2013年9月19日木曜日

モナリザ

昨日は午後2時にホームを出て帰宅した。父に夜来なくていいかと聞いた時、勿論来なくていい、気をつけて帰りなさいと明るく穏やかな表情だったので安心していた。が、やはり日課になっている夕食時の訪問をしないと、父は不安になるようだ。夜7時姉が夕食を食べている時電話がかかってきた。スタッフからだ。父が不安になっているので来てくださいということ。

隣の空き地の雑草が浸食してきている
どうしたもんか
こうしていっときも完全にくつろぐ時間がない。いつもいつも駆けつける準備をしていないといけない。やはり夜は7時頃までホームで父と過ごして、穏やかな気分になったら帰宅する、というのが一番いいパターンなのだろう。

取りあえずは孤独な父がかわいそうで、以前ヘルパーさんとして父の世話をしてくれていたMさんに連絡してみた。個人的に協会を通さずに父の話し相手として来てもらいたいということを言うと、一度父に会いに来てくれるということ。

もう一人のヘルパーさんにも連絡してみた。Sさんは今ケアマネになっている。Sさんが言うには、特別養護老人ホームは言ってみればゾンビーのような人が殆どで、父のようにまだ認知症も進んでいない人はグループホームがいいということ。

父のホームには元気に歩いている人、認知症状が全く見られない人もいる。が、近いうちにSさんの知り合いがケアマネをしているグループホームを見学に行くことにする。唯一の不安はグループホームのような少人数で運営しているところで、父が人間関係でトラブルを起こさないかどうかだ。

さて、午後は大津にある皮膚科に行って来た。とにかく毎回毎回父のことで右往左往して、自分のケアをする時間が全くない。いや、時間はあるがその気力体力がない。が、それでは自分が病気になるので、リラックスする時間を必ずとることにしたのだ。

京都駅で乗り換え
地下鉄は浸水のため運行休止

大津駅


皮膚科のあと父のホームに行った時はもう暗かった。満月がすばらしくきれいだ。父は機嫌が良く、昔東京によく行っていた頃の話をする。東大構内の中に湯島天神があり、それを見に行った。そのあとモナリザを見に行ったが、ものすごい混雑で4列に並んで右手に見ながら立ち止まってはいけない、歩き続けなさいと言われたなどと思い出す。

モナリザを見に行った時の様子を手ぶり身ぶりで説明する父
とにかく毎晩毎晩思い出話のオンパレードだ。