2020年6月20日土曜日

Sense of Accomplishment

次男家族が引っ越して寂しいような楽になったような、複雑な心境 (mixed feelings) になっている。



私が初めてアメリカに来たのは1979年。以来41年が過ぎた。


時々日本語が出ないことはあるが、まだまだ日本語は普通にしゃべれるという自負はある。



なにしろ姑がブロークン英語と日本語をちゃんぽんでしゃべる人で、79年に初めて会った時びっくりした。


小さな子供に向かって『ユーはボーイなんだから泣くな!』などと言ったりするのを聞いて、『何年アメリカにいても、絶対日本語をキチンと喋るようにするぞ』と、私は決心したのだった。



が、日本語よりも英語の方がしっくりくる言葉もある。


その中でもmixed feelingsやsense of accoplishmentという言葉はいつも英語で浮かんでくる。


後者は達成感という意味だ。




このところ、達成感を持つことが少ないから気分が滅入るのかな、と思ったりする。


なにしろ自分が二の次になる生活をしていた。


去年の6月に次男家族がサンノゼの我が家に引っ越して来て以来、片付けと食事の支度が大変で生活が一変した。


今年の3月からは夫、次男、マリーが自宅勤務になり、その上ヒロの託児所も閉鎖され、四六時中5人がワサワサと家の中をうろうろしていたのだ。



6月の最初の週、ヒロの託児所が再開し、その週末次男たち家族が引っ越して行った。


彼らの家は我が家から2キロ強。


歩いて23分、車で4分弱。


近いが同居と別居は全然違う。次男は初めて自分の家を持ち毎日楽しくて仕方ないようだ。


が、DIYの人ではない彼は父親に頼っている。


夫も嬉しいのか毎日次男たちの家に行っては、照明をつけたり庭の手入れをしている。

築60年以上の家はシロアリ被害があり
テントをかけてシロアリ退治をした($3700)

テントの殺虫剤のために家廻りの植物は全滅

                                        枯れたブーゲンビリアを取り払った壁と、庭の真ん中にあった大きな木株


                                                                                    夫が木株を掘り起こす

木株ゴン(gone)姑風


これは薪を積んでいた物置、シロアリ被害をもたらすので取り払う



これは側庭






ガレージには古いキャビネット類が取り付けられていた




夫が取り壊してゴミ焼却場に次男と運んだ




                                            ガレージは骨組みまでに解体し、今後壁を作る業者が入る予定

                                    おとといまでは電気技師さんが2日間家中の配線工事をしていた($3800)



これ以降の費用は見積もりで、すぐに始める工事ではない。


次はcompromised(切り倒すしかない危険な状態)オークの木を市役所から
permit(許可証)を発行してもらい、その後業者に切り倒してもらう($4000見積もり)


子供用バスルームをリフォーム(1万ドルから1万5千ドルぐらい?)





芝生と木々維持費はまだ予想がつかない







テントで枯れた植木


次男が植木を切ってannual(一年草)を植える




次男は植木を切ったりIT機器をインストールするのは率先してするが、照明機器を取り替えたり、屋根に登って煙突の修理をしたり、トイレを新しいものと交換するのは父親に頼っている。


暖炉を使う予定はない、ということだが



今後習得していくのだろうが、この辺は家中の修理を一人でしてきた長男に比べてまだまだ経験不足。

日曜日は長男とサキ、そしてサキ母が住む家の
裏庭のジャクジーを取り壊す作業に駆り出された夫


私は突貫工事の騒音を測っていた(最大100デシベル)




長男と夫がジャクジー機器を全て取り払うのに、猛暑の中5時間ぐらいかかった
業者に任せた場合の費用は推定$1000ぐらい?


長男と夫がジャクジー機器を全て取り払うのに、猛暑の中5時間ぐらいかかった
業者に任せた場合の費用は推定$1000ぐらい?

