土曜日にサンフランシスコで会ったところだが、やはり嬉しい。
それにマリーと毎日狭い部屋で一緒なのは疲れるだろう。
母はやはり息子のために夕食を用意する。
イカときゅうりの酢の物、ホワイトコーン、きんぴらごぼうを作っておいた。
次男が帰って来る時はいつもマリーが一緒なので、久しぶりの家族だけの夜だ。
ところがバスはもう5分前に出てしまっているではないか。
バスは一日1本しかない。
仕方ないのでサンフランシスコまで次男が運転して、職場で降りたら今度は私が運転して帰って来るしかない。
サンフランシスコ空港までは何度も運転したことがあるが、サンフランシスコ市内までは一度もない。
一方通行も多いし怖いのだ。
だが、息子のためにはやるか、と覚悟を決める。
次男はサンノゼのダウンタウンから電車に乗って行く、と言う。
電車で行くと車で行くよりサンフランシスコ到着は1時間遅くなる。
それでいいのだろうか。
そうか、それならそうしよう。
でも一人の帰り道、サンノゼのダウンタウンも余り運転したくない。
だから、マウンテンビュー (Mountain View) の電停に行くことにした。
マウンテンビューはサンノゼより北、スタンフォード大学のあるパロアルトよりも南。
ここまで行けば9時29分の電車に間に合う。
ところが、次男はどうせなら30分あとの電車にしよう、まずはカフェに行こうと言うのだ。
転職したばかりの次男だ、少しでも早く職場に行くべきだろうにと心配になる。
が、反対せずにここは次男の言う通りにした。
ピーツに行ってカプチーノやチャイラテを注文して座る。
次男は今の会社、以前の会社の話をぺちゃくちゃ話すのだが、あっという間に時間が過ぎて今度は電車に遅れそうだ。
日本と違って30分おきにしか来ない電車に遅れたら、職場に到着がもっと遅れる。
急いで電停に行くと、電車は少し遅れていたのでギリギリ間に合った。
なんだか気疲れしてしまう。
マウンテンビューはダウンタウンにかわいいお店が並ぶ、かわいい街だ |
写真ではよくわからないが、あちこちにさるすべりの赤い花が咲いていてとてもきれいだ |
マウンテンビュー市役所はスペイン風のオシャレな建物 |
![]() |
あちこちの街角にレンタル自転車が置いてある 無人だが、クレジットカードなどを使って借りることができる |
久しぶりの家にくつろいだらしい次男は、これから毎週水曜日に帰ろうかなあ、などと言う。