朝9時にケータリング業者Mさんが来て我が家を見て回る。
はい、この家の方が田舎家風披露宴にぴったりです、とお墨付きをもらった。
泣いても笑っても、披露宴は我が家ですることに決定したわけだ。
5段階段を降りてリビングルーム。
ここに次男とマリーのスイートハートテーブルと、長いファームハウステーブルが二つ置かれる。一つにそれぞれ12人が座る。
実はこの状態にするのに、昨夜は10時まで片付けていた。
これをリビングルームに置いておくわけにはいかない。
テーブル3つを置くスペースがないからだ。
次男、マリー、夫、そして私の4人でリビングルームからキッチンに動かしたのだが、ピアノの横幅は155センチ。
キルトで包んで慎重に慎重に動かす。
キッチンに収まった時は嬉しかった。
ゲストが座ったりできるように、ソファは二つぐらいある方がいいと思うということ。
そして、キッチンで調理をしている間、ゲストにジロジロ見られるのは気が散るので、衝立があればいいのですが、だそうだ。
だから、衝立も注文しないといけない。
それも田舎家風の。
話し合いが終わったあと、次男を職場に連れて行った。
いつも車で二人っきりの時は、次男の本音が聞けるチャンス。
今職場で週60時間働いてほしい、と言われていて一番忙しい時なので、ストレスレベルがかなり高いそうだ。
そんな時、結婚式をするガーデンの飾り付け、注文、細かい計画、業者との毎日の電話連絡などなどあまりにもすることが多くて、結婚式が終わるのが待ちきれない、ということ。
そもそも地味婚をする予定だったのに、どんどん費用がかさんでいっている。
大きな負債をかかえた結婚生活が始まるのに、なんで?とやはり思ってしまう。
いやいや、我が子も自立したもんだ、立派なもんだ、と素直に喜ぶべきなのだろう。
次男が自分で払うつもりなら、払えばいいのだ。
親は口出しをするべきではない。
それに我が家でする披露宴にもポジティブな面はある。