2025年11月27日木曜日

感謝する日

明日はサンクスギビング。


今年からサンクスギビングとクリスマスはコロラドに行かず、長男のところで過ごすことにした。


コロラドでは20人以上集まりカード(ギャンブル)で遊ぶので、私は完全に蚊帳の外。


ギャンブルの嫌いな私は楽しめない。



木曜日の夜から、左目が痛くなった。


どうもなんらかの細菌感染らしいが、近所の眼科に飛び込むなんてことはありえないアメリカ。

日本で買った抗菌目薬をさしたが治らず


まず急患で診察してもらおうと(金曜日だが)、休日診療所のオンライン予約をした。


その直後、もしかしてかかりつけ医に空きがあるかも、と思いかかりつけ医のサイトをチェック。


Nurse Practionerという看護師さんと医者の間の資格を持つスタッフの予約に、奇跡的に空きがあった。


休日診療所のサイトに戻るが、キャンセルはオンラインでできない。


電話して、事情を説明してキャンセルを頼む。


5分後、10分後とチェックしても、予約は入ったまま。


もう一度電話すると、他の受付の女性が私の予約は入ったままだ、と教えてくれる。


心の中で舌打ちしながらキャンセルを頼み、オンラインで確認するとやっと予約はキャンセルされていた。


休日診療所とかかりつけ医の予約2つで$400ずつ取られたのでは、$800になってしまうと気持ちが焦る。


どうにかかかりつけ医のサイトで、ナース・プラクティショナーの予約を入れることができた。


この軟膏は保険でカバーされるので、$4ですんだ


診察後(病院までは高速を使って25分)薬局に眼軟膏を受け取りに行く。


午前中だけで、疲労困憊である。


胃カメラのポリープ生検結果もまだ出ていないし、年取ってアメリカで暮らすことへの不安がまた再燃する。



サンクスギビングは、今年も健康で暮らせたことに感謝する日である。


七面鳥などのメインは料理好きの長男が全て作る。


私が作るのはインゲンのキャセロールと、七面鳥に詰めるスタッフィングだけである。

スタッフィングとインゲンのキャセロールの
下ごしらえはすんだ


{サンクスギビングの夜追記:これが当日皆で囲んだ食事。}



上の列ターキーとスタッフィング、ベイクドポテト、ビスケット

2列目左から、ブロッコリーとカリフラワー、インゲン、マカロニチーズ

3列目インゲンのマッシュルームソース和え、牡蠣のスタッフィング、コーンブレッド(これはMよさんがトレーダー・ジョーズのミックスを焼いたもの)



