アメリカで胃カメラを撮る、というところまで辿り着くのは簡単ではない。
なにしろまずかかりつけ医に胃の具合が良くない、と訴える。
消化器内科の医師を紹介してもらい、診察を受ける。
診察を受けて問題がある、と医師が判断してやっと検査を受けることができる。
私は今年の3月に受ける予定になっていたが、医師の都合でキャンセルになった。
検査でポリープが見つかり切除した場合、その後飛行機には2週間乗れない、と聞いていた。
私の場合飛行機に2週間乗らない期間があまりなく、結局やっと4日前の11月11日に受けることができた。
さて、当日は手術センターに朝7時までにチェックイン。
洋服は手術着に着替えさせられ、検温、血圧測定などのモニターが腕につけられる。
この検査を受ける前の準備室には、10人以上の患者がそれぞれベッドに横たわっている。
カーテン越しに、看護師さんからの質問に答える声が聞こえる。
左隣の男性は、結石破砕手術のために待機、持病は糖尿病と高血圧症。
右隣の女性は、大腸内視鏡検査、持病はやはり糖尿病。
私は胃カメラ検査、持病は甲状腺機能低下症。
互いの顔は見えないが、声は筒抜け。
やっと私の番が来て、ベッド兼ストレッチャーが手術室に押されて行く。
医師に挨拶、麻酔医が紹介され、その後のことは覚えてない。
検査が終わったあと、医師が私に書類を手渡ししてくれたことだけを覚えている。
所見には以下のことが書かれていた(Google翻訳)。
下咽頭は正常であった。
検査された食道は正常であった。逆流性食道炎、食道炎、腸上皮化生の有無を評価するため、冷鉗子を用いて前乳頭食道および遠位食道から生検を採取し、組織学検査を行った。推定出血量は最小限であった。
Z線は規則的で、切歯から40cmのところにあった。
胃体部および胃底部に、出血および最近の出血痕跡のない、3〜7mmの多発性無柄性ポリープが認められた。冷生検鉗子を用いて6個のポリープを切除した。切除および摘出は完了した。推定出血量は最小限であった。
検査した胃全体にわたって正常な粘膜が確認された。組織学的検査のため、冷鉗子を用いて生検を行った。推定出血量は正常であった。
十二指腸球部、十二指腸第2部、十二指腸第1部は正常であった。セリアック病の評価のため、冷鉗子を用いて組織学的生検を行った。推定出血量は最小限であった。
噴門と胃底は後屈時に正常であった。
検査ではその他の異常は見られなかった。
ということである。
ポリープを切除した、ということは癌の有無を調べるためだろうが、生検結果は2週間後ということ。
切除のダメージが大きかったのか、検査後の回復に時間がかかっている。
1日中ほとんど横たわった状態で、食欲もなく、卵入り雑炊を作ってやっと口にする。
とにもかくにも、今年は検査検査の年だったなあ、とため息が出る。
腹部エコー検査、腹部MRCP検査、ピロリ菌検査は全て問題なし。
日本で喘息検査、そして今回の胃カメラ検査。
トレーダー・ジョーズの抹茶餅アイスを食べながら、受けねばならない検査がもう一つあることを思い出した。



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