この週から姉は父のところに日曜日のみの訪問にした。
姉のメールから、父の最後の36日間を最初は1週間おきだが記録しておこうと思う。
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午後6時半に姉が父を訪問する。
食事はまだ。
スタッフによると、寝ている時に起こしてすぐ食事というと混乱しやすいため、タイミングを見ているとのこと。
部屋に入ると起きていたので食堂へ。
椅子に座らせると冷たい食事がそのまま出てきたので、温めてくれと頼んだ。
その際、ゼリー状ご飯と茶色っぽい皿一つなのでこれだけかと尋ねると、スタッフが急に調べ始めてメインの料理がないことに気づく。
配膳忘れとのこと。
茶色っぽいものは大根の煮物。遅い時間なので調理室にもメインの料理は残っていない。
味噌汁の温めはなし。
預けているカレー(レトルト介護食)を温めてもらい食べさせたが、固形物が入っている、普段と違うと言いほとんど食べない。
栄養ゼリーだけ食べさせる。
部屋でソフトクリームを食べさせるとおいしいと喜ぶ。
その他の会話はほとんど成立しない。
ノートに書かせようとすると面倒がる。
家に年寄りはいるか、と父が聞く。
母は5年前に死んだと言うと残念がるが、姉が順番だと言うと笑う。
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何度か書いたがホームの食事はとてもまずかった。
何度か書いたがホームの食事はとてもまずかった。
それがゼリー状になっているのだから、食感も良くないし父の楽しみはもうなくなっていたと思う。
数年前からテレビも楽しまないようになっていた。
理解できなくなっていたのだろう。
その分一日中暇を持て余し、色々と心配ばかりしては不安になっていたようだ。
だから、とにかく娘にそばにいてほしい、という依存心が余計に強くなっていた。
父のことを考えると自分も老後子供に依存心を持たないようにしたい、とよく思う。
いまだに子離れできない私だが、父のようにだけはなりたくない。
子供たちが何歳になっても私は子離れできないのではなかろうか。
長男と次男が相次いでこの家を出た時は本当に寂しかった。
長男は部屋をいつも散らかしていて、ティーンエイジャーの頃から大学を卒業して我が家から通勤していた頃まで、ぐちゃぐちゃの部屋で暮らしていた。
家を出てからもずっと散らかったままだったので、ずっと存在感があったと言えばあった。
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