3月のセントラル・パーク |
セントラル・パークのベンチに座って行き交う人を眺める。プレッツェルをかじりながら何時間でも過ごせる。
8月のセントラル・パーク |
5番街の雰囲気も好きだ。いかにもNY風の垢抜けたお店が並び、お金持ちのマダムを眺めるのもいい。
SOHOは気さくなお店が多く、一旦入るとあっという間に時間が過ぎる。Dean & Delucaでコーンブレッドを買って立ち食いしたこともある。
メトロポリタン美術館界隈 |
メトロポリタン美術館もおもしろい。行くと必ずゴーギャンの絵の前で長い時間を過ごす。特にイア・オラナ・マリアの絵(右)にものすごく惹き付けられる。
美術館では写真撮影もできる |
初めてライオン・キングを観たあとは、興奮のあまりしばらく言葉が出なかった。こんなにすばらしい世界があることが信じられなかったのだ。
駅の天井には星座が描かれている |
構内のアップル・ストア |
夜のブライアント・パーク |
なのに、去年の3月に行った時ニューヨーク熱が冷めた。6度目のニューヨーク訪問だった。それまでは人間が好きで、公園が好きで、お店が好きで、美術館が好きで、と恋していたのに。何故か自分がよそ者である、と感じた。心が安らがなかった。人種差別を感じたのか、何なのかわからない。もう当分行かなくてもいいな、と思った。まるで恋人にふられたような気がした。
今、ニューヨークは全ての高齢者に優しい街作りをしているそうだ。高齢者に優しい街は全ての年齢層に優しいということで、高齢者が住むにはどんな問題点があるかを市が洗い出した。そして使いやすくて手頃な値段の交通機関、高齢者に優しい公共スペース、保険社会サービスを充実させようというプログラムを作った。
このプログラムでは、散歩しようとしても座って休めるところがない、トイレが少ないなどの問題点の改善を目指している。街路に高齢者が座って休めるようなベンチを増やしたり、市が地元の企業とタイアップしてトイレの解決策を実施しようというのだ。
1年前に感じたのは、人種差別よりも高齢者差別だったのかもしれない。
いつかまたニューヨークに行った時、元恋人はよりを戻してくれるのだろうか。