日本にはやはり行かないことにした。
行けるような気もしていた。
が、ジャックさん/ジーノさんコンビがこんだけ毎日働いてくださっている中で、ちょっくら日本に行ってくるわ、とは言えない。
行けるとしたら、全ての材料を注文しておいて、全ての配置をあらかじめ把握して、頼んでおくことが必須だろう。
そして、細かい質問はFaceTimeでするとしても、時差があるから日本の早朝しかできない。
とにかく、ここまで細かく依頼主の要望をチェックしてくれる業者って他にいる?と思うほど、ジャックさんは一つ一つ私に聞いてくれる。
先週のことだが、木曜日の朝「ジャックさん、湯船に浸かりたいんだけど、1階のバスタブっていつ使える状態になると思う?」と聞いたら、You like taking a bath?(お風呂好きなんだ)とニコニコ顔。
はい、ニッポンジンだし熱いお湯に入りたいんだわ、と思いながら、うなずく。
じゃあ、土曜日の夜には入れるようにしてあげるよ、と言うジャックさん。
え?まだタイルとバスタブが入っているだけの状態で、タブの蛇口もないし、洗面台も入ってないし、壁もまだ塗装してない状態だけど・・・と思うが、信頼するジャックさんのことだ、どうにかしてくださるのか?
その日(木曜日)の午後、ジャックさんは2階のマスターバスルームの壁の作り直し、ジーノさんは1階のバスルームの壁塗装。
塗装したばかりの壁に翌日ペンキを塗るとしたら、塗装が完全に乾いた状態になっていることが条件だ。
だから、塗装した壁を乾かすために、木曜日の夜ストーブをバスルームに入れて一晩中かけて乾かす。
金曜日午前はジーノさん、ペンキ塗り。午後は二人共マスターバスルームの工事。
土曜日もマスターバスルームの続きをしながら、午後からはジャックさん、1階バスルームの洗面台を入れるための前準備。
照明も取り付けがすみ、80%完成した段階。
マスターバスルームの工事もあるから、ジャックさんにしてみれば1階のお風呂のことなんか最後にまわしたいだろうに、私のお願いにちゃんと対処してくださる。
私がお風呂に入りたいと言った時、切実な表情だったのか、ジャックさんはその願いを叶えようと土曜日の夜6時半まで延々と準備。
そんなジャックさんがかわいそうで、「ジャックさんジャックさん、もう帰ってください、お風呂は来週でいいですから」と伝える。
が、ジャックさん、もうすぐすむから、とおっしゃる。(そして土曜日にお風呂に入れた!)
いつもシャイな微笑みを浮かべた、穏やかな大男ジャックさん、土曜日まで休みもせず作業してくれる姿に恋してしまいそう♡
ジーノさんも本当に親切だ。
ちょっと重さのある訛りは、南米から来た人なのかなと感じさせられる。
いつも帽子をかぶり、白い半袖のTシャツとジーンズで休むことなく働いているジーノさん。
重いものを持って家に入ろうとすると、さっと出てきて自分が持つよ、という仕草。
なんつーか、いなせな南米人のジーノさん。あ〜恋してしまいそう♡
毎日毎日、注文しないといけないものを決めるのに長時間のリサーチをし、出かけたい時に出かけることもできず、日本にも行けず、囚われの身の私。
まるで人質のような生活を続けている。
そうか!この恋心はもしかして・・・
もしかして・・・
あの有名な、ストックホルム・シンドローム?
うんにゃ、
暖かいお風呂に入れるのはありがたいですね
返信削除ジャックさん・ジーノさんはなんて素敵な人たちなんでしょう! 私もお二人に会ったら恋してしまうかも ^^
リフォームのことプラス今週は感謝祭の準備で忙しくされてるのでしょうね
我が家は今年も二人だけなのでテイクアウトディナーをオーダー済、明日の朝ピックアップに行ってきます
へへ、レイジーでございます^0^
どうぞ素敵なサンクスギビングをお過ごしください!!
akikoさん、
削除ありがとうございます。そうなんですよ、お風呂には入りたいですよね。もう朝晩寒くなってきました。
akikoさんの住んでらっしゃる地域は、もっと寒いでしょうね。
でも、紅葉がきれいな時季ではないですか?
ジャックさんもジーノさんも、本当に親切で正直な方たちというのがわかります。
まだまだプロジェクトがあるので、予約しておかないと、です。
お二人でテイクアウト、いいですね!私だったらサンクスギビングの支度はしないですませてしまいそうです。
私は今年初めて家族全員が揃わないサンクスギビングです。少し寂しいですが、長男たちの家で5人の簡単な夕食を楽しめそうです。
akikoさんも、素敵なサンクスギビングをお過ごしくださいね!