いつの間にか自分がまた『太りやすい身体』になっていたことに気がついたのだ。いや、この数ヶ月太ったなあというのは感じていた。が、突然その理由がはっきりしたのだ。
これは4月末 この時よりもっと太った |
2007年のクリスマスプレゼントにiPhoneをもらった。
すぐ大好きな音楽のプレイリストを作り、毎日飽きずに聴きながら近所を歩いた。
その日まで一切の運動はしていなかったのに、音楽を聴きながらだといくらでも歩ける。
急勾配の坂を含んだ散歩コースを5キロ以上歩いた。
心拍数の跳ね上がるような急勾配だったので、3ヶ月で脂肪が落ちた。
洋服のサイズは10号から4号になるほどだった。
その後お医者さんに行くと、足の筋肉がすごい!と必ずびっくりされるようになった。
体重はどんどん減り、遂に10キロ以上痩せた。
何を食べても太らない身体になったようだ。
なにしろ歩くのが楽しくて仕方ない。雨の日も傘をさして歩いた。
ところがその急勾配の坂道は、ある日私道になってしまい、住民以外は進入禁止になったのだ。。
突然歩きに興味を失ってしまう。
それでも去年まではまだ筋肉が残っていたのだろう。
食べ物に気をつけなくても太らなかった。
今日の朝食 朝からお味噌汁を食べる日が来ようとは・・・ 想定外 |
安心しきっていた。
食べると太るということは想定外だったのだ。
ところが、今は筋肉が全くなくなったのだろう。
食べるとそのまま脂肪になるようだ。ふと気がつくと去年の今頃に比べて2キロ太っている。
筋肉がついていた頃は寝転んでいても代謝していた身体が、今は効率の悪い脂肪ばかりになってしまったようだ。
足も冷えるようになった。
だから、日本にいる次の1ヶ月で歩き癖をつけて、少しでも筋肉をつけることにしようではないか。
間食をやめるのだ。
糖質も大幅にカットする。
夕食は炭水化物を摂らないことにしよう。
今日はなんともさわやかなお天気。
まずは父の補聴器を四条烏丸にある補聴器センターに持って行って、クリーニングをしてもらおう。
一度にダイエットをするのもストレスがたまるので、ランチは上島珈琲に行ってサンドイッチを食べる。
そのあと歩くのだ。
サンドイッチはすばらしくおいしいとは言えないが、まあ悪くはない。
これは想定範囲内だろう。
いつも親切な補聴器センターの店員さんにクリーニングを頼む。
父が聞こえにくいと言うのは、補聴器が汚れているというよりも、父の認知症の問題なのだと思う。
やはり店員さんにはあまり汚れていないと言われる。
想定内だ。
乾燥剤をもらったあと、烏丸通りを北に向かって歩くことにした。
半年に一度持って行ってきれいにしてもらう |
補聴器センターは錦通りにある。四条通の1本北だ。
にしき |
毎回市街地を歩く時は京の通り歌を頭の中で歌いながら歩く。
今日は四条通から御池通まで歩いて地下鉄に乗るつもり。
だから、まるたけえびすにおしおいけ、あねさんろっかくたこにしき、しあやぶったか・・・の『し』から反対に進んで行くことになる。
錦通りを出て最初の通りは蛸薬師通。
たこ |
六角通。
ろっかく |
三条通。
さん |
姉小路通。
あね |
御池通。
おいけ |
ここで烏丸御池を右方向、つまり東に曲がる。
ここからの通り歌はまだ記憶できていない。
車屋町通(くるまやちょう) |
東洞院通(ひがしのとういん) |
間之町通(あいのまち) |
高倉通 (たかくら) |
堺町通(さかいまち) |
柳馬場通(やなぎのばんば) |
富小路通(とみのこうじ) |
麸屋町通(ふやちょう) |
御幸町通(ごこうまち) |
ここでいつも地下鉄に乗る。
駅名は市役所前。
つまり京都は碁盤目になっているから、次に何通(なにどおり)が来るか予想できる。
だから、あと何本目の道を過ぎれば目的地に着くと予想できる。
いつも行くカフェの前はきれいな紫陽花が咲いている。
春の桜、初夏の紫陽花、秋の紅葉とこの辺りは電信柱もなく、季節の花が楽しめる。
カフェと言えばどうしてもこの辺りに来てしまう。
道に迷うことがないからだ。年を取ると想定内の動きをするのが楽なのだ。
御池通南側は白い紫陽花がきれいだった |
カフェ進々堂前 |
花が咲き乱れている |
ランチも食べたところだしきれいな紫陽花も見られたし、さあ帰ることにしよう、と思ったのに・・・
想定外 いや、想定内? |