14帖のLDKと4帖の寝室。
これだけだが、私はこのマンションの間取りがとても気に入っている。
まず、リビングルームにはウォークインクローゼットがついている。
70歳過ぎて、洋服は基本各季節3バージョンの組み合わせがあればいい、ということに気がついた。
つまり、春秋版、夏版、冬版と9種類のコーディネートができる洋服。
まあ、これに少し色を付けて、12バージョンあれば充分過ぎるワードローブである。
ついでに言えば、60代半ばのある日、デパートの鏡に映った自分を見て、「ここまでシミ・シワ・たるみがあるとは知らんかった〜〜!!もはや非可逆的!!」と驚愕した。
その日以来、基礎化粧品にかける費用も劇的に減った。
寿ぐべきことである。
説明が長かったが、こういった理由でクローゼットは寝室についているより、リビングルームについている方が便利なのだ。
私が住む街は、小田急小田原線の祖師ヶ谷大蔵駅から徒歩7分、成城学園前駅から徒歩15分のところにある。
祖師ヶ谷大蔵はとても庶民的な古い街である
1985年に建てられたこのマンションは、40㎡、1階にある。
2023年3月に水回りと内装をリフォームされたものを、3080万円(2023年5月当時価格)で買った。
管理費・修繕積立金は月額2万3千円。
祖師ヶ谷大蔵のマンションの多くは、もっともっと広い億ションだが、それらは私には縁がない。
この部屋は40㎡と言っても、壁芯40㎡なので実際は37㎡ぐらいだろう。
が、私は一日中ダイニングテーブルでパソコンを使ったり、何かを食べたり、とほぼ同位置で過ごしているのであるから、充分な広さである。
さて、今日は下北沢で高校時代アルバイトをしていた、というK子さんと下北沢駅で待ち合わせた。
祖師ヶ谷大蔵駅から下北沢駅までは小田急小田原線で10分。
下北は若者の街である、という結論(周知か?)
さすがに裏道まで精通しているK子さん。
行けども行けども、古着屋さんと食べ物屋さんばかりの下北沢。
そういえば、サンノゼで暮らしている夫は山のように古い洋服を、溜め込んでいたなあと思い出す。
アメリカの古着は、何故か人気があるということ。
次回日本に来る時、持ってくるように言っておこう。
結論としては、下北(と東京人は呼ぶらしい)は70代の私が楽しむには、少し無理のある地域だろう。
古着のお店の多いこと!!
さて、下北をブラブラしたあとは、祖師ヶ谷大蔵を一緒に歩くことにした。
子供時代を祖師ヶ谷大蔵で過ごしたK子さんにこの地域を案内していただいたのが、私の祖師ヶ谷大蔵移住へのきっかけになった。
その恩人であるK子さんと、今日は駅前の蕎麦屋でおろし蕎麦を食べる。
以前は、「東京には空蕎麦がない」と智恵子?のような事を言っていた私だが、意外にも東京にもすこぶる美味しい蕎麦があることを知った。
お蕎麦を食べたあと、今日も健康で暮らせたことに感謝して帰ることにする。
が、東京には京都にあるような私好みの神社仏閣が少ない。
いや、ない。
なので、私は毎日ここ(祖師ヶ谷大蔵駅前)に行く。
イヤ、ウルトラマンに手を合わせる老婆って
ちょっと怖い?