2022年8月21日日曜日

老後はどこ?議論再燃 7 トシ取って英語話したくない(2)

バンカメ送金手続き時のフラストレーション、続話。


そもそもアメリカで仕事をしているアメリカ人は、I just work here.という意識を持つ人が多く、自分の仕事に責任を持たない輩が多い。


この会社のシステムがそうなってるんだから、私のせいじゃないわよ、文句言うなら会社のシステムに言ったら?というような態度。


送金のための書類を作っている時、送金先銀行の支店番号を入れるところがない、とキム(仮名)に言われた私は、仕方ないので口座番号のみを入力してもらった。


間違いがないことを確認したあと、キムが上司の承認を取りに行った。


私はその間、送金先の銀行のサイトで支店番号が必要かどうか調べてみた。


そこには、支店番号は必ず入力してください、と書いてある。


おお、必ず、という言葉があるぞ。


上司の部屋から帰ってきたキムに、今調べたら支店番号は必ず入れてください、って書いてあるから口座番号欄に、支店番号と口座番号の間のスペースナシで追加したい、と告げた。


キム激怒!


👩あなたはこの送金書類を見て、これでいいって言ったでしょ!だから、私は(隣に座っている)上司に見せて承認を取ったのに、今になって支店番号を追加したいってどういうこと!!あなたは私が作った書類でいいと言ったの覚えてるでしょ!!


これには私も頭に来た。


🐽最初から支店番号を入れたいって言いましたよね?でも入力する欄がないから無理、とあなたが言った。その後私が送金先のサイトで支店番号は必須であることを確認して、口座番号の前に3桁の支店番号を追加したいと言った、これのどこがそこまで問題なわけ?


キムの声は、トーンが全く変わるほどの怒りを含んでいたが、私は穏やかに言い返した(つもり)。


最終的にはキムも、大きくため息をつきながら支店番号を入れ、書類は承認され送金できたのだが、アメリカで仕事をしている友人たちの、ストレスが理解できた。


そうでなくともアジア人、年寄り、英語もネイティブではない、という三重苦。


今だからまだどうにか英語で言い返すことができるが、介護施設の中で、80歳になった自分が、若いキムたちと英語でコミュニケーションを取れるとは思えない。


そして、汚れたオムツを一日中我慢しているかもしれない。


me オシッコ・・・


What's oshikko?


なんていう会話が想像できる。



やはり東京での賃貸生活⇒サ高住⇒老人ホーム、という道を辿るのもいいかもしれない。


できれば、その頃の日本は高齢者に優しい社会で、東京の便利な場所のホーム(銀座とか?)も値下がりし、そこに入居する。


四丁目の三越で葛饅頭を買ったあと、ルノアールに行きコーヒー昆布茶を飲む(持参の葛饅頭も目立たないように食す)。


息子たち家族が日本に毎年来て、1ヶ月滞在する、その間私にも時々会いに来る、なんてのもありか?


高齢の親の存在は精神的な重しになり得るが、離れて住む親に時々会うのは、子供にとっても楽だろう。


そして、親の死後、懐かしい存在として親を思い出すだろう。

父が最後に出した年賀状(死の6ヶ月前)
父の文字はとても読みにくいが、
色々な(あたたかい)思い出をありがとうございます、と書いている


下の写真は、長男が特養にいる父と最後に会った時のものだ。


子供に別れを悲しんでもらうには、長期介護をさせないこと
そして近くに住まないこと、かも(?)

6 件のコメント:

  1. 初めまして。日本で暮らす同世代の者です。カリフォルニア婆さんのブログから飛んできました。
    勝手に親近感を抱いて楽しく読ませて頂いております。
    海外での生活に憧れを持っていましたがコロナ禍で海外旅行も儘ならず...です。
    もしかして日本の送金先はゆうちょ銀行ですか?店名3桁908には私も泣かされましたよ(苦笑)
    あれは、ゆうちょ銀行がおかしいです。日本での生活、海外での生活、それぞれ良い所悪い所が有りますがリタイア後は好きに生きたいですよね。私も終活中ですが理想は転々と暮らす様に旅がしたいです。頭も体も動くうちにです。コロナが早く終息し自由に動ける様になって欲しいものですね。

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    1. 匿名さん、
      初めまして。
      親近感持ってくださってありがとうございます!自分の脳を少しでも活性化するためにも、今後はもっと頻繁な更新を努めよう、と色々新たなブログの形を考えているところです。
      これからもよろしくお願いします。

      コロナ禍で本当に色々なことが制限されて大変ですよね。今は海外旅行に行っても、帰国時のPCR検査がネックで、まだまだ以前のようには旅行できないし。早く入国規制をどうにかしてほしいものです。
      送金先はUFJだったのですが、ゆうちょも同じですか。ゆうちょは他の銀行に比べて、使いにくい上、母の口座相続時も一番手続きが面倒でした。今はもう全く使っていないのですが、やはり匿名さんも使いにくさを感じてらっしゃいますか。
      リタイヤ後転々と暮らすような旅、あこがれますね〜。まずは日本国内で行ったことのない北海道や四国に滞在、その後他の地域にも住んでみたいです。
      お互いにずっと頭も身体も動くうちに、旅することを夢見て終活がんばりましょう!

