで救急病院に行っておいて治療が必要だった、という証拠作りをしておく?追突ドライバーの保険会社が、私に何か治療が必要な場合治療費も全て負担しますよ、マッサージ、鍼、なんでもオッケー!なんて言ったりしないだろうか。そうなったらマッサージなんか毎週ただで行けるかも?と私の中の性悪たる部分が囁く。

実際友人Y子は一昨年追突された時、加害者の保険で以前から悩まされたいた肩こりマッサージ代を4ヶ月払わせたと喜んでいた。が、やはり『20代の女性にそこまで支払わせる、というようなかわいそうなことはしたくないな』と性善が性悪を制す。

そうだ。こんな時、日本人のいいところを見せるのだ。追突ドライバー女性も『あ〜、追突被害者が日本人で良かった』と思うだろう。

一応大事をとって救急病院で検査だけはしておいてもらったが、問題はなかったのだし。

いつものように日本人のすばらしさをアピールしてきました

2020年1月1日水曜日

✔︎マーク

日本のみなさま、あけましておめでとうございます。

アメリカのみなさま、2019年の目標を達成するための時間はあと数時間になりました。

不定期と呼ぶのもおこがましいほど、この何の役にも立たないブログを読んでくださってありがとうございます。2020年はもう少し更新したいものです。

ふむ、まずこれ(ブログ更新)を2020年の1つ目の目標に掲げようではないか。そして達成した目標には✔︎をつけよう。いやいや、そんなことをしても無駄だ。何か一つだけでも達成できれば良しとしよう。

2019年は終わり方が悪かった。私の責任で家族に大きな迷惑をかけてしまったのだ。

12月24日に日本から帰国し、体がフラフラしながらも25日に例年通り家族で集まりクリスマスパーティを開いた。そして、これが間違いの元だった。

私はインフルエンザにかかっていたのだ。

目の調子が悪くなったり、何度か体調を崩しがちになったりして、やはり年齢を感じるようになった今回の日本。

が、東京にもいい(拝観無料の)場所を見つけた
九品仏浄真寺

無事サンフランシスコ空港に日本からどっさりと買って来たお菓子と共に着いたはいいが、日本からは同時にインフルエンザ菌も持ち帰っていたのだ。

そんな中、12月27日にはSan Ramon市役所で、長男とサキが結婚した。その日の早朝から具合が悪くなり始めた私は、市役所の職員がバルコニーであげてくれる式に、マスクをしかろうじて出席できた。

これが長男とサキにぴったりの簡素な、それでも味わい深い式で全員大満足だったが、翌日から夫、長男、そしてサキ母がインフルエンザでダウンしてしまったのだ。

左からサキ、結婚式をあげてくれた市役所職員、長男、証人となった次男とマリー

10年の永い春のあと、やっと腰をあげた長男とサキは幸せそうで、誓いの言葉を交わす時サキは涙ぐんでいたのに、その後の二人の休暇を台無しにしてしまった。それに関しては本当に申し訳ない。

私のウェディングドレスを貸してあげる!と言うマリーに、
普段の洋服でいいからと何も特別なことをしなかったサキもきれいだった

とはいえ、『この二人、婚約したのはいいものの(2017年5月)一体結婚する気はあるのだろうか』と一緒に気をもんだサキ母とも胸をなでおろした2019年末。

これだけでも良い年だった、と締めくくりたい。

具合悪過ぎて、式後の食事会には参加できなかったのが心残り・・・

いや、待てよ。私的にはもっと大きな達成感を持つ出来事があったのだ。8月末から始めたRogaineをつけての頭頂部マッサージ。4ヶ月後の今、額生え際はかなり増毛し、頭頂部から前髪にかけて膨らみが出始めたのだ!

✔︎チェ〜〜〜〜ック!