2022年1月13日木曜日

東尋坊の写真

シャワードアのパーツがやっと届き、ジャックさんとジーノさんによって取り付けられ、3つのバスルームのリフォームはこれで終了した。




実際取り付けられてみると、これは失敗だったなと思ったが、もうこれ以上何も考えないことにする。


人は目標を達成して幸せになれるのではなく、目標に向かうことで幸せになれる、という心理学の言葉を聞いたことがあるが、わかるような気がするなと思った。


そもそも自分の目標は何かと聞かれると、はっきり返事できない。


とにかく、日々穏やかに生活するだけで、精一杯。

今日の夕焼けはすばらしかった


いや、とりあえずコロナ感染状況が落ち着き、以前のような世界が戻ってくればいいと思うが、今はまだ静観するしかなさそうだ。


早く入国規制が緩和され、日本に行きたいとも思うが、それは目標ではない。


ここからの写真は、イギリスから日本に先週入国し、日本政府指定のホテルで現在隔離中の友人Yりさんが、提供されたお弁当である(今日が隔離6日目)。


どんなお弁当か見たい、と言った私に、「ありがたくいただいています」と写真を送ってくれた。









4日目の朝初めてパンが提供された






6日目の朝2度目のパン食

しつこいまでの写真のオンパレード
わたくし、お弁当大好きなもので・・・


明日が隔離最終日のYりさんは、その後ご家族の介護とまではいかないが、お世話をする日々が始まる。


Yりさんと話しているうちに、私も両親のことをよく考えるようになった。



母は幸せだったのだろうか。


父は幸せだったのだろうか。


娘たち二人が最期までそばにいてくれた両親は、幸せだったと思いたい。


死の前日までおどけていた父を思い出し、父の死は穏やかなものだったと思うが、どんな別れ方をしても、後悔は残るものだ。



完成したバスルームに、写真を撮るのが趣味だった父の写真を入れた額をかけたかった。


手持ちのブロンズ色のフレームに収まる、白黒の写真。


が、カラー写真ばかりで、白黒のがない。



ふと思い出した。


父が好きだった写真。


それは、京都から東尋坊までオートバイで行った時、父が撮った写真だ。


母の介護に明け暮れる父に、東尋坊まで1泊旅行してきたら?とある日姉が勧めたのだった。


まだまだ母の介護も過酷ではなかった頃のことだ。


お風呂に入りながら、両親に思いを馳せるのにちょうどいい写真だな、と思いフレームに入れた。




父の思い入れがあったこの東尋坊の写真は、もっと横長なのだが、手持ちのフレームに入り切らない。


フレームぐらい新しく買って、写真を完全な状態で入れればいいのに、そこが怠け者の私。


右端はちょこっと5㌢(暗く見える部分)ほど折らせてもらうことにした。



許せ、父

2 件のコメント:

  1. 東尋坊の写真素敵ですね。
    ちょっと寂しいような人を寄せ付けないような雰囲気なのに、うっすらオレンジがかった暖かみのある写真で見ていてほっとします。
    こうやって写真を飾ってもらえてお父様は嬉しいことでしょう。
    こちらのブログを最初からずっと読ませてもらって、ご両親はいつも明るく前向きで、愛情深くmikimieさん姉妹を育てられたんだなと思いました。私は親、特に亡父とはあまり近い存在じゃなかったので、ブログを読んでいてちょっぴり羨ましかったです^^

    それはそうと日本の隔離期間が10日になりましたね!!
    お友達のお弁当写真もすっごく美味しそうだし、これはもう日本へ行くしかないかなあと考え中です。あともう一押しして隔離1週間になってくれるといいなー^^

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    1. akikoさん、
      ありがとうございます。父の写真は、信楽焼のたぬきが並んでいるところとか、???というものも結構ありましたが、この写真は好きでした。
      両親は本当に明るくて、まあ、ここまでおしゃべりばかりする夫婦っている?といつも思っていました。
      ただ母は前向きでしたが、父は不安神経症で、自分の不安を私や姉に言い募ることに苛つきました。
      でも、今はそれを私が時々息子たちにしたりして、あとになって後悔します。
      akikoさんは、お父さまより、お母さまと近しい関係だったのですね。

      はいはい!10日になりましたよ!
      2月ぐらいでコロナ感染が落ち着いてくれないかなあ、と思ったりしますが、まだまだでしょうね。
      お弁当の写真、必要以上に何枚も載せましたが、お弁当って大好きなんです。
      ほんと、隔離一週間ならどうにか我慢できますよね^^

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