2025年11月1日土曜日

空の巣

そろそろサンノゼに帰る日が近づいて来た。


マリーが4日前、ラスベガスでのバケーション後帰宅した時のフライトは、5時間遅延した。


さてさて、私が帰る日はどんな様子なんだろうか。


コロラドにいる間、孫ズは私の部屋の私のベッド脇に薄いマットレスを敷いて寝る。

モールに行く途中見える山々も冠雪した


毎晩私は、そのマットレスで孫ズ二人に囲まれ、24ページのクラシック物語を両横にいる彼らに読む。


三銃士、トム・ソーヤーの冒険、ガリバー旅行記、などなど。


その後、灯りを消して彼らは眠りにつく。


二人とも私の腕に自分の手を絡ませて、黙って聞いている。



思い出した。


この光景は昔あった。


二人の男の子たちが私の両脇で黙って物語を聴いている。


私は毎晩彼らに、「今晩読みたい本を選びなさい」と二人に1冊ずつ選ばせる。


その2冊が長い長い物語だと、心の中でため息をついたものだ。


が、それが短いものだとあっという間に終わる。


子どもたちはなんとなく腑に落ちないような表情だが、大人しく寝る。


あの毎晩の「オハナシ」の日々はいつ終わったのだろう。


突然終わった「日」があったはずだ。


その日はなんとも言えず、嬉しいような寂しいような気持ちになったに違いない。


子供たちが、大人になり始めた日だったのだろうと思う。



孫ズも、8歳の方はそろそろ一人で寝ると言い始めそうな様子。


昨夜も、自分の部屋で寝るか、私のベッドの隣に敷いているマットレスで寝るか逡巡していた。


うるさい孫ズでも、「もう本は読んでくれなくてもいい」と言い、私の部屋で寝なくなったら?


私は空の巣症候群を味わうのだろうか。

「一人で寝るね」と君が言ったから、
11月1日は空ダ記念日とか?(古ッ‼️)