2021年8月6日金曜日

日本移住を本気で考える?(2/2)

 長男が言った。


「おばさんはジジ(私の父)の家をいくらで売ってくれるかなあ。」


つまり京都の私の実家。


長男が生まれた頃(バブル時代真っ只中)、両親が住んでいた家の3軒隣に売りに出され、ニュージーランド人が買った家。その崖地に建てられた家は彼らがニュージーランドに移住した時、当初の半額以下で売りに出され、父と姉が半額ずつ負担して買ったのだった。


今では売るのも難しいだろう。崖地に建った家を買いたい人は少ない。


が、長男は日本に住むところがあれば、と考え始めた。そして、かねてから姉が実家を売って引っ越したいと思っていることを知っていたので、そこに住みたいと思ったようだ。



姉に聞いてみた。


姉の返事。


「あげる。」



姉はアプ(トイプードル7歳)を介して近所に親しい人が多く、できれば今の家に住みたいのだが、一軒家に住むのは年々むずかしくなりつつある。


近所には犬好きが多い


夏は暑く冬寒い。そして、現在の耐震基準に沿って建てられていない家。


が、比較的新しいマンションは、京都でも決して安くはない。


そんなこんなで、私も京都の古い公団などを見ているうちに、京都に帰った時住める家があるのもいいなあ、と思うようになった。


長男夫婦(二人共日米二重国籍)がいずれ日本に住むようになったら・・・、と夢が色々とふくらんでいく。



そして見つけたこの部屋。築40年だが、リフォーム済みで2380万円。





窓やバルコニーから見える緑が良い


見れば見るほどほしくなった。


グーグルマップで場所を確認する。


私の大好きな糺の森(ただすの森)まで徒歩12分。


ますますほしい。



おお!コーヒーハウスマキまで徒歩19分!



食べたいけどトーストしてないから、仕方なく残して帰るマキのモーニングのトースト耳部分。



もったいなくて仕方ない。


が、ちょっと偏屈っぽいマスターが作るこのモーニングは、すばらしく美味しいコーヒー込みで650円。


「この耳をちと焼いてくだせえ。」とはとても頼めない。


常連さんも難しい顔をして新聞を読みながらモーニングを食べる、地元のおじいさんばかり。


私のような地元の人間じゃない者は、ここで嫌われているように思えて仕方ない(被害妄想)。



よし、このマンション(団地?)がダメでも、マキから徒歩で帰れる距離内にアパートを探そう。


いわゆるスープが冷めない距離というか・・・


いわゆるバッグに隠し持って帰り、トーストできる距離

8 件のコメント:

  1. 良いな、良いな、夢が膨らみますねっ。京都やったら、絶対に遊びに行きますよ〜。私も住みたいな。日当たりよく、立地も最高ですね。

    返信削除
    返信
    1. yurikoさん、
      良いでしょ〜?出町柳駅まで徒歩14分。銀閣寺までも30分ちょっと。
      一緒に出町商店街の鯖寿司食べに行こ行こ^^

      削除
  2. 京都の鯖寿司は棒寿司ですね〜、好物です!銀閣寺道には美味しい中華のお店もあったなあ、ちゃんぽんの美味しいとこ。30+年前。京都やったらまだあるかも 笑。

    返信削除
    返信
    1. yurikoさん、
      はい、京都の鯖寿司は棒寿司。でも前回の日本では鯖寿司は食べず、法隆寺のそばで柿の葉寿司だけ食べました^^
      ちゃんぽんかあ。銀閣寺道の辺り安くて美味しいお店がいっぱいありそう。
      でも、残念ながらかの有名な銀閣寺アイスキャンディー店は、2018年2月に閉店。カナシー(;_;)

      削除
  3. 日本に住む場所があれば気が向いた時にいつでも日本へ行けていいですよね。
    私にとってそれは実家だったんですけど、今回2年ぶりに帰国して老母と5週間暮らしてみて「ああ、無理!!」と思ってしまいました。2年会ってない間に色々変わってしまったのですかね、母はなんだかネガティブになってるし、認知症の気があるのか言うことがコロコロかわるし、一緒にいると疲れてしまって居心地が悪かったです(涙)
    それに実家は昭和の古い作りで、天井が低く暗〜い雰囲気、キッチンカウンターや洗面台は全て低くて腰が痛くなる!そして一番不便だったのが洗濯乾燥機がないこと!!アメリカの便利な生活に慣れすぎてしまい、もう乾燥機なしの生活には戻れません>o<

    古くてもいいから、快適にリフォームされた自分仕様のマンションがあればなあ。
    mikimieさんが見つけた京都のお部屋素敵ですね^0^
    さあ、私もがんばって物件探してこよっと!!

