2021年2月4日木曜日

カウンセリング 1-1 自分自身のイメージ

もう更新はないだろうと半ば諦めてブログをチェックしたけど、最新の投稿を読んでみたら・・・

あれでは皆心配するぜよ、というLINEがイギリス在住の友人Yりさんから入った。

美味しいものを食べたいと思わない、って・・・お菓子はパクパク食べてるのんだから、あれじゃインチキでしょ!ということ。


持つべきものは友だ。


心配してくれた友人から次々メッセージが入って、それだけでも自分がどれだけ幸せか、そしてコロナ禍で大変な思いをしている人が多いのに、なんて贅沢なことを言ってるんだと恥ずかしくなる。


が、カリフォルニアばあさんこと、チビリッツさんから来たメッセージに救われた。


XXXさんのがぜいたくな悩みなんて、全くそんな事はないですよ。


悩む条件は何もないです。


その人の頭の中のケミカルバランスと思います。どんなきっかけでも起こりえます。



そうか。悩む条件なんてないんだ。私も悩んでいいんだ。


先週の火曜日あたりからどうも何もする気力がわかない、と思い始め、体に影響が出始め、木金土は怖くなるほど体調が悪かった。


そこで鬱を経験したS子さんと、カリフォルニアばあさんの娘さんが通われたカウンセラーに連絡したのだった。


S子さんからのメッセージにはこう書いてあった。ご本人の承諾を得て、S子さんの体験記を、少し加筆してここで紹介させていただくことにした。



2015年の夏頃に、###(ベイエリアの地域名)にある一軒家のテナントを追い出し(これも###の裁判所に行って裁判したので時間や費用がかかりました)、それからその家のリモデルを始めました。 


息子が**(市)を出て###に住みたい、そして娘も自分はいつか###に帰りたいから家を売らないで欲しいという希望がありまして、リモデルを始めたわけです。

約三か月の期間中、片道2時間の運転距離を毎週往復し、宿泊地がないのでホテル、友人宅、友人のゲストハウスなどを転々とし、 大工さん、電気屋さん、Home Depot(DIYショップ)の連中など、数カ所との交渉や管理など 一人でやりこなし、数度は身動きができなくなるほど疲労困憊してしまったのです。

台所が使えないので外食ばかり。最後は不眠が続きました。 

最終的にリモデルに予算の倍かかってしまったのは、シングルマザーとしては痛い出費でもありましたが、兎に角三か月で何とか内装は終わり(台所はできませんでした)、ホッとしたら今度は歯の調子がおかしくなりました。 

原因がわからず、4-5人の医者に行き、最後はPeriodontist(歯科系疾患専門医)で結論が出ました。 結局抜歯することになり、それも無事済みました。 




ところがです。 



忘れもしません、11月4日、2015年。 


朝起床した時、変な体調だったのです。 

ちょっと普段とは違うのです。


午後散歩に行きましたら続ける元気がなく1.5マイルで帰り横になりました。 


それから体調は悪化するばかり・・・ 


体が動きません。


不眠、食欲不振、寝たり起きたりの生活。

完全に介護が必要になってしまったのです。

 

何とか3人の方を雇い 食事を用意してもらいました。 それも普通の食事ができなく病人のような淡白なものだけしか食べられません。

友人が医者の送り迎えをやってくれました。

友人がお見舞いに来てくれましたが、ただベッドかソファに横になってぐったりしているだけの私はもぬけの殻みたいでした。

元気だったころの私を知っている人達はびっくりして、言葉もかけられなかったはずです。 



主治医に行き色々な検査を2か月かけてやっていただきました。 

結論としてどこも悪いところが見つからない、ということで精神科医を勧められました。 

そして主治医の紹介で、精神科医とカウンセラーに2016年の一月から会いだしました。 

これらは保険が効かなく、食事係の支払いなどで月に1000ドル以上の出費は大きな負担でした。 


精神科医はacute stress(極度ストレス)と判断し、薬を服用すれば2か月で必ず回復に向かうと言ってくれたのです。 

半信半疑でしたが本当に6週間である程度直っているのがわかり、2か月後には教会に行ける元気が出たのです。 これは自分にとっても奇跡としか言えません。 子供たちは自分の母親の変わり果てた姿を理解できず、戸惑ったはずですし、まず信じられなかったはずです。 この時は子供たちは助けになりませんでした。


以上がS子さんの鬱になった時から治癒した時までの話だ。



鬱状態がどんなものか知識のなかった私はこれを読んでびっくりした。


そしてありがたいことに私を心配し、電話をかけてきてくださったS子さんの話を詳しく聞いて、もっとびっくりした。


カウンセラーN先生に会うにもオフィスまで車も運転できなかったS子さんだったが、そのS子さんの元にN先生は通って来てくれ、ベッドサイドでカウンセリングを受けたということ。


そして、私にS子さんがおっしゃる。


お願いだから、今のうちにカウンセリングを受けて。今のうちに対処し始めて、と。


S子さんの体験記を読んでやっと、鬱状態というのは気分が重いなあ、と悩んでいる状態ではなく、体が全く動かなくなるほどの状態、知人が来てもそちらを見ることもできないような状態なのだと理解した。


ということは、私もひどい状態になるのを待つのではなく、今から対処するべきなのだろうと悟った。実際私も先週木金土は普通の食事が喉を通らなかった。(お菓子は食べた。)



遂に先週、カウンセラーに連絡した。


そして今日1回目のカウンセリングセッションがあった。


カウンセラーのH先生(N先生と相談してH先生の方が私には合うと判断した)が話したのは5分足らず。私が話したのは50分。



なのに、自分自身のイメージが180度ひっくり返った。


今晩はブリ大根作ります

0 件のコメント:

コメントを投稿