2014年2月28日金曜日

いじめっ子?

アプの飼育で一番の懸念は社会性だ。いつも姉が勤務している間はお留守番、姉が家にいる時も姉と二人っきりでたくさんの人に囲まれるということがない。社会性が育たない犬は必要以上に人や犬を怯えるようになり、噛んだり吠えたりと問題犬になる可能性もある。

保育園のひな祭りの絵の前でスマイル
トリミングに行くとトリマーさんに『ものすごく怖がりさんみたいです。』と言われる。かかりつけの獣医にも同じことを言われた。困る。

だから今月は保育園デビューをした。

朝礼で行列?

会議中
一番右がアプ

毎週水曜日はトレーナーの所に行き一日トレーニングをしてもらう。なにしろやんちゃだから。

社会性訓練 
歩きの訓練

避妊手術のあと犬は体重が15%増加するらしい。どうもアプは先月に比べてどっしりしている。トリマーさんにシャンプーをしてもらったばかりなので、毛が全部立っていて太ったようにも見えるし、お尻がでかくなったようにも見える。とにかく公園に連れて行って走らせないといけない。社会性をつけるいい機会でもある。

散歩ですれ違う犬が大好き

今朝行くと先客がいた。ルナちゃんだ。ルナちゃんはおっとりしているトイプードルだ。ルナちゃんの飼い主さんとしばらく話した。ルナちゃんは4歳だけど1歳半ぐらいまではやんちゃでしたよ、アプちゃんも大丈夫ですよ、と言ってくれる。

ルナちゃんは極端な怖がりだそうで、飼い主さんは旅行にも行けないということ。やはりそれでは困るから社会性を身につけさせないといけない。いい機会だ。ルナちゃんを怖がらずに一緒に遊べるようになってほしい。

が、それは杞憂だった。ルナちゃんに遊んでほしいアプは、おっとりしたルナちゃんに体当たりして迷惑がらせる。ルナちゃんはムッとしている。ように見える。どうしたらいいかわからないアプは一旦ルナちゃんから離れて走り回る。が、しばらくするとまたルナちゃんの元に戻って体当たりする。遊んでほしい、というよりもまるでいじめているような仕草だ。

左が腰がひけているルナちゃん
アプは空気がよめていない
ルナちゃん飼い主さんは「大丈夫ですよ。遊びたいだけなんですよ。まだまだやんちゃだけど、段々落ち着きますよ。」と繰り返し言ってくれる。でも飼い主さんも、ここまでしつこいアプともうルナちゃんを遊ばせたくない、といつか思うようになるのではないだろうか。アプが落ち着く?そんな日が来るのだろうか。

我が家の息子たちは小さい時大人しい方だった。砂場で他の子のオモチャを取る子、殴る子、お店でじっとしていない子、そんな子のお母さんはいつもいつもハラハラしていた。『良かった、うちは大人しくて。』と思ったものだ。特にいじめっ子のお母さんは大変だろうなあ、と同情しながらも、うちはそうじゃないから良かったといつも胸をなでおろしていた。

今になって、いじめっ子のお母さんの気持ちが痛いほどわかる。

公園に犬が来ると伸び上がって観察するアプ
怖がり?まさか・・・