2016年4月8日金曜日

しだれ桜を見に行く

今日は家で仕事をしています、と次男からテキストメッセージが届く。

ベットで仕事(?)をしているのがわかる写真

昨日サンフランシスコ空港に到着してすぐ、マンションの近所にある飼い主のいない動物を保護するシェルターに行ったらしい。が、結局気にいる猫がいず、オークランドまで行き、そこのシェルターで巡り合った猫は2歳。次男もマリーも猫を飼うならシェルターから引き取りたいと決めていた。必要とされていない猫を一匹でも助けたいという気持ちがまず一つ目の理由。

もう一つの理由は大人の猫なら自分たちに合う性格かどうか判断できる。だから、フレンドリーで遊び好きな猫を選んだらしい。

種類はDomestic Short Hair Mix、つまりアメショの雑種だそうだ。マイクロチップ、避妊手術、ワクチンが全て終わっていて50ドルで譲り受けた猫の写真を長男に送ると、長男の彼女サキが飼っている猫とそっくりだ、と長男も写真を送ってくる。

名前はIdle(のらくらしているという意味)に
なりそうだ

これはサキの猫
どちらもかわいい雑種で似ている

2人の息子たちとiPhoneで会話をしながら、姉のオススメのしだれ桜を見に米原方面に行ってきた。なんでも今朝NHKのニュースで見た徳源院というお寺のしだれ桜が『今見頃』できれいだそうだ。この徳源院は米原から東海道本線に乗り換えて3つ目の柏原駅から歩いて20分のところにある。京都から米原までは新幹線で20分足らず。それなら2時間あれば往復できるだろうと思ったのが甘かった。

電車は1時間に2本しかない
しかし、そこが良いのだ

柏原駅には改札機さえない。人もまばらで、このお寺に観光客が訪れることはほとんどないのだろう。今日は朝から訪れる観光客が途切れないことに、駅員さんもびっくりした、ということだった。

このひなびた感じがなかなか良い。日本人の原風景という感じで、懐かしい気分になる。向こうから来るスポーツ部員が走りながら、全員『こんにちは!』と声をかけてくれる。おお、ここにはまだ『柔道一直線』の世界があるのか(古い・・・)。

徳源院に向かう道

徳源院に着いた。ここにいる30人ぐらいの観光客は90%が団塊の世代に違いない。しだれ桜もなかなかきれいだが、個人的には桜よりもこの三重塔がすばらしいと思った。目が釘付けになる。





この色、質感は世界に誇れるワビ、サビの世界
『あ〜、日本人に生まれて良かった』

あ、しだれ桜はこの2本です

今日は5月中旬の気温で、汗ばんできた。父のホームに行く前にフラペチーノでも飲みたい。帰りはちょっと違う道を歩いてみよう。

Google Mapさまさま

県道に出てみた。

スタバを諦めた瞬間