2014年3月18日火曜日

膝蓋骨脱臼

友人Kは大型犬を飼っている。確か今10歳ぐらいになるチャウとジャーマンシェパードなどのミックスで、かなり大きな犬だが甘えん坊らしい。Kはその犬との別れの日のことを考えるだけで、今から泣くそうだ。

フローリングは滑るので
カーペットブロックを敷いた
その気持ちが最近わかるようになった。アプが死んでしまうことを考えると涙が出る。いや、アプが嬉しそうに走っている姿を見るだけで目の奥がツーンとなる。なにしろアプは活発な犬だ。じっとしていない。いつもいつも遊んでほしいとオモチャを持って来て待っている。

トレーナーに預けた日のアプ

公園で他の犬を見ると一緒に遊びたくて襲いかかる。二本足立ちで観察する。そばに行きたくてキュンキュン鳴く。社会性を持たせないと、と姉が人間や犬と遊ばせた。その甲斐はあった。とにかく犬の幼稚園でもどこでも、皆で遊ぶのが大好きだ。

公園に連れて行くと全速力で走り回る。走って跳んでいる時の笑顔は本当にかわいい。その笑顔を見るだけで涙が出る。








アプは天衣無縫、天真爛漫、一切の悪意がないのだ。Kは飼っている犬のことを『気のいい奴』と言う。アプも気のいい奴なのだ。

アプはいつも笑顔

そのアプが散歩の時左後ろ足を時々スキップしているのに姉が気がついた。かかりつけの獣医は何でもないと言ってくれたが、やっぱり心配した姉が形成外科専門の獣医に診てもらいたいと言うので、先週の木曜日一緒に連れて行った。

診察台の上で姉を見るアプ
所見では膝蓋骨脱臼だということだった。それも両足ともだ。レントゲン写真を撮ってその診断は確実になった。手術が必要だということ。手術はかわいそうだが40分で終わる。それよりも大変なのは、術後6週間安静にしないといけないことだ。説明書のその部分を見た時は失神しそうになった。

6週間!!あの一時もじっとしていないアプをケージに入れて6週間安静にさせる?

骨の成長が終わる前に手術が望ましいということで、とりあえず4月22日に手術、25日に退院ということになった。姉はその事を考えただけでストレスがピークになり、セカンドオピニオンを聞くために、避妊手術をしてくれた獣医に連れて行った。


その獣医は『手術をしないというオプションもある、その場合跳ばせない、滑らせない、二本足立ちさせない、サークルは屋根を付ける。顔を舐めるのも二本足立ちになるのでやめさせる。部屋でボール遊びはしない。とにかく膝に負担をかけない。しかし筋肉を付ける運動は必要。』と言う。つまりアプの大好きなことを全てさせないということだ。
つまりフェンスの上にこういう風に屋根をつけるのだ

最初に手術を提案した医者は信用のある優秀な獣医だとセカンドオピニオンをくれた医者も言うので、手術はやはりしないといけないのかもしれない。姉はアプをサードオピニオンをもらうために、もう一人の獣医の元に今週末連れて行く。アプが幸せでいられるために万全を尽くし、あとで後悔しないようにするためだ。

アプは甘やかされているのだろうか。そんなことはない。

アプのベットに湯たんぽは3つ置くけど?