2024年6月13日木曜日

老後はどこ?議論再燃 63 妄想老後生活 @ 堀川三条

昔から堀川通を歩くことはあまりなかった。


四条通、御池通、丸太町通、河原町通、烏丸通、木屋町通、などはよく耳にする通り名だと思うが、堀川通は少しマイナーかもしれない。


私が堀川通と聞いてすぐ頭に浮かぶのは、二条城と中京区役所。



その堀川通に住むことになった。


最終的に日本に住むことを決めたのは、2024年に91歳の姑と話したのがきっかけになったのかもしれない。


姑もその頃にはずいぶん以前と変わり、私への話し方も穏やかになっていた。


日本語で話せる人がもうコロラドにはいず、1ヶ月に1度催される仏教会でのカラオケ開催日だけが楽しみなのだと言っていた。


その時しか日本語を話せないから、どんなことがあってもその日には他の予定を入れないのだ、と。


具合が悪い時は、同居している娘が病院に電話し車で連れて行き、と何もかも娘におんぶに抱っこ状態だった。


その様子を見た時、「やはりアメリカでの老後生活は無理だな」と思った。


なので、私も日本に移住を決めたのだった。

毎日こういうお弁当を買って食べることができるのは幸せ

私のマンションは三条堀川にあり、築22年。


家族がアメリカから遊びに来た時に充分なスペースがある3LDK、85㎡の部屋を選んだ。

近くには休日診療所もある(千本通)


地下鉄烏丸線の烏丸御池駅まで徒歩9分、東西線の二条城前駅まで5分、阪急京都線の大宮駅までが9分だ。


家賃は月額20万3千円で、管理費・共益費が2万4千円なので、合計22万7千円。


近くには休日診療所もあり、なかなか住みやすい場所だ。


買い物は殆ど近所の三条商店街ですむ(多くの物は商店街内西友のセリアで)。


姉の住む御所南のマンションには歩いて20分。


二人でよく四条河原町まで行き、買い物や食事をしたりする。


姉マンションのそばにある進々堂もお気に入り


四条河原町の高島屋にも、新しい空間ができた

最近のお気に入りは、四条河原町にできた抹茶館である。


おしゃれな空間は狭いが、濃い抹茶味のアイスクリームがお気に入り。


対面式ではないスペースも多い

濃厚抹茶ソフトで650円


とはいえ、階段はとても狭くお店の中の平均年齢は25歳という感じ。


狭い階段をソロソロ降りる姉


さて、今日は安土城に来た。


京都駅から安土駅までは乗換なし43分である。


安土駅からは歩いて25分ほどで、安土城のふもとに到着。


安土城は標高200㍍の山の上にさらに45㍍の城が建っていたのだが、現在は城跡だけになっている。


城跡にたどり着くまでの400段の階段は一つ一つが大きな石なので、一段がとても高い。



登るには杖を使用することが勧められ、麓で無料で借りることができる。


体力には全く自信のない私だが、何故か階段を登るのは好きなのだ。


なので、一度登ってみたかった。


意外にもスイスイと登ることができ、天守閣跡に到達。


帰り道は、来た道とは違う下り坂を降りるのだが、木々の多い楽しい道である。



途中には摠見寺(そうけんじ)三重塔と二王門があり、これも趣がありオススメだ。

重要文化財の三重塔

同じく重要文化財の二王門


このお寺からは琵琶湖も見える。


さて、帰り道もまた20分以上歩き、安土駅に到着。


帰りは隣駅の近江八幡駅で降り、珈琲館でパンケーキ。


今や食べる楽しみが半端ない。


なので、レストランの食事がまずい時の怒りも半端ない。


レストランも、不満の多い高齢者が増えて
大変だわな

2024年6月6日木曜日

驚異の91歳

コロラドまで姑に付き添って来た。

連日30℃台だが、山には雪が残っている


姑は91歳。


コロラドには美味しい和食がない、だからサンノゼに来たいというのが姑の願いだった。


が、一人で旅はできず、まず義妹がサンノゼに連れて来た(義妹は2泊)。


帰り道は私に白羽の矢が立ち、私がコロラドに移動する日に姑の帰る日を合わせた(5泊)。



つくづく感じたのは、91歳でも元気な人間というのは、よく食べよく眠るのだ。


焼き鳥のお店「炭屋」で夕食
これは$15


このセットで$23ぐらい(+税金とチップが$6)

Walnut Creekというサンノゼから1時間ほどの街に、飲茶を親戚と食べに行く(車では必ず寝る姑)。


義姉が大量の食べ物を注文したのだが、姑はよく食べる。



夫側の親戚の子供2人を含む総勢11人で$500のランチ


もう日本語が話せる友人が残ってない、ということで、私と話すのが嬉しいらしく、ノンストップでしゃべる姑。


その合間にも運動を欠かさない。

背中が曲がっていない!


アップルウォッチが、「座っている時間が長過ぎる!」と警告を送ってくるので、数分おきに立ち上がってストレッチをするそうだ。


髪の量が多過ぎる上、硬いので自分では洗いたくない。


美容院に行きたいということ。


私もカットしたかったので一緒に行くことになった。


どの美容師さんも、姑があまりに元気なのと、その髪の量に驚く。

この髪の黒さを見よ!


さて、コロラドに移動する日が来た。


デンバー空港はとてつもなく大きく、歩く距離が長い。


なので、空港での車椅子補助(係員が押してくれる)を頼んだ。



サンノゼとデンバーの間は、サウスウエスト航空が一番便利で安い(と思う)。


が、この航空会社は搭乗24時間前以降にチェックインする際、180番までの番号が割り当てられる。


この番号順に搭乗でき、自分の好きな席に座ることができる、というシステムだ。


が、多くの乗客がいち早く乗りたい、と24時間前にチェックインする。


誰よりも早く搭乗したければ、$30前後の追加料金を払えばできる。


当然私は払いたくないので、24時間前に毎回チェックイン。


取れた番号は57番だった。


が、今回は姑が一緒なので最優先で搭乗させてくれた。


飛行機のドア前まで車椅子に乗って係員に押してもらった姑。


年齢よりも若く見える姑に、後続の乗客に気を使ってドアから座席まで走って行かないように(とはいえ、速くは歩けない)、と一応釘を刺しておく。


乗ってみて驚いた。


ほう〜、国内便でも一番前の席(バルクヘッド)はこんなに広いのか。


足もゆったり伸ばせる。


が、座席に座った途端・・・

足首エクササイズを始めた91歳であった