犬用レインコート |
去年夫が23年間勤めた職場を辞めた。ストレスに耐えられない、2年ほど休みたいという理由だった。仕事を辞めるのはいいが問題は医療保険だ。1月からは自分たちで保険に入らないといけない。夫の保険は、去年辞めた職場が85%を生涯払ってくれる。あとの15%と私の保険は自分たちで払わないといけない。これがなんと毎月1000㌦だった。つまり私の医療保険85%分だけで、850㌦x12ヶ月=年間102万円払わなければいけないわけだ。
毎回このオモチャに目が釘付けになる |
今年お医者さんに行ったのは中耳炎、血尿、胃カメラ、コレステロール検査、肝炎予防注射、脳CT検査、ひょうそのためで、多分100万円以上を保険会社が支払っただろうと思う。普段は検査などはしないので年間の保険会社の支払いは20万円ぐらいだろう。
来年の1月から医療保険は1100㌦に値上がりする予定だった。が、幸いにも夫が今月1日からフルタイムの仕事を始め、新しい会社の保険があるため自分たちの支払いは毎月500㌦だ。つまり年間60万円。
話は変わるが、アメリカでの人気番組にAmazing Raceというのがある。おもしろいのでいつも家族で見る(1年に3ヶ月放映される)。Wikipediaによる番組の説明はこうだ。
途中競技者にはさまざまな課題や移動条件が課され、課題や条件をクリアしなければ先に進めない。また全行程はいくつかの「レッグ」に分かれており、各レッグの終点(「ピットストップ」と呼ばれる)ではそこに最後に到着したチームがその場で失格となる。(ただし予め決められたいくつかのレッグでは失格者は出ない。)最終レッグまで勝ち残れるのは通常3チーム。
アメリカ版の場合、スタートとゴールはアメリカ国内であるが、毎回ルートは地球をほぼ一周し、30日近くをかけ約10ヶ国を訪れる。各地で出される課題は、地域の観光名所や文化、習慣などに基づくものが多く、番組内では地域の光景やなどが紹介される。』
友人たちも同じようなものだ。Yとはこんなしんどい競技ありえない、それよりもショッピングに行こうと言い合ってやめてしまうだろう。すぐ喧嘩になってしまいそうな友人CやK、愛犬が心配で決して出かけないJ、家業経営で忙しいA、体力があるRの足手まといにはなりたくないし、などなど一人一人を頭に浮かべて勝手に決めてしまう。
このレースのパートナーはMしかいないだろう。Mは日本で生まれ育った中国人だが、大陸的というか時間には正確ではないが、いかにもこういう競技に燃えそうな性格だ。Mは家にいるのがいやで朝から夜の8時まで出かけているそうだ。ダンスのクラスを取っているが、毎年夏にはユタにある大学の寮である1週間の合宿にも参加する。
ペットショップのあとピーツで友人Mに会った。二人で医療保険の話になる。MとMの夫は自営業なので自分たちで医療保険に入らないといけない。二人分の支払いは毎月700㌦(7万円)だそうだ。それでも年間の控除免責金額が5000㌦、つまり50万円なので病気や怪我もお医者さんには行かずにすませようとする。Mもこの前足にひょうそができたということだ。お医者さんに行くと10万円ぐらいかかる。だから、自分で針で突いて膿みを出して治したということ。