日本にいる友人Aにも聞いてみたがやはりわからない、と言う。これはそういう発音に慣れてしまっているのか、それとも同じように感じる日本人はいるのか。今度色々な人に聞いてみたいと思っている。
何故こんなことを突然思い出したか、と言うとアダルトスクールの生徒たちの、単語クイズの採点をしていたからだ。
今日はクラス前にモールに行った。ショッピングをしたいわけではなく、ちょっと気分を変えて予習をしようと思ったのだ。いつものカフェに行く。
日本往復の飛行機では、韓国人のキャビンアテンダントが日本語のアナウンスをすると、韓国人だなとわかる。何故なら「当機はあど30分ほどで、関西空ごうに到ぢゃくいだします。ありがとごじぇました。」というような発音をするからだ。
ジェーンさんの発音も同じような特徴がある。先週の授業では何度も何度も発音の矯正を試みた。『全然おいしくありません。』が、どうしても言えない。『じぇんじぇんおいしくありまぜん。』となる。
なんと答案も同じだったのだ。時々はドキドキ、全然はジェンジェン、たくさんはタグサンになっている。どんなに直してあげても、頭の中ではジェンジェン、ドキドキ、タグサンでインプットされているのだ。なんともおおらかで楽しい人だ。
ルーマニア人のダニーさんは文字もきれいだし、毎回100点。彼は発音も完璧だ。ルーマニア語の発音は日本語に似ているので、とても話しやすいとダニーさんは言う。
最近クラスに入って来た中国人のチさんは、一番発音の矯正がむずかしい生徒だ。かなり日本語はしゃべれるし、漢字が書けるので生徒の中ではよくできる方だ。しかし発音は別。
帰ってからシャークスの試合を見る。SJシャークスはアイスホッケーのチーム。今プレーオフをしている。今年はオークランドのゴールデンウォリアがバスケットボールのプレーオフに出ている。シャークスもウォリアも今日は負け。ジャイアンツも負けたので、家の中はなんとなく『おもしろくない』ムードが漂っている。
さあ、寝ようかと思ったら長男がきれいな箱を持って来る。「母の日に渡すのを忘れてたから。」と。Better late than never.という英語の言い回しがある。遅くなっても、全然何もしないよりはいいんちゃうか、というような意味である。
が、息子よ、一度でいいから母の日に間に合うように、プレゼントくれませんかね?