友人に会って楽しい時間を過ごして、やっぱり友だちっていいなあと思いながら京都に帰ってきたら2つの悪いニュースがあった。
まずは父のホームの園長さんが、今月いっぱいで辞めるというニュース。
この園長さんのおかげで、父は去年死の淵から復活したのだ。
父のことを理解して、適切な指示をスタッフに与えてくれる人だ。
この園長さんに対しては、私も姉も絶大なる信頼感を抱いている。
父の最近頻繁に起きている夜の混乱に関しては、リハビリ療法士の先生に毎日夕方父の様子を見にいくように指示を出した、と園長さんが今日おっしゃる。
感心した。
それこそが父に必要なことなのだ。
父を一日中放置しておくのではなく、時々声かけをする。
これは家族とホームのスタッフ、ケアマネ、相談員と幾度となく話し合い決めたことだ。
それなのに、数ヶ月たつとその話し合いはまるでなかったかのように、同じことが繰り返される。
父が不安になり混乱する。
家族がどうにかしろ、ということになる。
それはスタッフに学習能力がないことから起こる間違いです、と園長さんがおっしゃる。
うちのスタッフは優しいんですが、なかなか皆自分で考えるということができないんです、ということだ。
でも、スタッフは忙しいし父に対処する時間はないですよね、と私が言うと園長さんがきっぱりと否定する。
父が夕方混乱して騒ぐのは、一日中ベットで寝るだけの毎日で、誰からもほとんど声もかからないせいだ。
日中はリビングルームに行く、一日に何度かストレッチをスタッフとする、こういうことが必要なのだ。◯◯さん(父のこと)が混乱してしまってから必死で対処するのではなく、スタッフが声かけをすることで〇〇さんの一日にめりはりをつける。つまり予防策を講じることが、一番いいんです。
とおっしゃる。
園長さんは、父のことをよく理解してくださっているのだ。
とにかく次の園長さん次第では、父は今のホームにいられなくなる可能性もでてきたわけだ。
また青梅の慶友病院のことを姉と話し合った。
今のホームにいられなくなったら、次は青梅しかないような気がするが、お金がいつまで続くかと考えるとそれもむずかしい。
そして何よりも大事なのは、家族がすぐそばに住まないといけないということ。
そしてそれができるのは私しかいない。
もう一つの悪いニュースは夫からのメッセージで、長男の転職がうまくいかなかったということ。
最後の面接は5月28日だった。
面接の感触があまりによかった長男は『もう決まったも同然』と思っていたはずだ。
とにかく今の職場で不幸な長男が一刻も早く転職して、ハッピーになってほしい。
夫によると長男は2人の最終候補の一人だったらしいが、結局仕事はもう1人の候補者に決まった。
長男がさぞ落胆しているだろうと思うと、本当に残念だ。
面接から1ヶ月近くがたっているので、もうだめなのではないかとこのところ案じていたのだった。
次男にテキストメッセージを送る。
長男は失望した感じ?どんな様子?と聞いてみた。
つまり、2人の最終候補者として残ったということはとても良いこと。
もう1人の方が部署のカルチャーに合っている、と会社が感じたのだろう。
でも、そこまで残ったということは、会社にとって良い人材という意味なのだから、同じ会社の他の仕事にもトライするべきだ、という返事。
最終候補に残ったのはすごいね、次の面接ではうまく行くんじゃない?というような下の写真にあるメッセージを長男に送ったが、返事は来ない。
なしのつぶてはいつものことだ。
だからと言って子供に対して負の感情は決してわいてこないが、なんというかスッキリとはしない。