パンデミックという予想もしなかった大事件が起きた今年。それでも時は過ぎて行き、また新しい年が始まろうとしている。
それがどうも感覚的にすんなりと入ってこない。
あまりにも外出せず、家族だけと過ごした一年。
が、2020年が終わろうとしている今、私はこのままではうつ病になるかもしれないな、と思うほど落ち込んでいる。
毎朝真っ暗な気持ちで目がさめる。
介護をしていた時が今までの人生で一番辛い時期だったと思っていたのに、介護には終わりがあったのだ。
が、今は終わりが見えない。このまま真っ暗な気持ちがいつまで続くのかと不安になり、どうやって這い上がればいいのかわからない。
毎日イギリス在住のYりさんとLINEでお互いを叱咤激励し合うエクササイズは2ヶ月続いている。
体の健康だけではなく、心の健康のためにセラピストと話すのがいいのだろうと思い始めた。
長男は数年前セラピーに通い、かなり助けられたらしい。その話は次男にはしたらしいが、私にはしない。私がセラピーというものに対して懐疑的だとわかっていたのだろう。
次男は去年の夏から毎週50分リモートセラピーを受けている。今年は隔週で受ける予定。
マリーも今年2月から受ける。
では私も受けようかな、と言うと、次男曰く『いいと思うよ。問題を抱えていない人間なんていないと思うし、誰もがより良い人生を送るためにセラピーを受けるべきだと思う。お父さんも受ければ、ずっとずっと幸せになれると思うけどね。』ということ。
私だってそれはわかる。お金の心配さえないなら、数ヶ月前から受けることを考えただろう。
が、今はお金がかかってもセラピーを受けて、より良い人生を送るために自分を変えたいと思っている。
以前はセラピーを受けるなんて考えたこともなかった。姉がいつも言うように、私は親から愛され屈託がない子供時代を送ったから大丈夫、と思っていたのに、実は自分が『多くの屈託』に包囲されているのだ、と感じる。
では、どんなセラピーを望んでいるのか、どんな話をしたいのか、自分の中に巣食う暗闇がどうやって掘り起こされるのか。もしかしたらセラピストと話すことで、今後の人生の展開が変わってしまうのではないか、などなど考え始めるとまた躊躇する。
まずは自分が残りの人生に何を望んでいるのか。
もしかして、最近ほんのりと割れ始めてきたように見える6パック?
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