2021年9月21日火曜日

老後計画1 卒婚?

4歳児ともうすぐ1歳になる子供を連れた次男夫婦と、長男夫婦がキャンプから帰ってきた。



上の写真はキャンプ前夜、次男の家の裏庭で私が用意した鍋とお刺身の夕食の様子だ。


次男とヒロはトラックに取り付けたテントで寝て、マリーとアキはレンタルのトレーラー(ダブルベッド、シングルベッド2つ、キッチン、トイレ、冷蔵庫と冷凍庫がついている)の中で寝た、ということ。


トレーラーを牽引する次男のトラックと、スバルに乗った長男夫婦がヨセミテに向かって金曜日の朝5時に出発し、日曜日の夕方帰ってきた。


長男とサキは普通に地面にテントを張って寝たい、ということで、6人がハーフドームの見える場所で固まってキャンプしたらしい。


次男とヒロはこのトラックにテントを取り付けた

牽引したトレーラー


私は3日間の休暇を楽しもう!と1人でテラスカフェに行ったり、Kみさんとスタンフォードショッピングセンターに行ったり、と満喫した。


ランチはターキークラブサンドイッチと紅茶で
チップ込2750円ぐらい

以前に比べると人が少ない


Kみさんと私の最近の最大の関心事である、老後は日本かアメリカか、という話になった。


Kみさんの疑問は、「老後アメリカで子供のそばに住みたい、という人は、具体的にどこで誰が自分の世話をすると考えてらっしゃるのかしら。」ということ。


そう言われてみると、私も自分がいかに漠然としか考えてなかったことに気がつく。


長男夫婦は、子供を持たないと決めているわけではないが、持つという決断もできないそうだ。


二人は今35歳と34歳。


私は、この二人は多分このまま決断することができず、子供は持たないのだろうなと思っている。


そして、それは彼らの選択だし、私には文句も意見も一切ない。


キャンプ前夜脱皮中のカマキリに見入るヒロ
ハンドルの下、ヒロが指差す先にいるカマキリ見えますか?


サキ母Mよさんははもうすぐ71歳になる。そして来年退職する予定。


Mよさんは、「いずれ同居しているサキと長男に世話してもらうことになるのかな。」とおっしゃる。


多分サキも長男も、そして次男も具体的な親の世話、介護がどういうものであるか、というのは想像できないだろう。


私は親の介護をしていた時、介護に関する一切の感情や愚痴を子供たちには言わなかったので、彼らは親の世話/介護のイメージを全く持っていないだろう。



では、私は具体的にどういうビジョンを持っているのだろうか。


今と同じ地域に平屋を探して移り住む、ケアが必要となったら一日数時間ずつヘルパーさんに入ってもらう?などぼんやりとは考えてはいたが、寝たきりになったらどうする?


子供が親の介護をすることが、どんなに過酷なことかを知り尽くしている。だから、子供には絶対に頼りたくない。


この地域では、一日24時間のケアが必要な場合、ケアラーさんへの支払いは月額1万ドルかかる。


食事は?和食なんか期待できるはずもなく、毎日サンドイッチと豆のスープ?ハンバーガー?



突き詰めて考えてみると、やはり老後は日本しかないのでは?


Kみさんと話していると、毎回そういう結論になっていく。


日本に小さなマンションを持ち、元気なうちはアメリカと日本を行き来する、というのが理想かな、とおっしゃるKみさん。私も同感だな、と考える。


Kみさんに聞かれた。


「ご主人はそれでいいの?」



目が点になった。


頭の中が白紙になった。


私の老後計画に夫は入ってなかった。



あまりにも漠然と考えていたせい?


Kみさんは、ご主人がかなり歳上なので、自分が一人になった時、というのを前提にしてらっしゃるのだ。


私と夫は同年齢。


「老後計画に夫は含まれてなかった・・・」と言う私にKみさんは優しく「卒婚っていうのも、良いコンセプトだし、その形は色々あって良いと思う。」と言ってくださる。


う〜ん、そもそも、夫こそ自分が介護が必要になった時どうするつもりなのだろう。


夫の性格上、子供に頼るつもりはないだろうが、18歳で親元から離れた夫に、「年老いた者の世話」の具体的なイメージは全くないはずだ。


つまり、介護するのは私?


ありえない・・・と思うが、このままではどちらか先にケアが必要になった方が、もう一方からのケアを受けるしかないではないか。


目の前が真っ暗になる(大げさ)。



卒婚・・・


卒婚という言葉のイメージはあまり良くない?


なら、結婚からの脱皮?

