2023年5月26日金曜日

老後の健康とお金 ②

5月12日、京都にとんぼ返りしてA本医院の院長の再診を受けた。

まだ家具も何も入っていない姉のマンションに泊まった


A本院長は1週間前に受けた血液検査結果を私に見せながら、「ちょっとこのIgE抗体検査の数値を見てみい」とおっしゃる。

下から2番めの数値がアレルギーの数値を表すものらしい


これはとんでもなく高い数値で、「みきみぃさんの喘息はアレルギーが原因やな。」ということである。


調べてみると、この検査からは以下のことがわかるらしい。


IgE抗体は、体に外部から侵入してきた異物(アレルゲン)に選択的に結合することで、その後に引き起こされる生体反応(くしゃみや鼻汁、かゆみなど)を介して異物を体外に排出し、体を守る役割の一部を担っています。 体内にIgE抗体が増えると、体に不調を感じるほどに、生体反応が強くなります


つまり、小さい頃からかなりのアレルギー体質だったのだろう、こういう人は喘息になりやすい、ということ。


なんでアレルギーが喘息に関係あるんですか?と聞くと、この前僕が書いた本をあげたやろ、あれを読んでみ、と院長。


いや、A本院長が気に入った患者にだけくれる、という噂(私は院長やスタッフを何度も笑わせたから?)の著書(5千円)は読んだけど、難解で全く理解できない。


まあ、合う薬さえ処方されればそれでいい。


薬は日暮里の医院で処方されたフルティフォームを続けましょう、ということ。


アメリカで処方されたBREO Elliptaは強い薬なので、動悸も激しくなったのだろう、吸入はやめれ、ということだ。

BREOを吸入していた時の血圧と脈拍数



フルティフォームに変えてからの血圧と脈拍数


そして、フルティフォームを3ヶ月分あげるから、ということ。


でもそれがなくなったら、アメリカで新たに処方してもらわないといけません(フルティフォームは杏林製薬の薬で、アメリカでは販売されていない)。


アメリカではどの薬がフルティフォームと同じ成分なのですか?と聞いた。


「それはあげた本に書いてあるから読みなさい。」だって。


いや、読んでもわからんのよ。


とにかく、日本にいると、こうして専門医にすぐ会えるし、薬は3ヶ月分で保険がなくても17000円なのだ。

左が杏林製薬のフルティフォーム、
右がアメリカの処方薬BREO(1ヶ月分19000円)


日本で保険に入ることができるようになれば、数千円ですむのか。


やはり老後は日本しかないのだろうな。


アメリカで暮らすということは、アメリカの医療費が払える、ということが前提なのだ、と改めて思いながら帰国した。


そして、私を待っていたのは・・・


日本に行く直前に行った救急病院からの請求書であった!



誰か私を日本でホームステイさせて〜〜!!


14 件のコメント:

  1. みきみぃさん、おかえりなさい^0^
    無事アメリカに戻ってこられたのですね、よかった。日本のご飯があまりにも美味しくてもう2度とアメリカには戻らないのではないかと心配してました^^
    京都のお医者さんは本を書かれるほど有名な方なのですね。そんなドクターにすぐに診てもらえるなんて日本ってすばらしいですね。
    私は日本滞在中によく体調悪くなるんですよ。たぶん母からのストレスです。もし次の帰国時に咳が止まらなくなったらA本先生にみてもらいたいです。その時はこっそり連絡先を教えてくださいね。よろしくお願いします^^

    患者負担額40万円!!ひぃーーー、これって高すぎやしませんか?!?アメリカの医療費はどうなってるんでしょうかね。私が以前救急車で運ばれた時はこれほどではなかった思うけど、それってもう10年前の話、今は物価がどんどん高騰していて医療費もすごいことになってるんですね。アメリカでは病気になれないわ、どうしましょう・・・

    お姉さんはマンションにお引越しされたのですか?妄想生活じゃなくて本当に?京都市内ですよね?いいないいなー、私も住みたい!!京都に住むってめちゃくちゃ憧れます❤️

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    1. akikoさん、
      ただいま〜。
      ほんと、今回はアメリカに帰りたくない、とつくづく思いましたよ。
      自分で電車に乗って簡単に病院に行けるし、日本語で症状を話せるし、安いし。
      A本院長は有名な方でもなんでもないけど、アメリカの医療や特に薬に詳しく、本を書きたかったのでしょうね。普段患者の方を向くこともないような偏屈っぽい先生でしたよ。でも、私がアメリカから来ていること、経緯や症状や薬のリストなどを詳しくメモしていることに興味を持った、という感じで机からやっと目をあげて患者(私)を見た、という様子でした。なかなか興味深い先生です。
      もちろんいつでもご紹介しますよ!京阪沿線の駅すぐ横に医院があるので、チョー便利。

