家の前の桜が咲いた |
次男とマリーが東京から京都に移動して来た日曜日、京都駅からそのまま2人をホームに連れて行った。なんと父は次男を覚えていた。長男の名前も覚えている。マリーを紹介し、来年あたり結婚するかもと言うと『コングラチュレーション!』と大きな声で言う。
とにかく機嫌のいい父はノンストップでしゃべる。若かった頃自分は背が高い方だった。163㌢の身長は当時は大きいと怖がられるくらいだった(そうだろうか、ギモン)、だから娘たちも背が高い。父にとってこれは自慢話なのだろう。
次男は父の話すことがなんとなく少しわかる、という程度だがどんな話題なのかついていけるようだ。始終和やかな雰囲気でマリーも話の輪に入ってくる。『東京から移動してきたばかりで、時差ぼけもあるから今日は早く帰ろうか。次は京都最終日の金曜日にまたおじいちゃんの顔を見に来よう』と言う私に二人が、『せっかくだからおじいちゃんに会いに毎日来ようよ』と言う。
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高校時代、ラクロスの試合で負けると怒って自分の部屋に行き、ドアを大音響で叩くように閉めていた次男。爆発する怒りに家中が暗いムードになってしまっていたが、次男が泣く姿は見たことがなかった。
それでも次男は嬉しい発見をしたようだ。今度はニヤニヤとし始める。自分はいい遺伝子を受け継いでるかもしれない、と言う。一体どんな遺伝子なのか。
『91歳なのにまだまだたくさんある髪』だそうです |