終わり良ければすべて良し。
と言うが、サンフランシスコのマンションに入居はできたものの、一連の契約がまだ終わったとは言えない。
この煩雑な手続きに関してはまた改めて書く。
集合住宅にはHOAつまりHome Owner's Associationというものがある。
マンションの管理組合だ。
このルールがすさまじい。『マジ?』と言いたいぐらいのルールだ。
何しろこのマンションには200戸以上の部屋がある。
やはりサンフランシスコは都会なのだろう。
セキュリティのためにこれだけの人員が必要なことに驚く。
安心感はある。
が、HOAの決めた色々なルールを遵守した契約書を提出するたびに、ちょっとしたストレスを感じる。
なにしろ、ブラインドをつけるのにも、荷物を預かってもらうにも、家族が訪問するにも、全て登録書類を提出しておかないといけない。
そして一番困るのが3時間の時間枠しかもらえない引っ越し。
トラックを停めるところが決められていて、そこを使うには予約が必要。
引っ越し会社も決められた所しか使えない。
一方、家具を買ったお店からの配達時間枠は8時間なので、マンションが決めた3時間枠に収められない。
マンションの引っ越し時間枠は1分でも過ぎたら作業を中断する、という契約に署名しないといけないのだ。
だから、結局トラックを借りて自分たちでするしかない。
なにしろRestoration Hardwareの倉庫のセールで買った家具は、アラミダ(Alameda)という街にある。
そこに行くには、サンフランシスコからはベイブリッジを通って対岸に行く。
行きはヨイヨイ帰りは怖い、なのだ。
週末サンフランシスコに観光に来る人が多いからだ。
サンフランシスコからアラミダに行くには27分しかかからないのに、アラミダからサンフランシスコに帰ってくるには渋滞が激しく、1時間かかる。
トラックのレンタルは土曜日9時から日曜日の9時まで。
まず朝10時に、サンフランシスコから次男とマリーがトラックで家に帰ってきた。
計画性のない二人がバラバラの荷物を積み終えたのが11時半。
マンションから家は片道100キロ。
サンフランシスコ到着は12時半。
その後閉店時刻が18時のアラミダのお店には3往復しないといけない。
ソファ、机、ダイニングテーブルはどれも大きいので、トラックには一つずつしか積めないからだ。
積み込みと往復で各2時間かかる。
つまり、連続3往復しても終わるのは18時半。
Costcoに次男とマリーの新しいベットを買いに行きたいのだが、こちらも閉店時刻は18時。
ということは無理だという計算になる。
トラックをレンタルしている1日ですませないといけない。
なにしろレンタル料金は220ドルだ。
24時間を1時間でも過ぎると料金は440ドルになる。
だから走った。
怪我をするくらい走った。
1月に日本で買ったジーンズが破れるほど走った。
Costcoにも間に合った。
家には2往復する予定だったが、1往復だけで皆疲れ切ってしまい無理だ。
なので、積み込めなかったタンスは次回に持ち越しだ。
良かった。
220ドルのトラックレンタル料金だけですんだのだ。
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グレーのソファは私のために買ったものだが、 次男たちが注文したソファができあがる5月まで貸すことにした |
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書斎スペースに机をセットアップした状態 左側の本棚は去年Ethan Allenの倉庫セールで買ったもの |
いや、それは早計だった。
作業が終わって道に駐車してあった車を移動しに行ったらなんと・・・‼️