      私も介護の最中は本当によく体調を崩しました。あれはストレスからなんですよね。こんなに体調が悪くなるなんて、と当時は自分の身体に自信が持てなかったけど、介護がすんだら元に戻りました。自律神経失調症になるのでしょうね。

      もう〜、2800ドルの請求って本当に腹が立ちます。救急室では採血、EKG、だけで$16Kとるんか!!って地団駄踏みたいような腹立ちですよ。夫の職場からの保険がなくなって以来、医療費破産しそうです。

      はい、姉は烏丸御池駅に近い、いわゆる御所南にマンション買いました。ところが、自宅にはものすごい荷物があり、これを処分して売らないといけないのです。引っ越しはまだまだ先ですな^^;

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  2. パブ仲間のへろ2023年5月26日 7:01

    日本で良い薬に出会えて良かったですね。igEが高いとのことでご心配でしょうが、ig Eはあくまでも目安で、それが高いからと言って重症アレルギーというわけではないそうです。アメリカで同種を探すには、杏林に問い合わせをして、成分の英訳やアメリカで手に入る同種のパフを問い合わせると良いと思います。(日本語での成分はネットに出てます)
    アメリカの治療費は莫大ですね。先日実家の父が大怪我をし、依頼をせずともドクターカーが来ました。搬送だけでなく中に医師が乗っていて、移動と同時に治療開始でした。医療過疎のド田舎なので病院が遠く、一刻を争う時だったのですごくありがたかったです。確か別料金だったのですが数万円だったような…

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    1. パフ仲間のへろさん、
      はい、とりあえず今はフルティフォームが効いているようで良かったです。私もigEが高いことは心配していないのですが、それが原因と聞くと猫の毛?ホコリ?食べ物?と一応関心は持ちましたが、まあいいか、という感じです。
      あ、確かに杏林に問い合わせるのはいいアイデアですね。成分の英訳も大まかな部分はネットで見られるのですが、問い合わせるのが一番ですね。グッドアイデア!ありがとうございます。

      お父さま大変だったのですね!今は大丈夫ですか?一刻を争う時に、ドクターが車と一緒に到着、すぐに治療開始なんて本当にすばらしい医療ですね。家族にとっても安心で、日本の医療はすごいです。確かアメリカでは救急車を呼ぶとそれだけで数百万円かかると聞きました。
      お父さまが少しでも早く回復なさると良いですね。

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    2. おかげさまで父は骨折だけで済んだのですが(奇跡と言われました)、日本で有数の過疎老人県にドクターカーがある事に驚きました。(病院が遠いこともあるのでしょうが)
      救急車で搬送途中にドクターカーが迎えに来て乗り換えて治療しながらの病院到着という、まさにオリンピック級のリレーで、昔日本でも流行っていたアメリカドラマERのようでした。不謹慎にも頭の中でドラマ挿入音楽「チャンチャラーラ、チャンチャラーラ」が流れていました。

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    3. へろさん、
      それは本当に良かったです。戦争を知る世代はその後の世代よりも強い、とよく言われますが、お父さまもそうだったのでしょうね。日本の医療は素晴らしいのですね。ドクターカーというのは聞いたことがありませんでしたが、考えてみると介護のクルーが訪問入浴をさせることができるぐらいなので、ドクターカーはお手の物なのでしょうね。
      ERというドラマは見たことがなかったので、今YouTubeでERのテーマ曲を聞いてみました。
      救急車での搬送にピッタリの曲で臨場感がありますね〜^^

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  3. やはり、医者と薬は「相性」が大事ですね!納得できれば安心して治療に臨むことが出来ますものね。アレルギーってまだまだ解明できていないみたいですからストレスを避けるしかないのかも。
    しかし、日本とアメリカの医療システムの違いってビックリですね...
    アメリカ並みになったら日本人の90パーセント位は老後破綻しますね!
    老人サロンと化している現状は一掃されていくでしょうね...

    何のお楽しみもない田舎で良ければホームスティ受け入れしますよ!(^-^)

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    1. danmamaさん、
      はい、医者も薬も相性ですね。私はA本医師が気に入りました。ほとんど患者を見ずにしゃべる医師ですが、信頼できると感じました。そういう医師の診断だと納得して治療に臨める、おっしゃる通りです。
      いやあ〜、夫がリタイアして以来、医療費は信じられないほど家計を圧迫しています。まず2800ドルの請求額ですが、一度病院に電話して安くしてくれるように交渉してみるつもりです。
      今年のアメリカでの医療費支出は、救急室費用を入れると既に50万円を超えました。アメリカでの老後破産は医療費が原因、とよく聞くのはこれだったのですね。

      danmamaさんちにホームステイしたら、美食で太りそう〜〜^^;

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    2. 最近は全然美食じゃないですよ〜(^^;)中性脂肪が高いので「高野豆腐」を毎日食しています。
      睡眠不足は高血圧と肥満の元らしいので熟睡できるようになりたいです...
      アメリカの医療費がリタイア後に上がったのは
      退職金とか不動産売買の収益で一時的に収入が増えたせいですか?
      我が家も家賃収入で保険料が2倍になってしまってビックリしていて終活でそろそろ
      売却を考えてますが「負動産」です...

