2022年5月5日木曜日

霰粒腫(さんりゅうしゅ)1/2

自分が年寄りになるとは思ってなかった。


いや、年を取るのは当たり前のことで、知ってはいたが具体的にどんなことが起きるのか、が想像できていなかった。

雲が初夏っぽくなってきた


白髪、シワが増えて、顔も体も肉が下に〜下に〜と移動が加速しているのに、食欲が減退するわけでもなく、頭の中は40年前と大して違わない。


が、ふとまつげの生え際を見ると、白いタピオカがいくつもできている。


そればかりか、1週間前から左瞼が腫れて赤くなり、瞼の下で何かがコリコリするし、痛い。


当直の内科医(アメリカでは専門医にすぐ会うのは無理)にビデオ診察をしてもらい、これはStye(スタイ)、つまり「ものもらい」霰粒腫と呼ばれるものだと言われた。


ホットタオルで温めること、それでも痛いようならかかりつけ医に連絡するように、ということ。


アメリカでかかりつけ医(ファミリードクターと呼ばれる内科医)に連絡したって、実際に眼科医と会えるのは早くて1ヶ月先。


しかも、スタイはホットタオルで温めることによって症状が緩和される、と言われるだけだろう。


去年眼精疲労のことをブログに書いた時、真理子さんにコメントでアイマスクこのこと教えていただいたのに、ここ半年間はサボっていた(10月からジャックさんたちが出入りし始めるようになってから)。


コリコリは一日4回のアイマスクでも全く小さくならない。


そうか、年を取るということは、あらゆる不調で医者通いが始まるかもしれない、ということなのかもしれない。



やはり老後は日本しかないのか?とつくづく考えてしまう。


今はプランターで育てている野菜が日々の楽しみ
(ブロッコリーがすごいことになりつつある)


とりあえず、日本で形成外科医にこの直径5ミリの瞼のコリコリを切ってもらいたい。


検索するうちに、3月に泊まっていた池袋のホテルから歩いて行けるところに、良さそうな形成外科医を見つけた。


そこは美容整形外科としても診察をしているようだ。


美容整形外科で治してほしいところは100箇所ほどあるが、まあそれは60代半ばの人間には当たり前に起きる衰えなので、受け入れることにする。


が、そんな医師なら手先も器用で、瞼を切ってコリコリを摘出するという、繊細な手術も上手だろう。



ウクライナの状況、そして世界中でお腹をすかせている子供たちのことを考えると、自分はなんと小さなことで悩んでいるのか、と呆れる。


瞼のコリコリからの不快感は気になるが、もうそんなことで悩むのはやめて、年を取ることで目の上にこんなものがいくつできても大事でもなんでもないんだ、と受け入れよう。


そう考えながら久しぶりに出かけて買い物でもしてくるか、と車を運転してびっくり。


左目の視力が劇的に低下している上、信号、前の車のブレーキライト、光るもの何もかもにハローが見える。


また病院に電話して相談すると、途中から看護師さんの声音が変わる。


「xxxの番号にすぐ電話して、速やかに眼科医に会うようにしなさい!グッドラック!」

ヤバい・・・

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