    返信削除
    返信
    1. akikoさん、
      あ〜、わかりますわかります。
      親が以前の輝いていた親じゃなく、ため息つくようなことばかり言う親になってしまうんですよね。
      若い時は、親との話が退屈と思うこともそうなかったのに、自分が大人になると退屈極まりないんですよね。
      そういう親を介護するようになると、介護の辛さも手伝って親との別れがあまり辛くなくなっていく。
      親子が引き裂かれるような思いでお別れをしなくていいように、親は退屈な人間になっていくのかなあ、って思いました。
      というのは、今の自分がそうだから。
      子どもたちにとって自分が日に日に退屈な人間になりつつあるのがわかるんです。
      だからこうやって子供にとっても、親との別れの辛さが軽減されていくんだろうなあ、と思うようになりました。

      日本の家は洗面台とか低くて使いにくいですよね〜。洗面台、キッチンカウンターが低い、ゴミ出しが面倒、乾燥機がない(あっても時間がかかる)、というのがアメリカの生活と比べて一番不便さを感じるところです。

      そうそう、快適にリフォームされていたら古いマンションでいいです。
      ただ、この公団はエレベーターが3階と4階の間、5階と6階の間という形でしかないので、高齢者がどんどん引っ越して行っているようです。

      でも、買うよりは賃貸がいいかなと思うのですが、高齢者には貸してくれませんよね。
      akikoさんも、いい物件見つけたら教えてくださいね〜^^

      削除
  4. 引き裂かれるような思いでお別れをしなくていいように、親は退屈な人間になっていく・・・なるほど、そうなんですね、深く考えさせられる言葉です。mikimieさんはご両親をしっかり見送られて、息子さん二人も立派に育てられて、人生経験豊かな方の言葉には深みがあります。

    でも!!息子さんたちにとってmikimieさんが退屈な存在になってきたなんてことは絶対にないですよ。いつも楽しくご家族で過ごしている様子がブログから伝わってきます。mikimieママのおいしそうな手料理、孫ちゃんズのお守り、にじやマーケットのお弁当、等々。お母さんの愛情たっぷりで息子さん達は幸せですよーーー❤️
    うちは子供がいないので羨ましすぎます ^0^

    そうそう、昔の公団はエレベーターのない物件もあるし、各階にエレベーターが止まらないのは高齢者にはきついですよね。賃貸だとUR(公団)がいいかもです。預金があれば収入のない高齢者でも借りられて、保証人も必要ないそうです。ただ比較的新しいエレベーター付きの物件はなかなか空きが出ないみたい。
    ああ、宝くじ当たらないかなー、そしたらポンっと現金払いで新築マンション買うんだけどな〜〜〜と夢見てます^^

    返信削除
    返信
    1. akikoさん、
      親との別れは悲しいですが、正直ホッとしたのも事実です。
      これ以上母が、父が苦しまなくて良い、というのと、やはり自分の生活も戻ってくるという気持ちはありましたよ。
      それでも父が炉に入っていく時は、絶叫したいほどの悲しみでしたが、いつまでも苦しみが続く、というものでもなく、どうにか見送ることができた、というホッとした気持ちも大きかったです。

      いえいえ、息子たちが子供の頃は普通に母として慕われていた私も、今は変な英語を話したり物忘れも激しい、老いつつあるおばあさん、という存在になってきているのを感じます。
      長男夫婦は子供を持たないと決めたわけではないけど、なかなか決断できない(サキ談)、ということです。
      子供を持ったことは決して後悔しないだろうになあ、と以前は思っていた私ですが、今はそう思ってないんですよ。
      子供を持たない、ということは持つ喜びを経験することもないかもしれませんが、持つことによる苦しみもないんですよね。
      時々一生独身で子供を持たなかった姉のことをうらやましく思ったりします。
      子供を持つということは煩悩が増えすぎて辛いなあ、と感じることが最近とてもとても多いんです。

      URのこと、他の方にも勧められました。
      宝くじに当たるのはなかなか確率低そうですが、やはり投資してひとヤマ当てましょう^^
      な〜んて言いながら私には全くそういう才覚がなく、一生チマチマと暮らしていく自分が見えます。
      アメリカで暮らしながら、時々日本に行って美味しいものが食べられたらヨシとしましょう〜〜♫

      削除