      今の所、健康なので70日に一度、血圧とコレステロールの薬を貰って4〜5千円
      半年に一度の歯科でクリーニング位ですが今後はどうなるのか?です。

      老後は一に健康、二にお金!三にストレス回避!!

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    3. danmamaさん、
      高野豆腐ってそんなにいいのですか。中性脂肪、LDL、Hgb1acなど何もかも高い私は何を食べたらいいのでしょうね。睡眠不足が高血圧と肥満の元というのは知りませんでした。
      アメリカの医療費は、保険が退職金などの一時金で毎月の支払いが上がることはありますが、医療費自体は皆同じです。カイザーという病院のメンバーになれば、保険自体も少し安く、医療費もほとんどかからないようですが、必要な治療がなかなか受けられないと先輩たちに聞いて、カイザー以外の病院の保険に入りました。保険料は来年からは少し下がりますが、治療費自体は下がらないんですよ。なかなか微妙なものですね。家賃収入は嬉しいけど、それによって保険料が2倍になってしまうのでは、今後医療費が増えるだろうと考えると、不動産収入もあればいい、というものではないのですね。

      あ〜、そういえば歯科の出費もあるのでした。半年に一度のクリーニングは35000円です。ということは毎月6000円を予算に組み込んでおかないといけない。
      ほんと、老後は健康、お金、ストレス回避、全くおっしゃる通り!!

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  4. みきみぃさん、お帰りなさい!

    信頼のおけるお医者さんと良く効くお薬が見つかり、咳も治まったとの事で安心しました。
    今後も吸入薬が続くようですがお大事になさってくださいね。
    私はダニのアレルギーだったのでミティキュアという舌下免疫療法をしていました。

    さて先日の救急の医療費、よ、よ、よんじゅーまん円!?
    もし今が円高だったとしても驚愕の金額です。
    腎臓結石の時の病院の廊下がとても豪華でしたが
    今回もそんな感じの病院だから高額なのでしょうか。
    ただただ驚きです。

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    1. 大阪さん、
      ただいま〜。はい、本当にいい先生がが見つかって良かったです。ありがとうございます!
      咳は、なんらかの感染症が原因だったようです。日本到着4日後に具合が悪くなり、咳が始まり膀胱炎にもなっていたようなんです。日暮里のクリニックではモンテルカストという薬を処方されましたが、A本医院ではすぐやめるように言われました。「あれはバカになる」と言われましたが、A本院長は薬の権威だそうで、なかなか興味深い話も色々できました。
      大阪さんはダニのアレルギーだったのですか。私ももしかしたら同じかも。いつもどこか痒いような気もするし。次はアレルギー検査ですかね。

      よんじゅー万円ですよ!ドル高なので高く感じますが、2800ドル、って涙が出ました。日本にいる時、その請求書が来て心がどーんと重くなりましたよ。
      腎臓結石の時の記事も覚えてくださってるんですね!クリニックはどこもああいう感じなんですよ。清潔で明るくて、一人一人がお客様として扱われます。でも、庶民の私はそんな扱いじゃなくていいから、もっと安くしてくれ〜〜と思います^^;

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  5. みきみぃさん、こんにちは。

    もうアメリカに戻られたのですね。
    これから日本滞在記を聞かせていただけるのでしょうか🎵

    それにしても、アメリカの医療費は高いですよね〜。
    私もアメリカで受けた諸々の検査費用が驚くべき金額だったのを覚えています。
    っで結局、病巣を見つけてくれたのは一時帰国で受けた人間ドックでした…

    お姉さま、マンションを購入されたのですね!
    将来的にはみきみぃさんも同居されるのかしら?😊
    京都は憧れの地なので、みきみぃさんの京都ライフのお話もぜひ伺いたいです💕

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    1. JJさん、
      はい、もうアメリカです。3週間半は速すぎます。
      日本にいる間は、毎日毎日出かけていたのでブログを書く時間もなく、こちらで今袖をまくりあげているところです^^

      日本で楽しんでいる時にあの請求書がオンラインで届き、もうどよ~んですよ。
      やっぱり日本の人間ドックはいいですね。友人がひどい状態ではないけど、日本で人間ドックを受けて、あちこち病巣が見つかったと言っていました。私も次回は受けようかなと思います。

      姉はマンションを購入したのですよ。ものすごい量の物を持っているので、小さな2LDKに引っ越すにあたってどうやって整理するのだろう、と心配です。姉と同居はできないですね。やはりある程度の距離がある方がうまくやっていけると思うので、私は東京の郊外に買いたいです。が、資金が全く足りません!

      はい、京都ライフも書きますね。いつも読んでくださってありがとうございます^^/

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