2014年4月23日水曜日

肌の艶

姿勢が悪いせいか肩こりがひどい。足は右側の股関節がスムーズに廻らないし、毎日だるくて仕方ない。近所のスーパーにあるマッサージに行くことにした。最終予約が7:10。だから父のホームには6時前に行って1時間だけいることにした。

午前中は片付け続行
大分片付いて来た
夕食を終えた父に薬を飲ませて部屋に戻ると何か食べたいと言う。父の大好物であるおはぎを食べたあと、父はまだ何かほしがる。バナナ一本。これも認知症のせいなのだろうか。最近本当に父はよく食べる。


1時間おしゃべりしたあと、7時10分前にホームを出ようとすると、父が『もっとおってえ。寂しいのに。姉ちゃんは来んのか。しばらく顔を見てない。寂しい。』とまたあの甘え声のだだをこねる話し方が始まる。

このホームの父の街には入居者が8人ぐらいいるが、他の入居者の家族を見かけることはまずない。唯一人時々見かける娘さんがいるが、あとは1年間通って一度も他の家族を見た事がない。父以外の入居者は皆話もできない重症患者なので、家族は来ても仕方ないと感じるのだろう。が、つまりそれは父がこのホームにいても寂しいと感じるということだ。


去年2階にいた時父には話し相手が何人もいた。仲良しの矢野さんと話がはずむのを見て安心していたのに、父は段々と矢野さんのことを遠ざけるようになった。矢野さんが自分を避けている、と自分で決めつけてしまうのだ。こうして父は仲良しを失っていく。あのまま2階にいたら、父は人間関係で問題を起こしていただろう。

父が寂しがっているからといって何時間も一緒にいてあげると、父はどんどん図に乗るタイプだ。今日はお医者さんに行かないといけないので帰る、とやっと振り切ってホームを出た。それにしても父の肌の艶は90歳のそれとは思えない。長生きするのだろうか・・・。複雑な気持ちだ。


マッサージでは一つ困ったことが。うつぶせになって鼻だけをマッサージ台の穴から出していると、その下に置いた自分の手にポタポタと鼻水が垂れて来るのだ。アレルギーの薬を飲んでいても鼻水がすごい。アメリカでは薬を服用し始めてからは完全にコントロールされていたのに、日本では効果がない。日本では日本の薬が必要なのだろうか。しかし至福の時間だ。それにこの辺りは田舎のせいか安い。70分で4000円を切る。


さて、リビングルームはかなり片付いて来たので、あと2日あればめどがつきそうだ。とはいえ、書類は個人情報のあるものはシュレッダーにかけるべきだろうし、その見極めに時間がかかる。

父は100円ショップが大好きで、細かいものをため込んでいるが、その中にはこれ役に立ちそう、というものが時々ある。

こういう優れものが時々出て来るから
なかなか片付けも時間かかるんですね