韓国ベーカリーTous les Joursの美味パン
1個600円+チップ

巨大なCostcoのパンプキンパイは$6‼️

スタッフィングも簡単なレシピで、レシピと呼ぶことさえおこがましい。


ナショナルのフードプロセッサーで野菜をみじん切りにして、混ぜるだけだ。


とりあえず明日は家族で集まって、美味しいものを食べられることに感謝しよう。


25年前日本で買った、いつまでも壊れない
フードプロセッサーに感謝を捧げる

2025年11月20日木曜日

胃カメラ8日後

11月11日に受けた「胃カメラ検査、その後」を、記録しておきたい。


検査を受けたのは11月11日の朝8時。


その日は元気いっぱいで、検査が無事終わったことの安堵感で高揚していた。


病院のすぐそばに住む長男一家のところに、近所のスーパーで買ったランチを持って立ち寄る。


12日は朝から体調が悪く、寝たきり。


まあ、ポリープ6個切除すると日本では1週間入院するのだから、と安静にする。

この1週間、曇天が多かったのも、
体調に響いたような気がする

13日は前日と同じく体調が悪かったが、夕方から突然アドレナリンでも投与されたかのように元気が出る。


これでもう治った‼️と思った。


が、14日、15日は同じパターン、つまり起きた時から体調が悪いが、夕方から元気。


姉に状態を話したら、それはおかしい、医師に連絡すべきと言う。


この日(15日)は夜中の3時頃目覚め、体調の悪さで眠れない。


不安になり夜中に吉田昌生マインドフルネス・ボディスキャンという瞑想をする。


16日朝はまだ体調が改善しないので、10時に休日診療所で診察してもらうようオンライン予約。


この診察所は、私の主治医や消化器内科医が属するEl Camino Healthというネットワークに入っているので、診察は保険でカバーされる。


診療所に車で向かっている9時40分に、診療所から電話がある。


私の症状は胃カメラ手術後に起きたものなので、診察はできない、手術を行ったS医師に連絡するように、ということ。


緊急ならば救急病院に行ってください。


が、S医師にすぐ診察してもらえると思うんかい、と言いたかった。(が、もちろん言わない)


S医師は消化器内科のスペシャリスト、つまり専門医なのでオンラインで予約しようとしても、半年先まで予約枠は埋まっている。


ムッとした瞬間、アドレナリンのおかげか体調が奇跡的に回復する。


急遽方向転換し、クリニック傍の東京セントラルという日本スーパーに行き、柔らかいパンとさつまいもを買って帰る。

毎日さつまいもしか胃が受け付けなかった


その途端体調は80%回復。


翌日2㌔落ちていた体重も1㌔戻る。


長男から、家族3人(夫婦と赤ちゃん)ともノロウィルスに感染したので動けない、「飲む点滴」などを買ってきてほしい、という連絡が来る。



これが今こちらでは大流行
夫が買って長男宅に配達した


私はその4日前感染源になった長男友人夫婦と一瞬会ったが、感染しなくて良かった。


胃カメラ後の不調+ノロウィルス感染では生きた心地もしないだろうと思う。


その後17日も午前中はものすごくだるくなったりしたが、午後から回復。


近所を2㌔ほど歩いた


そして、昨日18日から90%回復した、と感じる。


切除したポリープは、今日(19日)までには病理検査がすんでいることを期待する。


そして、今までに医師から何も連絡がなかったということは、少なくとも緊急事態ではないのかも、と安堵。


とはいえ、今後のことが心配になる。


やはりなにかあった時に、気軽に医院に行ける日本の方が老後は安心なのではないか。


まあ、明日考えよう。


今日はとりあえず、ビフォー胃カメラの体調に戻ることだけに専念する。


ということで、腹の上に昼食を置いて
食っとります

2025年11月16日日曜日

胃カメラ検査を受けた

アメリカで胃カメラを撮る、というところまで辿り着くのは簡単ではない。


なにしろまずかかりつけ医に胃の具合が良くない、と訴える。


消化器内科の医師を紹介してもらい、診察を受ける。


診察を受けて問題がある、と医師が判断してやっと検査を受けることができる。


私は今年の3月に受ける予定になっていたが、医師の都合でキャンセルになった。


検査でポリープが見つかり切除した場合、その後飛行機には2週間乗れない、と聞いていた。


私の場合飛行機に2週間乗らない期間があまりなく、結局やっと4日前の11月11日に受けることができた。

オレンジ色に塗られた日は、
私がサンノゼにいなかった日


さて、当日は手術センターに朝7時までにチェックイン。

まだ外は暗かった


洋服は手術着に着替えさせられ、検温、血圧測定などのモニターが腕につけられる。


この検査を受ける前の準備室には、10人以上の患者がそれぞれベッドに横たわっている。


カーテン越しに、看護師さんからの質問に答える声が聞こえる。


左隣の男性は、結石破砕手術のために待機、持病は糖尿病と高血圧症。


右隣の女性は、大腸内視鏡検査、持病はやはり糖尿病。


私は胃カメラ検査、持病は甲状腺機能低下症。


互いの顔は見えないが、声は筒抜け。



やっと私の番が来て、ベッド兼ストレッチャーが手術室に押されて行く。


医師に挨拶、麻酔医が紹介され、その後のことは覚えてない。


検査が終わったあと、医師が私に書類を手渡ししてくれたことだけを覚えている。


所見には以下のことが書かれていた(Google翻訳)。


下咽頭は正常であった。


検査された食道は正常であった。逆流性食道炎、食道炎、腸上皮化生の有無を評価するため、冷鉗子を用いて前乳頭食道および遠位食道から生検を採取し、組織学検査を行った。推定出血量は最小限であった。