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  2. コメントの仕方がよく判らなくて、先回も、名前を書く所がなくて、匿名と出ました。
    お二人がお知り合いとは知らず、カリフオルニアばあさんのブログで知るよりも前に、お父様の介護のご様子など、随分前から、読ませていただいて、コロナ渦での日本帰国の様子などは、知人にも紹 介して、とても役に立ったと喜ばれています。 日本への送金ですが、私は定期的にユニオンバンクから、東京のミツイスミトモに送金していて、以前は日本人が必ずいましたが、日本に駐在経験のあるインド人の方が日本語での対応もあり、スタッフは全員、とても親切、送金申し込み用紙も次回の記入参考にとコピーしてくれて、今まで嫌な思いをしたことは一度もありません。 予約もなしです。 それと、日本円にして、100万円を超えたら、日本でも税金問題が発生するようです。 こちらでは送金が1万ドルを超えると、銀行は関係当局に通知の義務があるとのこと。税金もありますが、テロ対策として、お金の動きをチェックしているようで、こちらから年間300万円まで送金できたのが、夫が言うには、今、160万円になったようです。二人共通のアカウントでなら、320万円。私、3ヶ月後には81歳ですが、まだ英語で意思の疎通は出来ますが、重病になったら、母国語しか話せなくなると聞きましたので、それが心配です。大学で日本語を教えていた友人は64、5歳でしたが、癌で余命3ヶ月と言われ、家では英語だけで、最後の1ヶ月は日本語しか話せず、家族とも話せませんでした。私はそれが一番怖いです。ひとりになったら日本の老人ホームに入りたい私、でも夫は長寿の家系、夢で終わりますわ。

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    1. 匿名さん、
      このブログはグーグルブロガーで、Googleのアカウントに一旦入ってからではないと、自分の名前やハンドルネームが表示されないようですね。なので、グーグルメールを使ってない方や、本名でメールアカウントを作ってらっしゃる方にはコメントの際、別のグーグルアカウントを作らねばならない、という面倒をおかけすることになり、申しわけないです。

      父の介護時代から読んでいただいているのですか。ありがとうございます!
      今後もよろしくお願いします。
      日本帰国の際の情報を、役立ったとおっしゃってくださる方がいらっしゃるのは本当に嬉しいです。

      日本への送金は、ユニオンバンクも考えたのですが、やはりそちらの方が良かったのかもしれません。バンカメはもう二度と使いたくないと思いました。
      う〜ん、送金って色々面倒な問題が起きるかもしれない、と考えると怖いです。10万円単位で送るのがいいのでしょうね。テロ対策ですか。確かにそれは大事なことだとわかるのですが、それならもっと大金を扱っているお金持ちを追っかけてくれ〜と言いたい。160万まで、というのは例えば家を買うお金を日本に送金したい、などという方には大変面倒ですね。

      私は80歳まであと15年ですが、その頃匿名さんのように頭の中がシャープであるとは考えられません。今でももう一瞬前のことを忘れるし、英語が難しくなってきました。
      重病になると母国語しか話せなくなる、というのはよくわかります。そして切ないです。
      癌で亡くなったお友達もお気の毒でしたね。今日も友人と、老後アメリカで暮らすのは辛いから、ではどうすれば日米両方に住むところを確保できるか、と話しました。そして、老人ホームは絶対日本の方がいいという点では意見が一致。
      我が家も夫は長寿家系です^^;

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  3. こんにちは 日本での老後は、わたしもできるならばしたいです。今回のバンカメの対応はやっぱりアメリカらしいというか、カスタマーサービスのスタンダードの違いに苛立ちます。特に銀行での話となると、ますますお怒りを押さえ難いですよね。皆さんおっしゃるように、一昔前とは規制がかわったんですね。みきみぃさんの、今回の老後議論再燃シリーズ、はらはらドキドキです。
    ブログお疲れさまです~。

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    1. ケイさん、
      ありがとうございます。ブログ、もっと更新することで、少しは脳の運動をしたいです。
      でも、やはり一番いいのは、会話をすることだそうです。ほとんど会話はしてないのですが。
      5歳児と会話しても、プープーとか、ピーピーとかそんな話題ばかり^^;

      バンカメはアメリカのあるある対応ですよね。こんな時本当にアメリカがいやになります。
      日本だと、本当に申しわけございませんと言われますよね。こちらが恐縮するほどの丁寧さです。あ〜、本当に老後のことを考えると無限ループに落ちてしまいます。

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