2015年11月27日金曜日

Tマイナス2 飾り付け

我が家で披露宴をすると決まった時、一体どうすれば嵐が通り過ぎたばかりのようなこの家でできるのか、と案じた。



何しろリビングルームには、次男とマリーのゴミ(にしか見えない)が積み上げられていたのだ。



この家に引っ越して来て半年、やっと二人は片付け始めた。



自分たちの披露宴をこのリビングルームでするのだ。



そりゃ、重い腰も上がるわな。


そしてリビングルームは以下のように変遷していく。




この図書館のようなズド〜ンとした空間が、どうやって温かみのある披露宴会場になるのだろうか。



案じていたが、若い子たちはいいアイデアをたくさん持っているらしい。



マリー姉が昨日6時間かけて作ったという作品などなど、突然リビングルームに次々と雑貨が運び込まれ始めた。


次男の15年来の親友も中国(英語を教えている)から到着

それにしてもどんな田舎屋風 rustic interiorになるのかちょっと想像できない。



持ち込まれたこの数々の物はなかなかステキな雑貨だが、狭いこの部屋には多すぎないか?どういう飾り付けが施されるのか。


全ては闇に包まれている

2015年11月26日木曜日

Tマイナス3 家族の引き出し

朝目が覚めたら顔全面が真っ赤だった。



昨日美容院でヘアカラーをしてもらったのだが、昨夜シャンプーをした時顔に刺激性のあるものがついたのだろう。



そういえば昔からいつもそうだった。




デートの前日に食べ物にあたって蕁麻疹が出たり、蚊に刺されて瞼がお岩さんになったり。



結婚式は花嫁さんしか皆見ないのだし、母なんてどうでもいいのだが、やはり集合写真にお岩さんはNGなんじゃないか?



朝ベッドの中で撮った写真
コ、コエ〜


さて、今日はケータリング業者が、テーブルなどを搬入する日。



昨夜は遅くまで家具を移動し、とりあえずリビングルームは殆ど空になった。



あとの重いものは、今日次男の友人が来て移動を手伝ってくれるらしい。

男たち3人が家具をガレージに移動した

今朝のリビングの状態
エクササイズマシーンとソファは今日移動予定

ボールで遊びながらトラックを待つ次男(仕事を休んだ)

トラック到着

8フィート(244センチ)のテーブル3つと
スイートハートテーブルとベンチ7つ搬入される


明日がサンクスギビングだということをつい忘れてしまう。



今年は式の準備で忙しいので、何もしないことにした。



長男はガールフレンドの家で、彼女と彼女のお母さんとの3人で過ごすらしい。



最近長男は彼女の家で水道管を直したり、バスルームのリフォームを手伝ったりしているらしい。



長男の話の端々にWEという言葉がよく出る。



We fixed it.なんて、うちでは何も直さないくせに、と少しムッとする。

車で1時間のところにある彼女の家に毎週末通う長男は
昨夜オイル交換をしていた


友人Yは『長男は完全に向こうにとられたね。』と言うが、まあ仕方ない。



ガールフレンドの家は20年以上母一人子一人の生活だったので、長男は重宝がられているのだろう。



それもいい。



人の役に立っている、という喜びを味わえるのなら。



サンクスギビングに3人で食べるために買ってきた、というターキーを見ると少し寂しくなった。

3人だとこの大きさで充分なのだろう



子供たちが小さい時、サンクスギビングは楽しいイベントだった。



ワイワイと数家族が集まり、終わったあとはクリスマスツリーを切りに行く。



好きなツリーを探すために、山道を興奮した子供たちがスキップしながら歩くのだった。




飾り付けを一緒にしたら、『クリスマスまであと何日』とカウントダウンが始まる。



子供たちにプレゼントを買うのも楽しみだった。



一つ二つと増えていくプレゼントの箱が、自分のものなのか兄弟のものなのか、中身は重いのか軽いのか、と箱を揺すってみる。



キッチンにはアイランドがあるのだが、そこには4つの引き出しがあり、左から年齢が若い順に割り当てていた。



左二つは息子たちの引き出しなのだが、子供の頃ポケモンカード、ポグ(日本のめんこのような90年代に流行ったゲーム)、数ヶ月分の返却された宿題、ゲームボーイのゲームなどがきちきちに詰められていた。



