事情を話すと、よろしい、引き渡しが月曜日にできるかどうかは約束できないけど、できるだけのことをします。契約が終わり次第サンフランシスコのオフィスに配達をしてもらい、銀行から資金が入り次第市役所に行って登記します。登記は1日に数軒しかできない、という決まりがあるので間に合うかどうかはわからない。でも、月曜日に登記がすみ入居できる、という可能性はあります。
次男の車にはとりあえず初日に必要な物を詰めた |
そして、タイトルカンパニーには『施工主との引き渡しの約束は月曜日午後2時です。円滑な取り引きができるよう、多めに送金しました。』とメールを送る。もう何があっても月曜日に入居してやる!という気分だ。契約日は、10月、11月、12月、2月3日、16日、3日、8日と何度も変更になったのだ。もうこれ以上は許容範囲を超えている。
そして、月曜日が来た。タイトルカンパニーからメールが来た。銀行から資金が降り次第登記をします。登記の時刻は予測できません、だそうだ。もう登記できてなくてもいい。意地だ。午後2時には引き渡し場所に行くのだ。今日中にどうにか入居してやる!という気持ちだ。実際にはそれは無理なのだが、もうこれ以上じっとしていられない。
マリーの会社でマリーを待つ次男 多くのIT企業ではvalet parking(つまり駐車係が 出勤した社員の車を駐車場に持っていく)を採用している 赤い傘の下にいるのが駐車係 |
1時半にマンションに到着。2時に引き渡しが行われることになっています、と有無を言わせない態度で担当者に連絡してもらうことにした。担当者はタイトルカンパニーに電話。まだ登記はすんでいない。3時まで待ってください、と言われた。鍵は渡せないがもう部屋には入ってもいいです、と入れてくれる。
マンションのロビーで担当者を待つ |
遂に3時過ぎに登記がすみました、と電話があり鍵を渡された。アメリカではこうでもしないと、どの人も他の機関を責めるだけで、実際にはいつ入居できたことやら。
歩いて10分のところにある評判のいいピザのお店で、ピザとサラダをテイクアウトして来て食べた。長い一日だったが、どうにか入居できたことに安堵する。これからはカフェ、電停、スーパー、レストラン、病院など多くが徒歩圏内にある。二人は楽しい日々を送ることだろう。