Z線は規則的で、切歯から40cmのところにあった。


胃体部および胃底部に、出血および最近の出血痕跡のない、3〜7mmの多発性無柄性ポリープが認められた。冷生検鉗子を用いて6個のポリープを切除した。切除および摘出は完了した。推定出血量は最小限であった。


検査した胃全体にわたって正常な粘膜が確認された。組織学的検査のため、冷鉗子を用いて生検を行った。推定出血量は正常であった。


十二指腸球部、十二指腸第2部、十二指腸第1部は正常であった。セリアック病の評価のため、冷鉗子を用いて組織学的生検を行った。推定出血量は最小限であった。


噴門と胃底は後屈時に正常であった。


検査ではその他の異常は見られなかった


ということである。


ポリープを切除した、ということは癌の有無を調べるためだろうが、生検結果は2週間後ということ。


切除のダメージが大きかったのか、検査後の回復に時間がかかっている。


1日中ほとんど横たわった状態で、食欲もなく、卵入り雑炊を作ってやっと口にする。


とにもかくにも、今年は検査検査の年だったなあ、とため息が出る。


腹部エコー検査、腹部MRCP検査、ピロリ菌検査は全て問題なし。


日本で喘息検査、そして今回の胃カメラ検査。


トレーダー・ジョーズの抹茶餅アイスを食べようとした時、受けねばならない検査がもう一つあることを思い出した。

乳がん検査

2025年11月8日土曜日

アップグレード

2月に日本に行くことにした。


スケジュール表を作るのは趣味なので、こうしてどこに何日に泊まるか、を複数バージョン作って考える。

京都の普段高いホテルも、2月は安い


とりあえずユナイテッド航空の往復を、特典旅行(つまり貯めたマイルを使って予約)ビジネスクラスで予約した。


物価が高騰している今、ビジネスクラスで飛ぶのに必要なマイル数も近いうちに瀑上がりするかもしれない。


なら今のうちに貯まったマイルを使わないと、となんだか焦る。


2月はやはり旅行シーズンではないので、片道100Kマイルで取れる。


普段は250K以上必要なマイル数が、100Kになるんである。


ちなみに1マイルはこの前まで1.75㌣買うことができたが、今はその倍になった。(が、安く買う方法もある)


