2013年3月12日火曜日

機内持ち込み品

明日から1週間姉が遊びに来る。関空から乗る時はセキュリティの列は短いが、サンフランシスコ空港の列はものすごく長い。


この行列を飛び越えて、全く待つこともなくセキュリティを通過できるカードがある。CLEAR Cardという名前で、このカードはプライベートな会社が発行しているものだ。年会費が179㌦。使える空港は限られている。アメリカでは今のところサンフランシスコ、オーランド(フロリダ)、デンバー(コロラド)、ダラス(テキサス)とウェストチェスター(ニューヨーク)のみ。




サンフランシスコでの行列は30分以上待つことも多い。セキュリティチェックが厳しいのはいいが、果たしてどこまでしっかりチェックしているのか。CNNがこっそりと鞄に危険物を隠してセキュリティを通過する、という実験をテレビで見た事がある。殆どの場合TSAは危険物は見つけられなかった。

最近機内持ち込み規制が少し緩和されることが決まった。TSAブログによると4月25日以降以下の物が許可される。

  • 刃渡り6㌢までのナイフ。
  • 長さ60㌢までの野球バット。
  • スキーのポール。
  • ゴルフクラブ2本まで。
  • ラクロスのスティック。
  • ビリヤードのスティック。
  • ホッケーのスティック。
これは預ける荷物に入れることが許可されるということではなく、機内持ち込みが許されるというのだから驚く。

そうでなくても荷物を入れるところが少なく、手荷物は2個までと厳しく制限されているのに、どうしてゴルフクラブを持ち込まないといけないのか。






そもそも規則の変更をどうしてメディアでそんなに宣伝しなくていけないのかわからない。ナイフは今まで持ち込めませんでしたが、これからは持ち込めますよ、と皆に知らせる意味は何なのか。

5.5㌢の刃渡りのあるナイフは銃刀法違反なのに、機内には持ち込むのが何故許されるのかどうしてもわからない。

ところでCLEARカードだが、今クーポンが発売されている。4ヶ月で18㌦だそうだ。買ってもサンフランシスコ空港でしか使う予定はない。それに、行列で待っている人たちを尻目に自分一人だけセキュリティを通過する、というのは結構気を使う行為だ。

でもランチ一回分で楽を買うことができる、と思うとどうにかその行為を正当化する理由も考えている。