2022年8月22日月曜日

老後はどこ?議論再燃 8 誕生日パーティ

今や30代40代が自分の子供の世代。


自分は親として現役引退して久しいのだなあ、とつくづく感じた所はヒロの誕生日パーティだった。


土曜日のヒロの誕生日パーティのために、木金と仕事を休んで飾り付けや裏庭の準備に明け暮れた次男は、ストレスの塊に見えた。



が、パーティーは大成功だったと言えるだろう。


やはり一番盛り上がった瞬間は、蛇を使うパフォーマーが、目隠しした次男の首に大きな蛇をかけた時だ。


それまでに、数種類の蛇を使って子供たちを楽しませたパフォーマーが、次男の後ろから体長数メートルの大蛇を持って近づいたのだ。


目隠しした次男に、蛇パフォーマーが
次男の首に大きな蛇をかけた瞬間


このパーティの準備をするのに、私、夫、長男、サキも多大な時間を費やした。


お開きになった時は本当にホッとしたが、もう息子たちの時代が来ているのだな、とつくづく感じた日だった。


テーマはキャンプ、表庭にテントをいくつも張り、キャンプ場でするアウトドアゲームをいくつも置く。



次男とマリーはキャンプカウンセラーらしく、笛を首からかけてネイビーポロシャツとカーキのショートパンツ。


暑い日だったので、ミスト噴霧器をあちこちに置いていたが、空気で膨らませたジャンピングハウスには、10人以上の子どもたちの熱気が充満している。


私は数十人分の中華料理(テイクアウト)をセットアップし、4個のクーラーボックスを氷と飲み物でいっぱいにする。


終わった時には大量のゴミと、招待客が帰ったあとの家族だけ(孫を入れて8人)が残った。


庭に円陣を作って座り、おしゃべりする。


こんな時間も、私が日本で暮らすようになったらなかなか持てなくなってしまうのだな、とふと考えた。


日本での老後生活に大きく心が傾いているが、まだまだ色々な課題はある。


が、こうして息子たち夫婦2組が協力して、色々なイベントを計画し、開催し、時が流れていくのだろう。


もう親としての役目は終わっているが、今までのように簡単に会えなくなるのは寂しい。


とはいえ、日本に移住するなら、もうそろそろ計画を具体的に決め始める時だろうと思う。


まだ日本移住を決行できるうちに決断せねば。


決断・・・できるのだろうか。


もしかしたら、1ヶ月後に死ぬ可能性だってあるのだ。



自分が死ぬ時を予測できる者はいない。


そう考えながら夜の10時に帰宅した。


玄関にアマゾンからの置き配がある。


開けてみると、姉から勧められて注文した歯ブラシだった。


6本入りで30ドル。



1本5ドルもするのだから大事に使いたいが、やはり1ヶ月使ったら新しい歯ブラシに替えるべきなのだろう。


今月はどの色から始めようか。


6本の中で一番好きな色はミント、嫌いな色は赤。


赤から始めて、嫌いな順に使う?


それとももしかしたら6ヶ月後には生きていない可能性もあるのだから、一番好きなミントから使う?


しばらく迷ったあと、やっと決めることができた。


これから残りの人生、毎日が賭けだな

0 件のコメント:

コメントを投稿