2ヶ月も家を留守にすることもあり、そんな時は男たち3人が一体何を食べているのだろう、と毎日考えた。
日本のスーパーのお惣菜や、オリジン弁当のようなお弁当屋さんがあれば、と何度も思ったものだ。
配達してもらえるお弁当がある、ということを聞きつけた友人が企画してくれた食事会。
お弁当を食べながら、その頃のことを思い出していた。
お弁当はチップ込みで$12。
メニューはエビとブロッコリーのバター炒め、揚げ麩の煮浸し、ワカメと長芋梅和え、オクラ胡麻和え、キノコと人参の混ぜご飯、鶏つくねの照り焼き、はまち大根の煮物。
こういう配達弁当があったら、もっと日本に長く滞在できたかもしれない。
父は2年前の今日、6月20日に逝ってしまったのだった。
両親とももういない。
父のことを考えたり、その頃の息子たちのことを考えて切なくなりながら食べた。
アルツハイマーを患った父との日々を、これから少しずつ振り返ってみたい。
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