2024年11月11日月曜日

日本を発つ前の色々な感情

 毎朝ホテルのレストランで同じものを食べている。


去年たまたま長く宿泊し、このホテルのプラチナ会員になったので、ビュッフェの朝食は無料である(2300円相当)。


なので、行きたくなくても毎朝行く。


行くと同じものを食べる。


イタリアンサラダ、プロシュートハム、ミニパンケーキとミニクロワッサン。

食べ過ぎか?


今朝は隣にシニア女性が4人座って、おしゃべりに花が咲いていた。


耳に心地よい関西弁が間断なく聞こえる。


私は早食いであるので、15分で食べ終わって席を立つ。


隣の女性たちが私に、「すみませんね、うるさかったでしょ?」と言う。


「いえいえ、関西弁が聞こえてきて嬉しかったです。関西から来ているもので。」と答えた。


そうなのだ。


やはり食事を一人でとるのは寂しいものなのだ。



毎日のように友人たちに会った。

新丸ビルでお蕎麦とサンマ(刺し身)丼


友人は、私とのおしゃべりには中毒性があるのか、しゃべらない日はなんとも寂しいと言ってくれる。

毎日見ているのに、毎回この景色にワクワクする


私も夜になると寂しい。


なので東京タワーを見て、胸が苦しくなるほど悲しくなるのだ。


夕方5時過ぎに撮った写真で、もうこの暗さ。

夜の東京駅舎


昨日は、日曜日で誰にも会わずにぼーっと過ごす日にした。


朝のうちに、銀座三越に歩いて行き、お昼と夜のお弁当を買う。

上はなだ万、下は銀座「えん」のお弁当
両方とも1070円だった


毎晩部屋で、一人黙々と食べるんである。


なかなかおもしろい番組がないので、テレビはつけない。


夜寝る前に、iPadでネトフリを見る。


日本にわざわざ来て、この生活。


なんの意味があるのだろうか、とネガティブ思考に陥る。


結局人間は、誰かのために何かをしている時に充実感を持つことができるのだろう。


なので、介護をしている時は辛くて辛くて、一日も早く終わってほしいと思っていたが、あの頃は充実感があったのだろうか。


いや、それは充実感ではなかった。


(多かれ少なかれ愛から来る)使命感、それだけだった。


そんなことを考えながら、三越銘菓百選売り場で今ハマっている栗蒸し羊羹「月よみ山路」を探す。


4本残っている!


満足感と罪悪感はあるが、買い占めた。


朝イチでこの棚の前に来た方の気持ちが痛いほどわかる。


虚無感

2024年11月9日土曜日

京都と東京での毎日

今回の日本滞在は重苦しい気分がデフォルトで居座っていて、毎日友人に会うことで助けられた。


誰にも会えない日は、姉やカリフォルニアと東京にいる友人たちにメッセージを送って、陰鬱な気分を緩和させる。

姉のマンションすぐそばの飲み屋さん?(Mでり)で、
880円の昼和食弁当(薄味で旨い❣)


四条河原町のポンドで和牛弁当(千円!)


が、ふと気がついたら、完全に一人でいる日が全くなかったことに気がついた。


結局毎日丸の内界隈で過ごしている


一人の時間、それはそれで楽しいが、やはり他の日に友人や家族に会える、とわかっているからこそ楽しいのだ、とつくづく思う。


毎朝ホテルのレストランで一人朝食


幸せな日々を送るためには、同じことをクヨクヨ考えず、独りよがりな考え方をしないことが必要なのだと考える。


しかし、そんな日はいつか来るのだろうか。



今回の来日は眼科、呼吸器内科で受診することが目的でもあったのだが、突然思いついて眉をアートメイクすることにした。

施術直前の眉(描かないといけないほど薄くなりつつある)


アートメイクとは皮膚の浅い部分に色素を注入し、汗などでメイクが落ちないようにするものである。


つまり、半永久的に眉を描いてもらうことになる(2、3年で薄くなる)。


思いついてすぐ麻布十番にあるクリニックに連絡したら、うまい具合にキャンセルががあったばかりで、予約し施術してもらった。


このクリニックを選んだのは、最先端の技術による施術だからだ。

2日間眉部分は洗うことができないが、
3日目に洗ったらこの写真より薄くなった


ここには、芸能人(Uアンナさん)や野球界の大御所(S庄選手)などなどが、施術を受けに来るということ(彼らとの写真やインスタグラムもある)。


医師の問診や施術してくださる方との話で、信頼できると感じた。


とにかく、朝起きた時息子家族とすぐ会うことも多く、眉が薄い(同じ年齢層の友人たちに比べると濃い方かもしれないが)のがイヤだったが、これからは寝起き顔で人前に出られる。


アートメイクは2回の施術で完結するので、冬にもう一度日本に来ることにした。


その頃アメリカはどうなっているのだろう。


夜、色々ことを鬱々と考えながら、滞在先の新橋から神谷町駅そばの成城石井に向かっていたら、突然目の前に現れた。


夜の東京タワー
泣きたくなるんだな、これが

2024年11月6日水曜日

めまぐるしいスピードで起きていること

先週成田空港に到着した。


ガラガラのZIP AIRエコノミークラス(片道のみ)を予約していた。


チェックインする荷物1つ、機内持ち込み荷物(上限が7㌔なので、追加荷物料金)、座席指定料金、機内食(夕食のみ)のオプションを入れて$400ちょっと。


復路のフライトはユナイテッド航空で取っている。


サンフランシスコを発つ前日の座席表では、ZIP AIRエコノミーはガラガラだった。


寝転んで過ごせるぞ!という目論見で私はピンクの星席を取った。


X印以外は空席



飛行機に乗り込んだ時驚いた。


機内はガラガラなのに、何故か私の列だけ隣の2席に人が座っている。

意外にもZIPのエコノミー席はレッグルームが広めだった


なのでCAに、「3席空いている席に移動できますか」と聞いてみた。


2700円でできるということ。


が、なぜ飛行機はガラガラであちこちに人がポツンと座っているだけなのに、私の座る列だけは3席満席なのか。


謎である。



兎にも角にも、日本での滞在が始まった。


まずは、成田→横浜→京都と滞在し、東京に移動。


鴨川はいつも美しい


東京に移動する新幹線の中で、次男から驚きの報告があった。


起業したばかりのビジネスを売ることになるかもしれない。

先々週マウント・ホイットニー登山をして来た次男


それも含めて、私の周りでは速いスピードで変化が起きている。


次男の引っ越し、起業、長男夫婦にまさかの第一子誕生などなど、過去11ヶ月は驚きの連続だった。

来週職場に戻る長男


とにかく人生に必要なことはポジティブでいること、と日々自分に言い聞かせる。


いつも口角をあげて、ニコニコすること。



そして、もう一つ今後の人生を豊かにしてくれるもの(姉所有物)を発見した。



ウィッグ❗️