新しくもらったポケモンカードなどを引き出しに入れ、時々開けて愛でるのだ。



いっぱいになった引き出しを少しは片付けなさい、と言ってもなかなかきかない彼ら。

キッチンで調理をするケータリング業者に
衝立を使って軽く目隠ししてください、と言われた


なのに、今はもうその引き出しに何も入ってないのだなあ、と胸がいっぱいになる。



これが大人になるということなんだな、と思いながら開けてみた。

中身ぎゅうぎゅうでこれ以上開かんがな

2015年11月25日水曜日

Tマイナス4 元カレ

結婚式というのは準備が大変で、それが人の本性を判断するツールになると言われたりもするらしい。



自分の結婚式を考える。



全て夫の意向をくんだ式だった。



私自身は式を希望していなかったが、夫は祖父母のためにしたい、と言うのだった。



結局私の方の招待客は1人、夫の方は250人だった。



ほとんどが親戚だ。





年なんだから(27歳)シンプルなものにしなさい、と姑に言われて近所の仕立て屋さんに作ってもらったウェディングドレス風ドレス。



何もかもが夫と姑の決めた式。新婚旅行なし。




つまり、面倒なことは人が計画してくれるならなんでもいいっす、という私の怠惰さが表れた式だったのだろう。



結婚式に一切の思い入れもなく、式自体はポクポクポクという木魚の音の中で行われ、披露宴は親戚のためのカラオケ大会を安い中華のお店でした。



お皿はかけていたし、食べ物はまずかった。



それに比べると、次男とマリーの結婚式への思い入れはもう少しあるだろうか。



田舎家風のrustic weddingにしたい、というだけであれがしたい、これがしたい、というのも特別にはない。



それはいいのだが、いくらなんでも全てのことがギリギリ過ぎる。



次男は今仕事が一番忙しい最悪の時期だそうで、1日も早く式が終わることだけを願っているそうだ。


昨日仕事の帰りにワイン、ビール、アップルサイダーを
買ってきた二人


それでも色々なものの注文ぐらいもっと早くすればいいのに、昨日になってやっとしたようだ。



アマゾンのプライム会員なので昨日注文すれば水曜日には届くから、などと言っている。



自分たちで全てするから口出ししないでください、というような態度をとっておきながら、やはり親の助けが必要になっている。

モールの駐車場は大混雑している


次男が一番の親友にあげたい腕時計に記念の刻印をしたいが、ギリギリになってしまった。


だから私にお店に持って行って刻印してもらってきてほしい、などと言う。


今モールは大混雑しているし、近づきたくないのに。

花婿のBest Manになる親友のために
次男は腕時計を買ったのだが、
その裏に刻印してもらってきた


これ、二人だけで全て準備していたら喧嘩ばかりして、今頃元カレ元カノ関係になっていたかもしれない。



ただ二人はもう1年半も一緒に生活をしているので、お互いの全てが既にわかっているのだろう。


それにしても混雑しているモールにはもうしばらく行きたくない。


会いたくない人にもバッタリ会ってしまったりするのはこんな時だ。



例えば・・・

大セールのラックに一枚だけ吊るされていた赤いドレス!

それも私の買ったサイズではないか!

なんか元カレに会ったような気分・・・

2015年11月24日火曜日

Tマイナス5 まだドレスを・・・

忙しい。



はずなのだが、忙しくない。



多分結婚式前日までお尻に火がつかないのだと思う。



一応少しずつ用事はある。



昨日は披露宴会場になるはずのリビングルームの、古いカーテンを取り外して窓拭きをしたり、壁にかかった額を全て下ろした。



この家具をどこに置くのか
大問題



明日の朝は美容院に行く。



でもそんなものだ。



だからショッピングに行った。



必要なものがある。



次男のスーツのポケットに入れるポケットチーフだ。



こちらでは、ポケットスクエア(pocket square)と呼ばれる。



昨日Hugo Bossのお店で白いチーフを勧められた。が、それは40ドルだった。



だから他のお店を廻ってみたが、白いのはテカテカ光るようなものしかない。



近所のお店をチェックすることにした。


Nordstrom Rackというデパートのディスカウントショップと、Macy'sという何もかもがごちゃごちゃに置いてあり、普段は避けているデパートだ。


ない。



白いポケットチーフは、なかなかないのだ。

白は光る素材しかなかった


せっかく来たのだからドレスを探すことにした。



いや、この後におよんで、と言われそうだが仕方ない。



赤いドレスへの愛が冷めたのだから。



Nordstrom Rackにはドレスが結構ある。それも安い。

これは$34で素材、形、色と気に入った
この安値の理由は裾のアイロン焦げ
何故売っとるんか〜?