私は例えばデパートで化粧品や洋服を買う時も、ユナイテッド航空ショッピングサイトに一度入る。


このUAショッピングサイト経由でデパートなどお店のサイトに入れば、1ドルにつき数マイルとかを獲得できる。


とにかく、私の2月旅行計画は以下である。


行きは東京に飛び、帰りは関空からサンフランシスコに飛ぶ。


もしZIP AIRのサンフランシスコ→東京便のエコノミークラスがガラガラなら、ユナイテッドはキャンセルし、ZIPエコノミーを予約する。


当日席についたら両隣の席を買う、あるいは3席空席のところに移る。


今年は4月6月9月と3度日本に往復した。


フルフラットは季節によって値段が違い、安い時には片道$1100+オプション(チェックイン荷物、機内持ち込み荷物、座席指定、などなど)で飛べる。


6月にギリギリで東京行きを予約した時は、最後の1席だったいつもより高いフルフラット席をとった。


なのに、エコノミー席はガラガラ。


あ〜、エコノミー席を予約すれば良かった、と思ったが乗ってみるまではわからない。


なぜならエコノミー席を予約する人は若い人が多いせいなのか?座席指定料金を払いたくない、というのが理由だと思う。


なので、オンラインで空席率を調べても、実際搭乗してみると座席は結構埋まっていたりする。

乗る前は空席(グリーンが空席)ばかりなのに
乗ってみると思ったほど空席はない


早い話、実際飛行機に乗るまではどれだけ混んでいるかわからない。


エコノミー席はとにかく安い。


オプション(チェックイン荷物、持ち込み荷物、食事、座席指定など)ナシだと、片道$250前後で予約できる時期もある。

私は毎回韓国焼肉を頼むが、
$16の価値はない‼️


2月はその時期だと思う。


なので、往路はZIP AIRのエコノミー席を予約するつもり。


以下の写真は、飛行機が離陸後30分ぐらい経過したところで、機内オプションで見ることができるサービスである。



乗ったあと、フルフラット席にアップグレードしたいなら、10万円で移ることができる(空席があれば)。


が、フルフラット席は20席ほどしかないので、満席になることが多い。


それに一旦飛行機に乗ったあと、10時間の快適さのために10万円を払う気になれるのだろうか・・・


座席が残っていてもトイレのすぐ隣、というケースが多い。



最初からフルフラット席を予約するには、私の今までの経験からだと片道平均1300ドルから2000ドルぐらいかかる。


エコノミー席を買った場合、オプションであと2席を買い、合計3席を使って横になって飛ぶことができればフルフラット席は必要ない(と思う)。


ついこの前までは、オプションで3席空席のところを選べば、空いた2席も無料で使うことができたが、今は空いた席の料金も払うことになったようだ。


が、その料金は各席2000円、とまあリーズナブルである。



シートを+する時は2000円。


他の座席に移る時も2000円。


つまり、他の席に移り、なおかつ3席使って寝転びたい場合はもう2席を買うので、6000円(という意味だと解釈する)。


合計6000円で3席使えるなら、ビジネスクラスを取る必要はない。


もちろんこれは空席があれば、という前提に基づいているのだが。


とにかく、私は2月に行きはZIP AIRで、帰りはユナイテッド航空を使うつもり。


今回の日本では京都に長く滞在する。


京都で姉にあるお店に付き添ってもらい、一緒に見てほしいものがある。



森山良子/清水ミチコのCMで気になっていたウィッグを試してみたい。



このバーコードからアップグレードしたい

2025年11月1日土曜日

空の巣

そろそろサンノゼに帰る日が近づいて来た。


マリーが4日前、ラスベガスでのバケーション後帰宅した時のフライトは、5時間遅延した。


さてさて、私が帰る日はどんな様子なんだろうか。


コロラドにいる間、孫ズは私の部屋の私のベッド脇に薄いマットレスを敷いて寝る。

モールに行く途中見える山々も冠雪した


毎晩私は、そのマットレスで孫ズ二人に囲まれ、24ページのクラシック物語を両横にいる彼らに読む。


三銃士、トム・ソーヤーの冒険、ガリバー旅行記、などなど。


その後、灯りを消して彼らは眠りにつく。


二人とも私の腕に自分の手を絡ませて、黙って聞いている。



思い出した。


この光景は昔あった。


二人の男の子たちが私の両脇で黙って物語を聴いている。


私は毎晩彼らに、「今晩読みたい本を選びなさい」と二人に1冊ずつ選ばせる。


その2冊が長い長い物語だと、心の中でため息をついたものだ。


が、それが短いものだとあっという間に終わる。


子どもたちはなんとなく腑に落ちないような表情だが、大人しく寝る。


あの毎晩の「オハナシ」の日々はいつ終わったのだろう。


突然終わった「日」があったはずだ。


その日はなんとも言えず、嬉しいような寂しいような気持ちになったに違いない。


子供たちが、大人になり始めた日だったのだろうと思う。



孫ズも、8歳の方はそろそろ一人で寝ると言い始めそうな様子。


昨夜も、自分の部屋で寝るか、私のベッドの隣に敷いているマットレスで寝るか逡巡していた。


うるさい孫ズでも、「もう本は読んでくれなくてもいい」と言い、私の部屋で寝なくなったら?


私は空の巣症候群を味わうのだろうか。

「一人で寝るね」と君が言ったから、
11月1日は空ダ記念日とか?(古ッ‼️)