この冬のヘビロテアイテムは、グレーのコートのようなカーディガン。
でも、ヘビロテし過ぎて毛玉ができる。
毛玉はひっぱってはいけない、ハサミでチョキチョキ切るべきなのだそうだ。
だから、切る。
無数の毛玉を切る。
これが面白い作業なので、根を詰めてしまう。
横にいる夫に『あ〜、この毛玉を取らないといけないんだけど、この作業が疲れるわ〜。』と言う。
すると夫は『新しいのを買ったら?』と言う。
私は解決策を求めているのではない。
私の呟きに反応があったのは評価しますがね(傲慢!)。
実は新しいのはもう2枚買ってあるのだが、そんなことは言わない。
夫との会話は6秒ぐらいで終わる。
これが女友達だと、自分の毛玉切りの失敗談、こういう素材のニットはどうケアすべきか、そして今ヘビロテしているのはどんな洋服か、来年はどんなのがほしいか、こういうものをドライクリーニングに持って行く時の話、などなど毛玉切りの話から1時間ぐらい広がっていく。
この前友人と毛玉切りの話をした時など、友人が『父は毛玉取りのいいのを持っていて、いつも毛玉取りをしていたわあ。』という話を始め、私の父も含めて戦中派の世代がどれだけ倹約をしていたか、かわいそうに、メガネもセロテープで壊れたツルを直していたのよ、なんて思い出話になる。
夫に解決策を見つけてくれなくてもいいから、共感してくれない?と言っても無駄。
今朝ブログを読んでくれるYさんから入ったメッセージには、こう書いてあった。
『夫の引き出しって、シンプルで少ないかも。開ける前に何が入っているか全部わかっていて開けるのも面倒臭いかも。』
う〜む、これも深い。
確かに夫の引き出しには、開けなくても何が入っているか予想できる。
あらあ、奥の方を探ったらこんなものが出てきたわ、ということもなさそうだ。
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6月11日。
夕方姉がぶりのお刺身をブレンダーでみじん切りにして持って行くが、父は全部吐き出してしまった。
延々と大声で何かを訴えているが、内容がわからない。
結局、お腹いっぱいと言っているらしい。
部屋に戻りベッドに寝かせると、食べたいと言う。
ベッドから起こして椅子に座って少し食べる。
もう食べないと言い、しばらくすると食べるという繰り返し。
直前のことを覚えていない。
牧野君と話したが、夕方になるとこういう風に混乱することが多く食べない。
そして夜になるとお腹がすく。
部屋の温度が30度あったので、エアコンをつけたらうとうとし始めた。
暑いので姉もかなり疲れる。
父がこの夏を越すことは難しいだろうと思いながら帰る。
毎晩『今晩はこのまま寝ていいのだろうか。ホームから電話がかかってくるのではないだろうか。』と気持ちが休まる瞬間がない。
そんな時、夫は『認知症を予防する食べ物』のリンクを送ってきて、これを父に食べさせたらいい、ととんちんかんなことを言って私をムッとさせたものだ。
ブログを再開された時にコメントが入力できず、久々にトライです!
返信削除そうですよね、夫(男)という生き物は本当に共感してくれません。まったくもってその通り。最近は夫に引き出しがあることすら忘れようとしている自分に気が付きました。だって、そうすればイラつくこともないではないですか。
こちら東海岸。いつかお会いしたいです。
みーさん、
削除私もなかなかコメント欄の使い方がわからず、学習中です。もう一度トライしてくださってありがとうございます!
そうなんです。夫からの共感は期待しない、男は鈍いぐらいが良い、と考えておいた方がイラつかないですよね。
はい、いつかお会いしましょうね。シカゴのMさんとは日本でオフミをして以来、東京や京都で何度か会いました。アメリカは大きな国ですので、日本での方がずっと会いやすいのがおもしろいですね。
大変なときに分かり合えることは夫婦として大切だと思います。ただ女性の感性までわかってくれる夫というのも少ないかもです。
返信削除鈍いというか多少大胆でないとやっていけないような気もします。
毛玉とりのようなちまちました作業ははじめるとやめられなくなりますね。
この夫の引き出しについての内容楽しく読ませてもらいました。
ケイさん、ありがとうございます。そうなんですよ。女性の感性がわかってくれる夫となると、他のところでもっとぶつかるような気がします。男は鈍いぐらいがいいのかも。
削除はい、毛玉取りやめられなくなって、他のセーターも何枚かチョキチョキしたら3つ穴を開けてしまいました><
昨夜左指を怪我してしまって、今右手で入力しました。片手しか使えないのって不便ですね〜