日本に来ると糸くずが増えるのはストレスのせいか、それとも疲れのせいか。父のことで今回は今の所余りストレスがない。薬を減らすプログラムを始めたにもかかわらず、一応穏やかに過ごしているからだ。毎夕5時過ぎに家を出てホームまで歩く。そして7時から7時半父と話して過ごす。
夕方5時過ぎの いつもの道 |
帰りは姉の車 アプが車用の籠に入って お迎えに来る |
冬になったので洗濯物もなかなか乾かない。だからパジャマもたくさん買った。だが、父は古いパジャマばかり着る。新しいパジャマは自分のもの、と認識できないようだ。
殆どが新しいパジャマ |
手足も動きにくくなった、と言う。薬のせいだと思うと罪悪感に苛まれる。父の心の平安を保つために薬を服用する。服用をやめると身体機能のためにはいいのかもしれないが、幻覚症状などで苦しむことになる。どちらをとるか、むずかしい。また部屋に誰も入れない、ホームを飛び出す、などの行動に出ると危険だ。
かろうじてトイレには 杖なしでも行ける |
さて、今日はサンクスギビングだ。初めて家族から離れて日本で過ごすが、思いがけず茅ケ崎に住む友人Rと一緒に高台寺に行くことになった。RとRのご主人が秋の紅葉狩りに京都に遊びに来ているのだ。
5時に高台寺拝観券売り場で待ち合わせる。京都駅でちょっと時間があったので、伊勢丹に行き地下のアンデルセンでカプチーノを飲む。この時間帯はお店で買ったパンを持ち込めます、と書いてあるのでドーナツを買う。コレステロール・・・
ピーツでカプチーノを飲むと3㌦ぐらいだが、日本で397円を払うのはとても高く感じる。多分現金を払うせいだろう。ピーツのコーヒーはいつもコーヒーカードをCostcoで買う。
お店で買ったパンは4時以降食べてもいいです と3時58分に言われる |
駅前から206系統の市バスに乗って三十三間堂の前を通り、東山安井で降りたら、高台寺までは歩いて5分だ。まだ明るい。少し暗くなって来た。が、まだまだライトアップには暗さが足りない。
行列に並んでいるRを発見!やはり久しぶりで嬉しい。Rのご主人も10年ぶりだ。二人は昨日の朝茅ケ崎の自宅を5時台に出発し、一日京都を満喫。今朝も8時半の東福寺開門から始業。その後伏見稲荷に歩き、頂上まで登ったというから驚いた。
が、二人のパワーはそこで止まらない。その後祇園に行きランチ。そして銀閣寺、哲学の小径、永観堂、そして南禅寺にも行ったのだ。う〜ん、確かもう一つか二つお寺に行ったと言っていたような。とにかく、すごいパワーなのだ!
さて、高台寺に入る門をくぐる。今年はどんな景色が繰り広げられているのだろう。高台寺には6年前初めて行った。その時まで高台寺というお寺のことは知らなかった。
すぐそばにある清水寺の方が有名で、そこには何度か行ったことがあるが、何故か高台寺の方が好きだ。
刻々と暗くなっていく |
高台寺は石段を上がった所にあるが、その石段を上がりながら自分が今夢の中にいるのだろうか、と思い続けた。それほど幻想的なのだ。夜の緑の中の石段ほどワクワクするものはない。その石段の上には何かが待ち受けているからだ。そしてその待ち受けていたものが・・・
しあわせ。
出口付近にあったこれ 一体何なんです? 誰か教えて!! |