ダイアン・フォン・フォステンバーグも安い
確か$89ぐらい

カルバン・クライン$189
2号しかなかった
いくらなんでもキツい

ありそうでないパーフェクトなドレス。



赤いドレスしか、もうチョイスはないのかもしれない。



それにしてもドレスは肩が紐だから、下着をどうするか、が問題だ。



お店に行ってみるが、アメリカではどう呼ばれているのかわからない。



どうも店員さんに説明するのも億劫だ。

英語ではPasties(ペースティーズ)と呼ばれるらしい


オンラインで買うしかないのか?



間に合うのか?



こんな小さなシリコンまでわざわざ買わないといけないなんて、面倒なこと。



ふとマスキングテープに目が行く。

いえ、別に?

2015年11月23日月曜日

Tマイナス6 次男との一日

朝9時に、次男からスタンフォードショッピングセンターへのお誘いがある。



息子二人を持つ友人Sさんから言われた。



『いいわねえ、お宅は男の子二人でも次男君はテキストメッセージとかすぐ返事くれて。


女の子を産んだようなものね。』



そう思う。



ただし『結婚するまで。』だ。




今日は次男とマリーが別行動をする日。



マリーは朝からサンタナローにあるスパで、バチェラレッテ(独身女性)パーティがあるのだそうだ。



次男はスタンフォードショッピングセンターにあるHugo Bossにスーツを受け取りに行ったり、結婚式が行われるガーデンの掃除に行く一日だ。



だからスタンフォードに一緒に行きたければどうぞ、と誘ってくれた。



いくらなんでも、母と息子とでショッピングセンターなんぞ恥ずかし過ぎる、と思い、夫と3人で行くことにした。

今日のスタンフォード
現在中庭は工事中


Hugo Bossはアメリカでここ数年人気急上昇のお店で、客数よりも店員数が多い数少ないお店だ。


次男はここでスーツを新調した。



スーツは肩、背中の身頃合わせ、 身丈、ズボンの裾上げなど計8箇所のお直しをしたらしい。

今のスタイルは短い上着とズボン
ソックスが見えるほどの丈がモダンらしい
短足に見えるが?


試着室でスーツを着る次男に、店員さんが持ってきてくれたネクタイと白いシャツはさすがにぴったり合う。


手持ちのものを合わせる、と言う次男が試着室に戻った隙にレジに持って行って買うことにした。

細かい水玉?の入ったネクタイは良い色だった
シャツは襟の開き方に注目!


こういう出費は痛いが、これからは息子というよりも、マリーの夫になるのだ。



息子に何かを買ってあげる、という母らしいことをしたかった。



やはり二人とも結婚するには若過ぎるのではないか、婚約してから1年ぐらいはおくべきだったのではないか、と心配は尽きない。



性格は二人ともフレンドリーで明るいし似ている。



結婚生活を続けていく上での大事な価値観は似ているのだろうか。



などなどいらぬお世話だが気になる。

独身の息子との最後のランチ

マリーはまだまだ子供だなと思うところも多いが、これから職場で揉まれていくうちに大人になっていくのだろう。



次男の『子供っぽくて色々とむずかしいところ』に、マリーだって我慢してくれているのだ。



お互いを思いやりながら、これから二人で一緒に成長していってほしい。



結婚式まで6日。



もう後戻りはできない(はずだが・・・)


この写真で、胸よりも腹が出ている自分の体型を再確認

土曜日には次男をマリーにお引き渡しします。



つまり子離れまで、Tマイナス6!なのだ。

2015年11月22日日曜日

Tマイナス7 婚前契約書(Prenup)と電気自動車(EV)

朝一番に公証人のところに行き、次男とマリーが作った婚前契約書を公証してもらった。



契約書に明記したのは、次男の預金額とマリーのローン額、そしてサンフランシスコのコンドーは二人の住居となるが親の財産であり、次男のものでもマリーのものでもないこと。