息子たちの家の修理に週末をつぶされても嬉々として手伝う夫、サキ母がそんな夫の様子を見て感嘆する。『XXX(夫の名前)って貫徹する人なのね〜。すごい!やり遂げるのね。XXX(長男の名前)も色々工事するけど、誰よりもずっとずっとすごい!』とちゃんと褒めることを忘れない気遣いの人、サキ母。

今我が家の男たちは達成感を楽しんでいるようだ。人間は何かを達成することで喜びを得て、クヨクヨ悩む事も忘れ、次の目標に向かって突き進むことができるのかもしれない。

いや、私だって達成感は日々持つようにしていますよ。ほら、去年日本で買ってきた毛玉取り器。捨てるしかないと思っていたスカートも、シコシコと毛玉とりましたよ。


ほ〜ら、この通り。

達成感、プライスレス

2020年6月13日土曜日

ポジティブに

家の中にこもって自粛生活をしているというのに、あっという間に時間がすぎる。



このままあっという間に90歳になって、父が死んだ年齢に近くなるのだろうか。



その頃私はどこにいるのだろうか。



もしかしたら日本にいるかもしれない。




なんだかこのところ全てがうまくいかない。



どうも今年は厄年なのだろうか、と以前にも書いたが色々と続けて起きる。



お正月はインフルエンザAと膀胱炎で寝込んで、そのすぐあと運転していた車が追突事故に合い、コロナに感染し、売りに出したマンションは希望価格より100K安く売れ、その後も家族の中で色々と問題が起きる。



が、このシノビーのブログを読んでいて、ハッとさせられた。



事実は一つ、解釈は無限。



そうか。私はどうもネガティブにばかり考えていたようだ。



毎年お正月は家族で集まって新年会をすることでとても疲れていたのだ。



インフルエンザにはかかったが、たまにはゆっくりと過ごすお正月も良かったのでは?



追突事故は修理に2週間かかる、修理費は$2500と言われていた(加害者の保険会社が支払った)のが、最終的には2ヶ月かかり、修理費は1万ドルかかったらしい。



保険会社との話し合い期間はストレスだったが、2ヶ月間レンタルの車(事故にあった私の車と全く同じ車種)が支給された。



自分の車を使わなかったのは車を消耗するわけでもなく、良いことだったのではなかろうか。



コロナに感染したことは、後遺症がどのくらい残るのかまだ研究段階なので不安はあるが、多分重症化していないので大丈夫だろう。



今はどこに行くにも感染の不安がない(ならいいが)ので、安心している。

ヒロも1週間前から託児所に復帰した(足がデカい)




マンションは希望価格で売れなかったが、3月中に契約がすんだのは良かった。



その後の経済の落ち込みと、家を見せることがむずかしくなったことで、売るのは少しむずかしくなっている。

2月にサンフランシスコのマンションの荷物を全てサンノゼに運んだ


そして次男家族にもいい家が見つかって彼らも引っ越して行った。

これは彼らの家のファミリールーム


築60年近い家なので、あちこち修理する部分が多いがとりあえずすぐ住める状態だし、次男は長い休暇を取って嬉々として家を修理している。

カーペットは新しいのが入っていたが、ディープクリーニング

寝室のうち2部屋はポップコーンシーリングと呼ばれる古い天井だったので、
アスベストが含まれていないかどうか検査をしたあと、はがした


ポップコーンシーリングをほぼはがし終わったあと、
次は業者に入ってもらい天井の漆喰を塗り直してもらう予定



自分の考え方が問題なのか、今私は色々な悩みを抱えかなり辛い精神状態に陥っている。



これも解釈は無限にあるのだから、一つの事実をポジティブに解釈するようにせねば、と1日に何度も自分に言い聞かせている。



日本にも早く行きたい。



日本で買うスキンケア用品や、食べ物やキッチン用品などそろそろ必要になってきた。



4月初めに日本に行く予定だったから、何もかもの在庫が少なくなってきて危機感を持っている。



ムシューダも必要ダ。




今のところ7月には眼瞼下垂のセカンドオピニオンを聞くための形成外科の予約もあるが、行くことはできるのだろうか。



あまりに気分が落ち込んで泣くことも多い。



が、ポジティブにポジティブに、と自分に言い聞かせながら生活している。



なのに、これを見た途端、また涙が出そうになった。

この言葉が突き刺さる・・・