毎週火曜日は友人Yとショッピングモールに行く。Yは仕事をしているので、お昼に待ち合わせてデパートの前にあるカフェでランチを食べる。そこには持参のランチを食べているモールで働いている人がたくさんいるのだが、カフェでコーヒーを買わずに無料のお水だけをもらって飲んでいる人もいる。日本人はこういうことしないよなあ、といつもびっくりする。それだけはいくらアメリカ生活が長くてもできない。私たちは近所のアンデルセンで買ったパンを持って行き、カフェではカプチーノを買うのだ(あまり変わらんか)。
今日はYの都合が悪いので来れないという連絡があった。困った。実はランチを食べたあと一緒にモールを歩くことにしているのだ。夏の間は湿気のないサンノゼとはいえ、やはり昼間は日差しも強く暑い。夕方は夕食の支度とジャイアンツの試合があるので、外を散歩する時間がない(言い訳)。
だから今日は一人でモールに行って歩くことにした。まずはいつものNordstromカフェでアイスストームを飲む。これでは歩く意味がないと思うのだが、まあいいか。この時点で歩数計はたったこれだけ⇩。
このモールで一番好きなお店はWilliams Sonoma(ウィリアムズ・ソノマ)だ。キッチンのリフォームはちょっと行き詰まっているが、ここではいつもいいアイデアをもらう。
お店に入った途端に、店員さんに『一番奥にセールの物がありますよ。』と言われる。何故最初っからセールの物を薦められるのか。もしかして、人を見て判断するのだろうかと思いながらセールのテーブルに行く。そこにはなんとも言えず美しいブルーのお皿があるではないか。これは、朝食のベーグルを載せるのにピッタリの大きさ。セールで$7.99だ。
が、物を増やしてはいけない。ちょっと考えよう。風水では家の中に物があり過ぎると風が通らないので、健康にも良くないと言うではないか。
とにかく歩くのだ。ここには歩くために来たのであって、ショッピングのために来たのではない。
Valley Fairはアメリカで一番人気のモールの一つ |
しかし、やはり気になる。一枚だけなら物が増えたとは言えないだろう。毎朝あのブルーを見れば楽しい気持ちになるだろう。よし、買おう。そう決めてもう一度お店に戻る。が、お皿をひっくり返して見たら、
中国製 |
やめた。鮮やかな色のお皿は鉛が入っている。アメリカでは鉛の入っているのもは全て製造禁止になったが、中国製はもしかして鉛が入っているかもしれない。良かった、良かった、余計な買い物をしないですんだ。帰ろう。歩数計も一気に5162歩を示しているではないか。