4 件のコメント:

  1. mikimieさーん、老後は絶対に子供達のそばがいいですよ!!と声を大にして言いたい ^^
    うちは数年前に夫の90代の母を見送りました。
    義母は車で40分ほどはなれた町に一人暮らしをしていたのですけど、歳をとるとごとに自分で出来ないことがどんどん増えていって、庭仕事や家の掃除や修理、食料品の買い出しから病院の付き添い等々、週の半分は息子達(夫と二人の兄)が交代で出かけてました。最後の数年は一人暮らしをさせるのは無理になり老人ホームへ入居したので介護はしなくてよかったのですが、それでもホームの入居手続きに始まり入居後もしょっちゅう呼び出しがあって大変でした。
    義母を見ていて、本当に子供たちがいたから最後まで幸せに過ごせたんだな、ああ、子供のいない我が家やどうすればいいのか・・・もう不安しかないですわ(涙)

    うちは旦那のほうが少し年上なので、順番から行くと私が旦那を介護することになると思います。アメリカ生まれの彼は老後はアメリカのほうがいいみたい。でも旦那を見送った後私がアメリカで一人生きていくのは難しそうで、やっぱり日本かなあと思ってます。アメリカは車運転できないと生活できないじゃないですか。ああ、本当に老後のことを考えると頭が痛いです!

    サキさんのお母様は70歳で現役仕事されてるんですね、すごいです!!
    私もまだあと5年、いや10年は働いて日本でマンション買うお金を貯めようと思ってたのに、去年コロナで失業してしまいました... :(
    また仕事を探せばいいんだけど、この1年でぐうたらしていて、今更働く気力はありませんわ。もうこうなったら夫にしっかり働いてもらうしかないかー(笑)

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    1. akikoさん、
      ご主人と義兄さんたちは義母さんを本当によくお世話されたんですね。すごいです。
      私も老後は子供のそば、と漠然と思っていたのですが、やはり子供には迷惑かけたくない、って思うようになりました。
      自分自身が介護をして、どれだけ大変だったかわかっていたのに、それでも子供に頼らざるを得ない状況にするところでした。いえ、ある程度は頼らざるを得ないと思うのですが、できるだけ子どもたちに負担はかけたくないです。
      となると、早く日本に移住して、日本でサ高住とかに住んで、たまに子供が日本に来たらお小遣いあげられるような母でずっといたいですが、それも難しいでしょうね。
      今後お金をしっかりためて、日本で24時間ヘルパーさんを雇えるようにならないかなあ、なんて思ったりもします。
      日本は生活費も賃金も安いので、アメリカよりは日本でケアをしてもらう方がいいかもしれません。

      アメリカは車がないと生活できないですよね。
      でも、あと10年ぐらいで自動運転の車がどこにでも連れて行ってくれる、と期待しているのですが。
      とはいえ、老後アメリカはなかなか厳しいものがありますよね。英語も絶対しゃべれなくなりそうだし・・・

      はい、サキ母さんは経理のマネジャーとして現役ですごい!それも車で片道1時間以上かけて通勤なさってるし。
      コロナで失業なさった方多いですよね。akikoさんもそうでしたか。残念でしたね。
      でも、ご主人にふんばっていただきましょう^^
      アメリカは年金も配偶者の半分がもらえるし、日本よりは年金システムはいいかも。

      夫の介護はしたくないな〜。でもうちは夫が私と同い年だし、向こうの方がスタミナもあるし、姑も88歳でピンピンしているから私の方が早く死ぬでしょう。
      少なくとも姑よりは長生きしたいですが^^;

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  2. もちろんお姑さんより長生きしてください!!そして人生楽しみましょう^-^
    うちは義母が長生きで、旅行へ行くのも何をするのもいつも一緒で、それはもう、語り尽くせないほど色々大変だったんですよ。とにかく絶対に何があっても義母より長生きしなくては、そして彼女なしの人生を楽しみたいと願ってたおりましたー^^ まあ実際居なくなってしまうと一緒に過ごした時間を懐かしく思い出しますが。
    日本にマンションを買ってアメリカと日本を行き来する楽しい老後、絶対に実現させましょう!!(^0^)//

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    1. akikoさん、
      あら、姑のことで話が合いそう!^^;
      うちは100歳は軽くいくと思うんですよ。
      あと12年以上もも悩まされると思うと、悲しくなります。
      姑だけならまだしも、こちらは義兄が悪夢のような人なので、頭の中でやっつけて楽しんでいます。
      日本とアメリカの往復、それには健康でいないといけないですね。
      お互いに夢を実現させましょうね!

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