先週上司からこっそり、会社での職務が近いうちに無くなる、とマリーは耳打ちされていたのだが、やはり実際に失職するのはショックだったようだ。私の懸案事項ナンバー1はこのリストラのことだった。
マリーの会社は、若い子たちが働きたい憧れの場所ナンバー1と言われているらしく、マリーもそこで働くことを誇りに思っていた。が、リストラにあう時はあう。仕方ないと思いはしたが、やはり本当に悲しかったようだ。
2018年の発表によれば、ベイエリアでは年収$117,400以下、つまり1300万円以下の所得では低所得世帯と呼ばれるそうだ。なんともバカバカしいほど現実的ではない数字だが、シリコンバレーの物価は高く、1300万以下の収入では生活は楽ではないということなのだろう。生活していくために共稼ぎは必須だ。
マリーは早速就職活動を始めるのだろうが、仕事が決まるまで数ヶ月かかるかもしれない。一昨年からカリフォルニアでは、それまでの給料額を面接官などが尋ねるのは違法になった。それがマリーに不利に働くのか有利に働くのかはわからない。
シリコンバレーのIT企業は、従業員に会社側が老後のための年金掛け金を補助する、携帯電話料金を払う、社食は無料、会社の豪華なバスで通勤するオプションあり、といったような福利厚生を充実させる会社が多い。マリーも最新のiPhoneを会社から支給されていたが、これも返却しないといけないのだろう。ということは携帯も自分で買わないといけなくなる。
医療保険もその一つだが、失職するとすぐ個人的に保険に加入しないといけない、など色々な手続きも増えるのだろう。次男たちは私たちに毎月家賃を払っているのだが、それは今後大丈夫なのだろうか。ヒロの保育所はそのまま続けるらしいから、そのお金だって引き続きかかる。
しかし、こんな時何かを捨てることがとても苦手な夫が光るんである。最近ヒロが我が家に来ると、夫が長年捨てずにキープしていた息子たちのオモチャ類でよく遊ぶ。
長年どこに隠してあったのか |
マリーが使えそうなものもあったりして・・・?
よりどりみどり |
びっくりしました。
返信削除もう決定なのですか?
何と言っていいのか言葉が見つかりませんが、皆様健康だけは気をつけください。
男の子のおもちゃは車が多いですね。
Michikoさん
削除ありがとうございます!
はい、もう今日から仕事がないので、今うちに来て私のパソコンを使いながら、私の食べる予定だった夕食をランチに食べています、
パソコンがないのはすご〜〜く不便。
なにしろパソコンも会社から支給されていたものなので、リストラされた途端に携帯もパソコンも会社に返したようです。
でも、本人はケロッとしたもので、さっきネイルに行ってきたとショッキングピンクの付け爪をしています・・・
それで面接があってもは行けないのでは?と思うのは姑根性?^^;