新幹線から見た関ヶ原 |
雑誌で見た銀座にあるクリニックに行って、体調が悪くなる原因を調べてもらおうか、などと考えたりする。が、原因はわかっている。身体の糖化。それから遅延型食物アレルギー。これらプラス酸化ストレス測定検査などを受け、初診料の21000円を含むと全部で10万円近くかかる。
父が昔北野天満宮の市で買って来た蝋梅が咲いた |
何もかも口に入れるアプ |
また父が色々と騒いでいるのかと思うと余計気がめいる。なんで他の入居者のように穏やかにニコニコと人に迷惑をかけずに暮らせないのか。それにしてもホームからの電話で、家族に対処してくれ、と言われてもどうにもならない。父は孤独なのだ。気分を変えるように話してくれればいいのだ。娘さんは夕方来られますよ、それまで一緒に運動でもしましょう、と声をかけてくれればいいのだ。どうにか学習してもらえないものだろうか。
先生が今日はかるたで遊びましょう。まずこの絵を見てください、と魚の絵を皆に見せる。どうもこの魚は鯉でまな板に載っているらしい。その絵を見て先生が父に聞く。これ何ですか。
父は『まな板の鯉』と誇らし気に大きな声で言う。ドーパミンが出始めているのがわかる。父がニヤリと微笑みながら付け加える。『私のことです。』そうか、父はホームで暮らしている自分のことをそう思っているのか。
今日は姉が東京に行っている。以前は姉と私とで一緒に東京やニューヨークに行ったりしていた。が、今は一緒には行けない。父の世話があるからだ。
夜用 |
昼用 |
この分では昼用の補聴器が壊れてしまったらまたトラブルになるのは目に見えている。昼用の補聴器の相談に四条烏丸にある補聴器センターに行ってみた。京都は東京や名古屋と違い、電車の路線が少ない。移動するにしてもJRと地下鉄などを乗り継ぐので時間がかかる。
4日ほど前にもここに来て話したのだが、昼用の補聴器は23万円だそうだ。23万円は高いが、父のお金だ。父のために使ってあげたい。が、果たして新しい補聴器を買って父が使いこなせるのかどうか。無理だ。全く同じものでない限り。
と考えながら四条烏丸にあるラクエ地下の進々堂でカプチーノを飲みながらパンを食べる。このカプチーノ、余りにも量が少ない。ピーツでいつも飲んでいるカプチーノに比べると、半分ぐらいだ。1杯ではとても足りない。
パンも足りない これもストレス |