日本では梅雨入りしたらしいが、こちらも久しぶりの曇り空。今日はまだ肌寒い。裏庭を見ると赤ちゃんウサギが枯れた芝生を食べている。隣にはもう1匹ウサギがいた。走り去るウサギのお尻がかわいい。裏庭の芝生は新しく入れ替える予定で、今枯れさせてしまっているが、ウサギにはまだおいしいらしい。
メモリアルデーセールをしているので、今日は家電店を廻って冷蔵庫、電子レンジ、オーブンを見ることにした。アメリカでは今人気なのが、ステンレスの家電。我が家のキッチンは冷蔵庫、オーブン2個、調理台、電子レンジ、食洗機とあるが、2年前に電子レンジ、調理台、食洗機だけはステンレスに替えた。
キャビネットを新しくするのは多分8月頃になるので、それまでに家電を新しくしないといけない。それに合わせてキャビネットを作ってもらうからだ。とにかくフローリングだけは、と思って始めた改装。それが雪だるま式にどんどんコストが膨らんで来た。預金を一つ、二つと崩しながらの改装だが、そんなことをしてもいいのか、と不安になる。
まず電子レンジとオーブンを買わないといけない。電子レンジは2年前に買ったばかりなのに、今回の改装では位置を移動するためサイズが合わないことがわかった。それで新しく買わないといけないのだ。
値段を見てぶっ飛ぶ。思っていた値段の3倍。しかし、高いのはや
はり質感が違う。見るともうダメだ。右の2つに比べて左の2つは高級感がある。左がほしくなった。
まあ、あとは換気扇と冷蔵庫さえ買えばいいのだから、と次は冷蔵庫を見る。またぶっ飛ぶ。こんなに高いのか。頭が痛くなって来た。それに冷蔵庫は200台ぐらいあるのだ。
冷蔵庫の次は換気扇を見る。これもものすごい種類があり、もう何がなんだかわからなく
なる。下の写真のような換気扇がほしいのだが、これに替えるためにはキャビネットを取り払わないといけない。そうすると壁部分にタイルを貼らないといけない。こうしてプロジェクトはどんどん大きくなって行く。
まあ、でもここで妥協するといつかまた改装したくなるかもしれないから、一気にするしかない。セールは今日までです、と言われるが、こういう高い買い物は絶対にその場ではきめてはいけないことを、長年の経験で学習した。
と、その時出口にあったこの調理台付きのオーブンに目が止まる。「こ、これは・・・」と目が釘付けになった。美しい。これ、ほしい。
このメーカーだけは絶対セールがないそうだ。本当だろうか。調理台も2年前に買ったばかりだから、新しく買うのはもったいない。しかし、しかし・・・。これ、ほしい。
値段を比べるために次のお店に行ってみた。同じものがあったが、やはりセールは絶対ないそうで同じ値段だった。ムムム、ほしい・・・
換気扇と調理台付きオーブンの比較的安いのを見てみる。うむ。悪くない。とはいえ、やはり目が釘付けになったのがどうしてもほしい。ほしい、ほしいと4度も繰り返すほどほしい。
頭を冷やすためにモールに行った。祝日の午後2時。駐車場はいっぱいだが、やっと停める所を見つける。いつものカフェに行ってコーヒーを飲む。そうだ、このモールにはWilliams Sonomaというお店がある。このお店は南仏のキッチンをイメージして作られていて、置いてあるものはセンスがいい。
そうそう、頭にあるのはこういうイメージ。白とステンレスを合わせたキッチン。そして黄色やグリーンを差し色として使った暖かい空間。
とにかく思ったよりも大規模な改装になりそうだ。後悔しないように、本や雑誌でしっかり調べて、何が自分のほしいものか把握しないといけない。頭の中を整理しないと。
ということで、次に向かったお店はBarnes & Nobleという本屋さん。ここはお店の中にスターバックスが入っていて、お店で売られている本や雑誌を読みながら、コーヒーを飲むことができる。このお店に行くのは4年ぶりぐらいだ。アマゾンができて以来本屋さんは軒並み潰れたが、このお店がまだ残っているのは嬉しかった。
雑誌や本も高いので1時間ぐらいかけて色々な雑誌に目を通す。なにしろインテリアの、それもキッチンの改装関係の雑誌だけで20種類ぐらいあるのだ。疲れてちょっと気分が悪くなって来た。なにしろコストのことを考えるだけで、頭が痛くなって来ていたのだから。
そういえば・・・
最初に行った冷蔵庫だけでも200台ある大型家電店。ここには何故かベットも売られていた。その理由がわかった。
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値段を見てびっくりした客が、めまいを起こして倒れこむベットね |