2023年3月5日日曜日

家族全員での話し合い③

家族全員で話した翌朝、ものすごくスッキリした気分で目が覚めた。


考えた。


明日死ぬかもしれないのに、何をグチグチと思ってるんだ。


義家族のことで一喜一憂するのは無駄な時間だし、誤解は溶けたのだし先に進もう。


夫のことも同じ。


良いところもあれば悪いところもある。


当然だ。


夫は65歳まで仕事をし、一家の柱となってきた。


私も次男が幼稚園に入るまでは専業主婦として子どもたちの面倒を見、その後は契約社員としてIT企業で働いたり教師として仕事をしてきた。


介護のために、正職員として働くことはできなかったが、どうにか息子たちも育った。


人に対して寛容であることで、生きることはずっと楽になるはずだ。


行き着く先が卒婚だろうが、離婚だろうが、息子たちはある程度ショックを受けるかもしれないだろう。


だが、大人として消化できるだろう。


彼らは自分の人生のことで忙しいのだ。

比較的安い地域だったサンノゼのジャパンタウンエリアも、
最近軒並み新しいコンドミニアムが建設された


話し合いのあと次男が言った、シアトルに住むのはどう?


これを翌日、月曜日に次男からまた聞かれた。


自分の職場の人たちが次々と、シアトル郊外にあるBellevueやIssaquahという街に移った。


自分たちも、シアトル近郊に引っ越すことを検討している。


上の地図で、赤矢印がCostcoの街Kirkland、青矢印がRedmond、緑矢印がBellevue、そして黄矢印ががIssaquahという移住者に人気の街だそうだ。


S(長男)夫婦もアメリカ国内ではシアトルが一番好きで、いずれシアトルに住みたいという気持ちがあるらしいよ、と言う。




公共交通機関も上の図のように、今後次々と地下鉄路線が増える予定だ。


🐥 お父さんは性格的に、住み慣れた場所を離れたくないのはわかってる。

だから、お母さんは今のサンノゼの家に1年の半分住んで、あとの半分はシアトルに小さなマンションを買って住むのはどう?


ということ。


結局、自分たちが家を留守にする時猫ズの世話や、子供たちの世話で助けがほしいからそう言うのだろう。


親というものは、介護が必要になるまではとにかく便利な存在なのだ。


いや、シアトルがものすごく魅力的な街なのはわかる。


緯度が高いので、日本にも近くなる。


が、この先新しいところに移るとしたら、日本しかないのではないか。


家族との話し合いにおいても、英語が段々下手になってきたなあ、と自覚した。


10年後には、医者との意思の疎通にも困るだろう。


どちらにしろ、自分勝手な考えが見え隠れする次男の言うことを聞いていたら、将来私自身が困るのは目に見える。


と、思っていたら、次男からメッセージが来た。


ここに家を買うことを考えている、とタウンハウス(マンションよりも広めの集合住宅)の写真が添付されている。

また違う州ね

12 件のコメント:

  1. シアトルは「スタバ発祥の地」ですね。「雨」も多くてお天気は良くなさそうな印象ですが...
    ポートランドが一番人気と聞いた事があります。
    しかし次男さん「リフォーム」が終わったばかりでもう引っ越しを考えておられる?

    家の価値を高めて売るってアメリカ人は普通にされるみたいで羨ましいです。
    そうですよね...みきみぃさんは次男さん夫婦にとっては役に立つ親と評価されている(^^;)

    日本でも昔はスープの冷めない距離と云われていた時代がありましたが今や都会に出て行った子供はそのまま帰ってこないので一人暮らしの年寄りばかりです。

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    1. danmamaさん、
      次男はとにかく同じところに腰を据えることができない、飽きっぽい、いちいち真剣に聞いていたらこっちが疲れます。しかも自己チュー!彼らをあてにはできないし、したくもないので、やはり日本しかないのかな、と思います。
      ポートランドはベイエリアに比べると、不動産はまだまだシアトルよりはずっと安いですが、白人至上主義者も多い地域だと最近引っ越した日本人から聞いたところです。でも住み慣れると美しいいいところだし、税金も安くいいところだと思います。
      アメリカでは家の価値が下がることはあまりないですね。私と夫が結婚してすぐ買った家は$129Kでしたが、37年後の現在の価値は$1.45Mです。10倍以上。
      なので、若い世代も投資目的で家を買う人が多いんですよ。
      京都の実家は現在1990年に買った時の金額の、10分の1です^^;

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  2. 息子さん達頼もしいですね。話し合いをきちんとしてくれて。夫というものは、実家と嫁の間で何も解決しようとせず逃げ回るだけですよね。長男さん達はイーストベイで、次男さん達はシアトルと急展開ですね。私もシアトルとオレゴンへ移住リサーチした事もあります。家の値段が3分の一で買える事と、交通網や自転車率が高くて自然に対しての意識が高い事が良いですよね。ただ雨が多くて冬はAnti-depression薬のコマーシャルが流れるそうですね。ここも最近雨が多いから、こう言う感じかあと思って過ごしています。やっぱり晴れると、気分がアップする実感があるので、長期で住むのは気分に大きく影響があるかなと思います。CAと半年ごとに行き来するのならいいかもしれません。でも最後はやっぱり日本ですね笑

