カメラを収集し写真を撮ることが何よりも好きで、よくカメラの埃をスポイドで取り除いたり、レンズを磨いたりしていた。
だが、父は今そういう趣味を持っていたことさえ覚えていない。
今回の日本滞在では最終段階の整理をしている。
母もそんな父と結婚して一緒に苦労を重ねた。
父は戦争中台湾に送られた |
駆け落ちして結婚した両親 |
海での写真が多い この時代のレジャーは海水浴だったのだろう |
母は最期までとても明るい人だった |
母が発病する少し前に姉と撮った写真 |
薬害で発病した当時でも母は明るかった 治療にステロイドが使われて太っていた この時点ではもう全盲で下半身付随だったが表情に屈託がない |
母は私が12歳の時には寝たきりになったので、それまでの母との記憶があまりない。
それでも楽しい子供時代だったことは間違いない。