2014年6月23日月曜日

手術

かかりつけの病院からお知らせが来た。



結石破砕手術とその後の尿管ステントに関しては、保険会社から支払いが承認されたという内容だ。

体外衝撃波結石破砕機



手術手術と言うが、これは治療であって手術ではない。



日本では痛み止めを使う場合もあります、と書いてあるのにこちらでは全身麻酔までするのだ。



友人Y子が言う。



全身麻酔するのはアメリカ人が我慢しない人種だからよ、多分、と。



ふむ、一理あるなとも思った。

石が粉々になる
(はず)



色々なことに我慢強くないアメリカ人は日本人よりも多い、と独断と偏見で考える。



日本人は耐える民族だ。



歯医者さんでだって散々治療の痛みに耐えて来た。



だから、こちらでちょっとした治療の痛みを感じてもなんともない。



私を治療しているドクターHに、助手のタミーがささやく。



「ほら、彼女を見てごらんなさい。顔の筋肉一つ動かさない。」



だから模範的な患者と呼ばれる。



これぐらいの痛みで他の患者はどこまで騒いでいるのだろう、と思った。



そういえば出産の時も、周りの陣痛室から聞こえて来る阿鼻叫喚の中で、私は一人『ククククク』と耐えていた。


Yは続ける。



「手術中にちょっとでも痛みがあったら、アメリカ人は大騒ぎするんでしょ。だから、そうなった時対処が大変だから、最初から全身麻酔するんじゃない?」と。


そうか、そういうアメリカ人の犠牲になって、私は全身麻酔で『手術』するのだろう。



だから、前夜からは飲食してはいけないし、『手術』後24時間は家で誰かが付き添うこと、と書いてあるのだろう。



などとアメリカ人を皆ひっくるめて『我慢できない人』と無理矢理結論する。



実際はアメリカ人でも忍耐強い人、日本人でも痛みを我慢できない人、といるはずなのに。



とにかく、昨日食べた激安日本食のことを思い出しながら、気になることはただ一つ。


術後いつ食べていいんですか