2014年6月27日金曜日

今日の友

昨日は結局一日動けず。夜はよく寝られたのだが、今朝一番にトイレで怒濤の血尿。



トイレの中いっぱいに広がる黒く見える血に、腰が抜けそうになった。

イメージとしては、この大きさの血が目の前に拡がった感じ



お医者さんに電話すると、大丈夫、とにかく水分を摂ってくださいということだ。



大丈夫、ってホントなのだろうか。



まるで黒いフライパンがトイレに落ちたような、そんな血尿だった(この表現、変?)。



まあ、でもそんなものなのだろう。



しばらくすると、砂のような石が10個ぐらいバラバラと出て来た。



とにかく水分を摂るしかない。



今日も一日起き上がることもできない。



友人が仕事のあとお見舞いに来てくれると言ってくれたが、断った。



嬉しいが、今日はただただ寝ていたい。





父が気になるが、姉からの報告によると変わりはないということだ。



しかも、食事は今までの形の全くないゼリー状のものから、また固形に戻してもらったということ。



アンパンやサンドイッチも食べられる父なのだ。



ゼリー状の食事ではいくらなんでもかわいそうで、このところ姉と固形食に戻すことを相談していたのだった。

薬はゼリーで飲む


こう言ってはなんだが、父のホームの食事はまずい。



びっくりするほどまずいのだ。



薄味にしてある、というのとはまた違うまずさで、いつも気になっていた。



人生の最後の数年をこんなまずいものを食べる毎日では、いくらなんでも父がかわいそうなのではないだろうか、と。



食べるということは、人間の大きな楽しみのはずだから。



が、いつも最終的には同じ結論に辿り着く。



父のようなむずかしい人を介護してくれるホームに、どうして文句が言えようか。



食事がまずいのなら、家族がおいしいものを持って行ってあげればいいのだ。



だから、姉は毎晩鰻やお饅頭を持って行ってあげているようだ。



この前は夕食後に、姉の作ったカレーを完食したということ。

食べたことはすぐ忘れる


そして、姉は父と四文字熟語の練習と引き算や尻取りをして帰る。



そうすると父は気分が高揚して、姉もホームをスムーズに出られるそうだ。



それがうまくいかない時、父は『帰らないでほしい。』と懇願する。



姉は仕事から急いで帰宅してアプの世話をして、1時間後にホームに行く。



ホームで1時間過ごしたあとは、一刻も早く帰りアプを散歩に連れて行ってやりたい。



そういうのを聞くと、早く帰ってあげたいと思う。



だから、水分を摂る。摂って摂って摂りまくり、石を出して再来週辺りは日本に行かねば。

今日のお友達
糖分34㌘のスポーツドリンク