それだけだ。



ポール・マッカトニーは膨大な財産を保有していたにもかかわらず、再婚の際、婚前契約書を交わすのはロマンチックではない、と放棄したそうだ。



5年後に離婚した際の慰謝料は、$50ミリオンに近かったということ。



勿論次男たちに財産は殆どないが、最近のカップルの多くは契約書を作るらしい。



これもギリギリになってやっとすませたわけだ。



なにしろ来週の今頃、二人は夫婦になっているのだ。



なのに、結婚式の準備は20%ぐらいしかすんでいないのではなかろうか。



今日明日が結婚前の最終土日。



その大事な土曜日に二人は何をしたのか。



リースする車選びに一日費やしたのだ。



日本はどうか知らないが、アメリカで車を買ったりリースしたりする手続きは4、5時間かかる。

BMWi3が並ぶディーラー

契約に時間のかかること


マリー父から買った古いレクサスで通勤する二人は、ガソリンにかかる費用を節約するために電気自動車を買いたいと長いこと話し合っていた。



環境のためにも勿論良い。



BMWi3という小さな電気自動車の2015年モデルを在庫一掃するために、ディーラーが年間4千ドルでリースしていると聞いて飛びついた(一時金2500ドル)。

大きさはHonda Fitぐらい
小さな車なので周囲からよく見えるようにオレンジ色を選んだ

『初めて一緒にした大きな買い物を喜ぶ二人』図


それはいいのだが、今日は結婚式に使うガーデンの噴水を掃除に行き、我が家のリビングルームの家具をガレージに移動する、という予定だった。



なのに一日潰れてしまった。



もうTマイナス(発射まで)7日、本番まで7日という今日、結婚式の準備は一切できなかった。

100%充電で80マイル(128キロ)走行できる
蓄電が切れてしまったら、1.9ガロン(7ℓ)のガソリンで
70マイル(112キロ)走行可能
毎日次男が職場駐車場で充電する予定(30分かかる)



これからしないといけないことのリストは、
  1. リビングルームと書斎の家具を全て移動する。
  2. リビングの飾り付けをする。
  3. ファミリールームの家具を動かしテレビをしまう。
  4. 結婚式をする家のガーデンの掃除。
  5. ガーデンと披露宴会場である我が家の場所を示す看板作り。
  6. 次男のスーツの受け取り。
  7. 結婚式で使う音楽のセットアップ。
  8. スピーカーを友人から借りる。
  9. 結婚式で招待客が座る椅子の購入。
  10. ガーデンを使わせてくれるW家へのお礼の商品券とギフトバスケット購入。
  11. 披露宴用のシャンペンやワイン購入。
  12. シャンペングラス購入。


などなど、思いついたことだけでもこんなにある。



あ、そうそう。もう一つありました。

一日も早くドレスを買うこと
(今日届いたネイビーのドレスも気に入らない)

2015年11月21日土曜日

熟年離婚

ブログをしていて一番良かったと思えるのは、新しく友人ができたことだ。



メールをくださる方々と、オフ会をする。



どの方とも話が合う。



特に近所に住む方とは時々会って一緒に歩いたり、ランチに行くようになる。



イリノイに住むMさんともアメリカ国内では遠過ぎて会えないが、東京で会うとおしゃべりが楽しく、あっという間に数時間が過ぎる。



今日はそんな新しい友人SさんとYさんと歩きに行ったあと、Whole Foodsでランチを買って食べながら話がはずんだ。



子供たちのこと、姑のこと、夫のことと共通の話題が多い。



女が3人集まればかしましいと言われるが、どちらかといえば3人とも声を抑えて話すタイプなのに、おしゃべりだ。



だからやはり話が弾む。



今日3人で歩いたのはロスガトス・トレール
汗ばむような陽気だった



Yさんが言う。



周りには熟年離婚した夫婦が多い。



夫がリタイヤするような年齢の頃、今まで自分の時間を楽しんでいた妻は、趣味のない夫を持て余し『もう一人になってもいいかな。』と思うんだそうだ。



そういえば、リタイヤしたあとの夫が奥さんのあとをついて歩く『ワシモ族』の話もよく聞く。



仕事人生が終わりリタイヤしたのはいいが、毎日することもない夫は、奥さんが出かける時『ワシも一緒に行く』と妻のあとをついて回る。



友人が以前言っていたことを思い出した。



夫は週末することもないので、彼女が行く先々についてくる。



スーパーで食品を買っていると、背後霊のように後ろに立っている夫が『それ、本当に要るの?』と聞くそうだ。



うっとうしくてたまらない。

我が夫も趣味なし
週末はテレビのリモコンが体の一部化している



そして熟年離婚は日本でも増えてきている。



統計によると、離婚後9割の女性は幸せになり、9割の男性は不幸になるそうだ。



離婚後の男性は寿命が短くなる。



男は妻に先立たれると後を追うように死ぬことも多いが、女は夫と死別したあともしぶとく長生きする。



女は強いのだ。

長男もなんとなく夫に似ている


息子が二人いるとちょっと心配になる。


今日の夕食は餃子、レンコンのお焼き、人参のゴマドレ和え
セロリのおかか焼き、お豆腐とワカメの味噌汁と玄米
長男はこれを一人用のテーブルに置いて夜遅く食べる



『もういらんわ。』と熟年離婚されないように、趣味を持って強く楽しく生きてほしい。



と、母は願う。

次男とマリーは全てを分け合いながら食べる
現在、 愛はピークですからね