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    1. ちび猫さん、
      次男は小さい頃からおしゃべりだったので、そのまま成長しました。皆での話し合いの中、夫が逃げるだけなのには腹が立ちました。でも翌朝になるとどうでもよくなりました。
      息子たちには一切期待しないこと、と言い聞かせています。下手に期待すると失望が大きいので、一人で生きることを考えるとやはり日本しかないですよね。
      シアトルはバンクーバーに近いし、食べ物が美味しいけど、確かに雨で鬱っぽくなり出て行く方も多いようですね。ただ、長男夫婦はシアトルへの移住も考えています。イーストベイは高過ぎて、長男一人の所得では毎月の支払いが無理です。サキも仕事を見つけてくれればいいんですがね〜。CAと半年ごとに行き来するなら、やっぱり東京かな^^

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  3. 先日、片づけたばかりのキッチンで盛大にリンゴを剥いて散らかす夫に腹が立つ、と友人に愚痴ったら一人は「うちは自分で剥いて片付けるけど、私には勧めず一人で食べる」もう一人の友人は「私が剥くまでじっと待ってる」でした。とかく夫と言うものは何か欠落している様です。先日友人が「生物全般に言えるらしいんだけど、生殖期を過ぎたら雌雄は一緒にいる意味はとぼしくて、むしろ雄と雌はそれぞれで群れを作って生活する方が上手くいくって生物学者が言ってた」と話してて、雌の群れはそれなりに機能しそうだけど、雄の群れってどうなることやらよね、と言う結論に至りました。これからの人生を考えると、自分の幸せを優先することが結果的には他者の幸福にも繋がるのでは、と言う話も出て60代は本当に岐路に立つ年齢だと思います。












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    1. nonohanaさん、
      群れのお話、わかります!すごくおもしろい!確かに男同士が集まっていても、それぞれ他のことをしているけど、女同士が集まると話がはずみ何かが生まれそうですよね。だからシェアハウスも女同士で作れば、誰かが介護要になっても他の全員で係を決めて廻っていきそう。
      リンゴのお話も、レベル1−5ぐらいまでに分類できそうですね^^
      確かに60代で決めないと、70代になると色々なことが面倒になる、と姉が言っています。
      私も動くなら今のうちだな、と考えています。

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  4. なんだか、とても共感する内容です。日本で育った価値観で、母としてアメリカで、がむしゃらに頑張り、そして両親の高齢化、、、気がついたら、自分たちもシニア世代。
    シアトル、アマゾンで働いていた知り合いの息子さんが住んでいました。たぶん、サンフランシスコよりも、きれいな街ですよね。次男さんのシアトル提案は、あれでしたが、コロラドでのことから、誤解が溶けたり、母親の気持ちに寄り添う温かさは、春が来たような温かいお話です。

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    1. ケイさん、
      そうなんですよね!異国でがむしゃらにがんばり、ふと気がつくともう高齢者。今度は日本に帰る?と考え始める。私たちの永住の地はどこなんだ〜〜。
      サンフランシスコは過大評価されていると思います。ただ、気候は最高でした。冷暖房をつける事が皆無でした。温暖化で夏は暑くなる日もありましたが、それでもマンション内では冷房もいらない。冬もパーフェクトな気温でした。
      誤解はとけましたが、夫婦間はまだ厳冬です^^

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  5. 面白い話で盛り上がっていますね(^-^)確かに生殖期以外の鹿の群れは雌の群ればかりで雄はいません。私は(女子会)と呼んでいます。
    たまに見かける雄鹿は2頭でつるんでいるか孤高の一頭だけ。

    人間に当てはめて考えると女同士で暮らすって理想社会かも...できれば年代層を厚くして若い女子から中年、高齢者と助け合って暮らすのが理想ですね。

    離婚より卒婚で離れて暮らすが一番の理想かも知れませんねえ〜。
    離婚に使うエネルギーは半端ないと思うし新しい夫も恋人も、もう要らねぇし(笑)

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    1. danmamaさん、
      鹿の話面白いですね。女子会って確かにそうかも。
      以前アメリカのニュースで見たのですが、離婚後女性は90%がハッピーに、男性は90%がアンハッピーになるそうです。男性は会話に目的や解決を求めるけど、女性は受容、同意/共感を求めますよね。その上で会話が広がって行き、解決を得ることができる。
      両親の介護をしていた時、夫に切々と介護の辛さを訴えても、全く返事がない。そうかあ、大変だねえ、とだけでも言ってくれば、と毎日のように思いました。
      これもアメリカの統計ですが、ストレスの大きさは、1が闘病、2が離婚だそうです。
      でもまあ、女は強い!

      シェアハウスで全ての世代の女性をが助け合っていくのは、最高の形だと思います。danmamaさんはお得意の春巻き作る係になってください。私はお皿洗いが好きなので、任せてください^^

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    2. みきみぃさん、共感能力って男女差が有りますよね...介護を担っている男性もいると思うので
      聞いてみたいです。LGBTの夫婦はどうなのだろう...性差に対しての考え方は進化しているだろう(予想ですが)良い意味での進化だと思っているのですよ。

      はぁ〜い、春巻き作りますよ〜!!

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    3. danmamaさん、
      確かに介護を担っている男性のお話、私もすごく聞いてみたいですね。LGBTのご夫婦の考え方、そこは未知数だと気づくdanmamaさんはすごい!ゲイカップルに関しても然り。彼らは優しい人たち、というイメージがありますし、共感力も強そう。
      思い出しました。私はバーベキューが得意です。バーベキュー係します!

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