2014年10月15日水曜日

回復のきざし

昨日のブログには父の現在の写真を載せようと思った。



が、思い直した。



父の尊厳を甚だしく損なう写真だったからだ。



父の眼には一切の知性が見られない。



そんな父の姿を見るのは本当に苦しい。



認知症のことを以前は痴呆症と呼んでいたのがわかるような、そんな写真だった。

父の写真はつらいので
代わりに今日はアプの写真


昨日診察してくれた若い医者に姉は不信感を持ったようだ。



幻覚を見るのと首が痛い、という症状は髄膜炎でしょう、穿刺検査をしましょう、この病院では無理なのでT病院か国立医療センターに行ってください、という診察だった。

忙しい中、姉は日曜日アプを
トリミングに連れて行った



尿が余り採れなかったので尿検査はできません、癌検査もしましょう、と医師は続ける。



姉は導尿検査だけをしてもらって父を連れて帰った。



導尿を痛がった父にこれ以上痛い検査はさせたくない、と思ったのだ。



一緒に来てくれたホームのスタッフも、医者が提案する検査は老人には酷ですね、と言う。



今朝の熱は6度8分。



血圧も正常。



父はスタッフを大きな声で『おーい』と呼んだらしい。



栄養ゼリーとジュースを飲んだ。



スタッフのMさんによると、父は良くなって来たと感じるとのこと。



もしかしたら少しずつ回復するのかもしれない。



91歳の高齢者のことなので想像がつかない。



2年前肺炎から奇跡的に回復したように、今回も回復するのかもしれない。



昨日の父の写真を見た限り、回復するとは思えないのだがまた奇跡は起きる可能性がある。

次に日本に行くまでに体調を戻したい
毎日炭酸水を1.5ℓ飲む


今回父が回復したとしても、いつか父は死ぬ。



その日はそう遠くはないだろう。



そのことを考えると、どうやって対処したらいいのか不安になる。



弱々しい父の姿を見ると涙が止まらない。

落ち込んで毎日チキン野菜スープばかり食べている


できれば父にはしっかりと回復して、昔のように憎たらしいままで逝ってほしい。